2022年3月1日、PayPayは4月以降に「PayPayボーナス」を「PayPayポイント」に名称変更すると発表した。それと同時に、「PayPay請求書払い」に関しては「支払い予約」や「同時支払い」機能の追加や、税金の支払いができる自治体を全国に拡大することも発表している。ところが、もうひとつ嫌な変更も発表された。それは「PayPay請求書払い」が4月以降は、特典ポイント付与の対象外となること。そこで今回は、PayPayの大幅なルール変更で4月以降どうなってしまうのか、まとめて解説しよう。
2022年4月以降PayPayの「PayPay請求書支払い」が大幅に変更される!
PayPayは2022年3月1日に大きなルール変更を立て続けに発表した。まず、4月1日以降、PayPayの利用などでもらえる特典「PayPayボーナス」の名称を「PayPayポイント」に変更する。
もちろん、「Yahoo!ショッピング」「PayPayモール」「ヤフオク!」「PayPayフリマ」などの特典もすべて「PayPayポイント」に変更されるが、名称が変わるだけで、現行のPayPayボーナスの運用面は何も変わらない。
次に、税金や公共料金をPayPayで支払える「PayPay請求書払い」については、新機能「支払い予約」と「自動支払い」が追加される。
まず、「支払い予約」は、紙の請求書のバーコードを、PayPayのスキャン機能で読み取って、支払い日を指定(予約)すると、PayPayが予約日に自動的に決済するというもの。
次に、「自動支払い」は、オンライン請求書サービスに登録した支払い先から、PayPayアプリ内に届いた請求書を、支払い期日の3日前にPayPayが自動で決済する機能。
いずれも、払い忘れを防げる便利な機能なので、なかなか使い勝手がよくなりそうだ。
今後はすべての都道府県の税金が「PayPay請求書払い」に対応する!
「PayPay請求書払い」については、2022年中に税金の支払いが可能な自治体が拡大され、すべての都道府県の税金に対応する。
まず、都道府県税(自動車税など)では、北海道、秋田県、山形県が追加される予定で、2022年6月までにすべての都道府県税が「PayPay請求書払い」で支払えるようになる。
次に、市税・料金(固定資産税/軽自動車税/国民健康保険料など)は、札幌市と千葉市が対応する予定で、これにより2022年4月はすべての政令指定都市の市税・料金が「PayPay請求書払い」で支払い可能となるのだ。
4月1日から「PayPay請求書払い」はPayPay支払い特典ポイント付与の対象外に!
2022年4月以降、「PayPay請求書払い」に新たな機能が追加されたり、全国の都道府県で利用できるようになるなど、利便性がかなり向上するのは非常に喜ばしいニュースだが、実はもうひとつ嫌な変更点がある。
それは2022年4月1日から、「PayPay請求書払い」はPayPay支払いの特典ポイント付与の対象外となること。
これまでは、「PayPay請求書払い」でもPayPay STEPのランクで0.5~1.5%の特典ポイントが付与されていたが、4月1日以降は特典ポイントがもらえなくなるのだ。
PayPay STEPの決済回数・利用金額のカウント対象は継続されるものの、4月以降に「PayPay請求書払い」を利用する場合は、注意が必要になるだろう。
●PayPay「「PayPay請求書払い」のPayPayステップ特典変更について」(公式)→こちら
●PayPay「新機能「支払い予約」「自動支払い」追加で「PayPay請求書払い」がより便利に!」(公式)→こちら
●PayPay「「PayPay請求書払い」の税金・料金の支払い対応自治体の拡大について」(公式)→こちら
●PayPay「PayPay請求書払い」(公式)→こちら