味ではなくストーリーを打ち出した黒ラベルとマルエフ

キリンの一番搾りは、50代以降でランキングが若干上昇している(「CCC マーケティングカンパニー」調べ)
さらに注目したいのは、総合9位「サッポロビール 黒ラベル」と21位の「アサヒビール アサヒ生ビール」だ。
サッポロ黒ラベルは総合では9位という結果となっているが、22歳~25歳では2位にランクインしている。大人エレベーターシリーズのTVCMは「大人ってなんだ?」というテーマの映像で、今までのビールCMとはずいぶん異なり、印象に残っている人も多いだろう。
また、アサヒ生ビール、通称マルエフも総合21位ながら20代では15位前後をキープしているが、こちらも味ではなく開発秘話を伝え、アサヒをよみがえらせた伝説のビールとして訴求していた。どちらも商品の裏側の「ストーリー」を全面に押し出し、ブランディングに成功。ブランドイメージで商品を購入している若者が多いといえそうだ。
おいしいのは当たり前、便利なのも当たり前、という時代を生きる20代。これからはストーリーがなければ若者は動かないといえるだろう。
出典元:23歳の1位は「スーパードライ」2位は「黒ラベル」!ビール類の1歳刻みランキング!【CCCマーケティング株式会社】
※サムネイル画像(Image:Takashi Images / Shutterstock.com)