定額料金を支払い利用するコンテンツやサービスの総称「サブスクリプション」。いまや「サブスク」の略語でおなじみになり、音楽や動画、はたまた自動車まで、幅広い業界で導入されている。そんななか、SMBCコンシューマーファイナンスが30代・40代の金銭感覚に関する調査を実施。その結果、サブスクにまつわる最新のお財布事情が明らかになった。
モノを持たない時代を象徴!?サブスク利用金額は上昇中

サブスクにお金をかけている人は増加。気になる金額とは?(「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」調べ)
この調査は、30歳から49歳までの1,000名を対象に実施され、年収やお小遣い、貯蓄額など、お金に関する現役バリバリ世代のリアルがまとめられている。おなじみの項目に混じって、サブスクリプションサービスも調査されているということは、ブームの局面からステップアップし、現代社会になくてはならない定番サービスとして定着しているということだろう。
調査の結果、サブスクリプションサービスにお金をかけている30代・40代は「33.4%」と前回調査と比較して4.3ポイント上昇している。この層がひと月あたりにかけている金額の全体平均は1,528円で、こちらも前回調査から576円の増額となっている。
現代の30代・40代は、サブスクに関しては財布の紐がゆるんでいるが、コロナ禍が関係しているようだ。外出自粛期間が長く続いたことで、“おうち時間”をより有意義に過ごすためのツールとして動画や音楽のサブスク利用が増えたことが推測される。サブスクリプションサービス業界にとっては思わぬ追い風にのったかたちとなり、そのコスパ・利便性を多くの人が体感したことで、生活になくてはならない存在として定着したということか。