「興味がなくて、離れたんじゃない!」加速する若者のクルマ離れの本当の原因とは?

長引くコロナにより生活様式が変化した今、クルマ自体の需要は増えていると聞くが、依然として若者のクルマ離れは続いている。

ある調査によると、都内在住の若者の約6割が生活にクルマは不要だと考えているそう。

90年代生まれの筆者も例にもれず、未だ運転免許すら未取得のままだ。

2022年4月2日に投稿された、うちを@yuki19920102さんの「新年度ということで、若者のクルマ離れ”の原因の99%はこれ()」というツイートは、3000件を超える「いいね」とともに、多くのTwitterユーザーたちの反響を呼んだ。

今回は、うちをさんのツイートの詳しい解説と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。

自動車税種別割ってなに?

うちをさんのツイートには、赤字で「領収済通知書」と書かれた一枚の紙の画像が貼られていた。

通知書をよく見ると、税目のところに「自動車税種別割」とあり、その税額は令和2年度分が「39,500円」と記載されている。

一括で支払うとすれば、多くの人にとっては結構な金額だ。

うちをさんは、若者のクルマ離れの原因として、この自動車税の負担の重さを指摘。

ツイートを読んだ人たちからは、「すぐに出せる金額じゃないですよね」との声や、「自動車を買うだけならまだしも、そのあとの維持費が高すぎる」という共感の意見が複数、寄せられた。

ちなみに、「自動車税種別割」とは、自動車の所有者に対して課税される財産税の一種である。

税金として回収したお金がどのように使われるのかというと、道路の整備費などに回るのだという。

ちなみにこの税金は一括払いなので、年度の途中で名義変更した場合でも、4月1日現在に車を所有していた人が1年分の納税義務者となるそうだ。

車を持つと、いくらかかる?

今、免許のない状態から、「そうだ、自分のクルマに乗ろう!」と思った人は、トータルで一体どれぐらいお金がかかるのだろうか。

まずは、免許の取得に教習所に通うとして、マニュアル車の取得でざっくり350,000円ぐらいかかる。

この時点で、「アッ、もう無理だ」と、学生であれば諦める人が多いかもしれない。

資金面を親に頼れるならまだしも、最初からハードルが高すぎる。

このままでは、ここで話が終わってしまうので、いったん免許を取得したと仮定して、普通自動車を購入するとしよう。

自動車の価格は正直ピンキリなので割愛するとして、初年度から先ほどの自動車税が年間30,500円ほどかかる。

続いて、自動車重量税が36,900円、自賠責保険が20,010円、法定点検を含む車検代金が100,000円。

こうして、次から次へと維持費がかさんでいくわけである。

この時点で、クルマ本体を含まずトータル537,410円。さらにここに、ガソリン代や任意保険料、またこまごまとした消耗品代などが加算されていくのだ。

居住地域によっては駐車場代もかなりかかるので、大学生どころか新社会人でも、都会ではマイカーを維持するのが難しいと言える。

若い世代の車離れの実態とは?

筆者は京都生まれの大阪育ちだが、高校時代から仲のよい友人たちは、結局7人中1人しか運転免許を取得しなかった。

高校卒業間際に、仲間内のひとりぐらいは「みんなで教習所の合宿に通おうよ!」とでも、言い出すかと思っていたが、誰もそういった考えはなかったらしい。

免許の「め」の字も出てこないまま、全員華の大学生活へとシフトしていった。

大手を振って都会育ちだとは言えないが、電車やバスがそれなりに発達している地域で青春時代を過ごしたので、仲間たちはみんな免許取得にメリットを見いだせなかったのかもしれない。

ちなみに現在は都内で暮らしているが、今から教習所に通うとなると、高速教習の実施場所が首都高速になるので、違う意味でハードルがあがってしまったわけだが、それはまた別の話だ。

Twitterでは、この「若者のクルマ離れ」に関して、「就職し、手取り14万前後の概算だと、軽すら持てなさそうなんですよね」という声や、「田舎だとクルマ必須だから、マジで地獄」などのさまざまなコメントが相次いだ。

また中には、「雪国は普通の維持費の他に、冬用ワイパーと冬用タイヤ等々の雪国用の装備も必要なので、さらに嫌になる」という意見もあり、地域によってクルマを維持するのがより難しくなっている実態も明るみに出た。

離れたくて、離れたんじゃない

では、どうすれば「若者のクルマ離れ」は解消出来るのだろうか。

クルマから離れた若者の中には、「必要ないからいらない勢」もいれば、「ホントは欲しいが維持できない勢」までさまざまな層がいる。

「クルマがないと生活が不可能な地域に住んでいる勢」は、離れられないだけでやむを得ず車を所有してはいるが、諸々の維持費の捻出により、見えない苦労を背負っている若者も多いはずである。

バブル期のように、気軽に買えて所有欲が満たされるというのが、本来の理想のマイカー生活だ。

ネットの記事などで「最近の若者はクルマに興味がない」などと書かれているのをよく見るが、あまりに高額過ぎて興味を持とうにも持てないのだ。

若い世代にとって新車を買うということは、一昔前に家を買うのと同じぐらいの決意がいるのである。

「ホントは欲しいが維持できない勢」に買ってもらうためには、やはり趣味としてクルマを所有出来るようになるぐらい日本の経済が回復し、若者の手取りが増えることが何よりも重要なのではないかと思う。

政治家の皆さんには、ぜひ若い世代への施策も、しっかりと頑張っていただきたい。

※サムネイル画像(Image:「うちを@435iは今とても健康です《Six Japan》(@yuki19920102)さん」提供)

オトナライフ編集部
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