“サウナー”と呼ばれるサウナ愛好家が増加し、空前のサウナブームが巻き起こっている近年。2021年には「ユーキャン新語・流行語大賞」に“ととのう”というサウナ用語がノミネートされるほど、“サ活（サウナ活動）”が市民権を得ている。そこで、今回はそんなサウナーに聞いた「好きなサウナ」のランキングを紹介する。
サウナ好きな人はもちろん、興味はあるが楽しみ方がよく分からない、という人もぜひ参考にしてみてほしい。
サウナへは月に1〜4回、1人で行くという人が多数
（「アソビュー株式会社」調べ）
近年、サウナを題材にした漫画やドラマがヒットするなど、サウナへの関心は高まっている
遊びやレジャーの予約サイト「アソビュー！」を運営するアソビュー株式会社は、2022年2月に全国のサウナ好きの男女2,546名を対象にサウナに関するアンケートを実施、その結果を発表した。ここではその結果の一部を抜粋してお伝えする。
まず「どれくらいの頻度でサウナに行くか」という質問には、「毎週1回以上」が20.3%、「2週に1回以上」が16.2%、「1ヶ月に1回以上」が26.2%と、月に1〜4回ほど行く人が多かった。また、「誰とサウナに行くか」という質問には、「1人」と答えた人が圧倒的に多く64.6%、次に「パートナー」が15.2%、「家族」が11.1%と続いた。
続いて、好きなサウナの種類をランキング形式で紹介しよう。一口にサウナと言っても、さまざまな種類がある。一体どんなサウナが人気なのだろうか。第5位は遠赤外線の放射によって空気ではなく直接体を温める「遠赤外線サウナ」で9.1%。60〜70度の比較的低温であることが特徴で、多くの海外セレブたちが取り入れていることで日本でも話題となった。第4位は蒸気を利用した「スチームサウナ」で12.0%、第3位は細かい霧状のミストを利用した「ミストサウナ」で15.7%。高温・低湿度の乾式サウナに比べどちらも低温で高湿度のため、息苦しくなく最近は家庭用にも普及が進んでいるサウナだ。
本場フィンランド式サウナを抑えて第1位となったのは…
（「アソビュー株式会社」調べ）
フィンランドでは各家庭にサウナがあることも珍しくなく、街には公衆サウナも多数存在する
好きなサウナ第2位は、「フィンランド式サウナ」で22.0%。サウナ発祥の地であり本場であるフィンランドで日常的に親しまれているサウナ。サウナストーブとサウナストーンがあり、高温に熱せられたサウナストーンにアロマ水をかけ蒸気を作る“ロウリュ”を行うのが特徴だ。
そして今回のアンケートで見事第1位に輝いたのが、「ドライサウナ」で30.1%だった。温度は80〜100℃と高温で湿度は低く、水風呂と交互に入ることで自律神経が整うと、温冷交代浴をする人も多いドライサウナ。サウナブームに乗って、さまざまなサウナが登場しているが、やはり日本でサウナといえばドライサウナ、最も馴染み深く“サウナー”にも根強い人気があるようだ。
ちなみに、第6位以降は「ソルティサウナ」（5.8%）、「薬草サウナ」（3.4%）、「韓国式サウナ」（1.9%）と続いた。
サウナの起源は2000年以上も前、紀元前にまでさかのぼると言われている。日本で普及したのは1964年の東京オリンピックにフィンランド選手団がサウナを持ち込んだことがきっかけだったという。そのときに「第1次サウナブーム」が起こり、1990年代にはスーパー銭湯など温浴施設が急増したことから「第2次サウナブーム」となり、そして現在、「第3次サウナブーム」として再燃している。サウナの世界は知れば知るほど奥深い。だからこそ、長く人々に楽しまれているのだろう。
以上、サウナに関するアンケートを紹介したが、いかがだったろうか。心も体も“ととのう”サウナ、もし最近忙しくて疲れがたまっているという人がいたら日常に取り入れてみてはいかがだろうか。
出典元：【アソビュー！調査リリース】サウナー2,546人に「みんなのサ活」を大調査。温度、種類、設備など「好きなサウナ」を発表！【アソビュー株式会社】
※サムネイル画像（Image:Lutsenko_Oleksandr / Shutterstock.com）
