意外と知らない「QUOカード(クオカード)」の使い方 買えるもの、買えないものとは?

お祝いや懸賞などでもらうことが多いプリペイド式ギフトカードの「QUOカード(クオカード)」。でも、どこで使えるか分からない、何が買えるのか分からないといった理由で、せっかくもらっても使わずに放置している人も多いようだ。そこで今回は、今さら人に聞けない、QUOカードの使い方や利用できるお店、買えないものなどについて詳しく解説しよう。

そもそも「QUOカード」って何なの? 

日本でも、ここ数年でPayPayに代表されるスマホ決済やクレジットカードなどのキャッシュレス決済がかなり普及してきたが、お祝いや懸賞、株主優待などでは、今でもプリペイド式ギフトカードの「QUOカード(クオカード)」をもらうことがある。

でも、「QUOカード」っていったい何なの? どこで使えるの? 何でも買えるの? と疑問に思っている人も多いことだろう。

そもそもQUOカードとは、1987年に誕生したプリペイド式のギフトカードのことで、コンビニやファミレス、カフェなど、日本全国約6万店で利用できる。

QUOカードには、最初から一定の金額が入金されており、300円、500円、700円、1,000円、2,000円、3,000円、5,000円、1万円までの8種類があり、いずれも有効期限はない。

ちなみに、コンビニなどの加盟店で販売される5,000円券は5,070円分、1万円券は1万180円のプレミアが付いていてお得だ。

また、QUOカードは個人でも券面を記念日やイベント用のオリジナルデザインで作成することが可能で、企業が独自に発行する特殊なQUOカードには570円券や640円券なども存在する。

QUOカードには300円券~1万円券まで全8種類ある。また、券面デザインは豊富にあり、企業オリジナルの特殊なQUOカードも多数存在する(画像は「QUOカード」公式サイトより引用)

●QUOカード(公式)→こちら

■QUOカードの種類

券種 販売価格 利用可能金額
300円券 330円 300円
500円券 530円 500円
700円券 750円 700円
1,000円券 1,040円 1,000円
2,000円券 2,000円 2,000円
3,000円券 3,000円 3,000円
5,000円券 5,000円 5,070円
10,000円券 10,000円 10,180円

QUOカードには8つの券種があり、コンビニなどの加盟店で販売される5,000円券と1万円券には、額面以上のプレミアムが上乗せされている(表はQUOカード公式サイトの情報から編集部が作成)

QUOカードの使い方は? 現金と併用できる!?

QUOカードはセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンといった大手コンビニをはじめ、デニーズ、上島珈琲店、ジュンク堂書店や紀伊國屋書店などで使用できる。

とはいえ、加盟店であっても一部店舗では非対応となっていることがあるので、事前にQUOカード公式サイトで加盟店を調べるか、お店にQUOカードのステッカーが貼られているかどうか確認したほうがよいだろう。

QUOカードの使い方は簡単だ。買い物をするときレジでQUOカードを渡すと、店員さんがカードを読み取り購入金額分が引かれる仕組み。もちろん、残高が0円になるまで何度でも利用できる。

もし、残額が足りなくなっても残高をチャージすることはできないが、不足分を現金やクレカ、電子マネーなどで支払うことは可能。ただし、クレカや電子マネーは店によって併用不可の場合もある。

■QUOカードが使えるお店(一部抜粋)

【コンビニ】セブン-イレブン/ファミリーマート/ローソン/ポプラ/デイリーヤマザキ 等
【ドラッグストア】マツモトキヨシ 等
【ファミレス】デニーズ 等
【カフェ】上島珈琲店/UCCカフェプラザ 等
【カー用品・GS】イエローハット/ENEOS/JA-SS
【書店】ジュンク堂書店/丸善/紀伊国屋書店/啓文堂書店/有隣堂/三省堂書店/TSUTAYA 等

QUOカードは大手コンビニで利用できるほか、大手書店で使えるのがうれしい(画像は「QUOカード」公式サイトより引用)

●QUOカード「使えるお店」→こちら

これは筆者が株主優待でもらったQUOカードで買い物をしたときのレシート。残高はレシートで確認することができる(写真は編集部で撮影)

QUOカードで買えるもの、買えないものとは?

QUOカードで購入できる物は、日用品や食品、本、医薬品など、コンビニやドラッグストアなどで売られている物なら、ほとんどOK。

加盟店のラインナップを見れば、だいたいどんな物が買えるか分かるが、それ以外にガソリンスタンドやホテル、カラオケなどの料金もQUOカード支払えるのだ。

ただし、加盟店に売られているものであっても購入できない物もある。たとえば、タバコや切手、プリペイドカード、ビール券、チケット、電子マネーのチャージ、ゴミ処理券、公共料金の納付などはQUOカードが利用できないので注意したい。

コンビニでは食品や日用品などほとんどの物を購入できるが、QUOカードでたばこや切手、ゴミ処理券などを買うことはできないので注意しよう

QUOカードはどこで買えるの?

結婚、出産、誕生日などのお祝いで、相手によっては現金を渡すのが失礼になる。あるいは、普通郵送では送れない現金のかわりにQUOカードを利用するのが便利だ。でも、QUOカードはどこで買えばいいのだろうか?

まず、もっとも買いやすいのがセブン-イレブンやローソン、ファミリーマートといったコンビニだろう。レジで「QUOカード〇〇円券を買いたい」と告げれば、すぐに入手できる。

もし、近所にコンビニがない場合は、QUOカードのオンラインストアでも購入できる。支払い方法は銀行振り込み、代引き、クレジットカードの3種類から選べるようになっている。

オンラインストアでは、かなりの種類のデザインが選択できるし、のしや名入れサービス、カードケースのサービスなどのオプションも用意されているのが便利だ。

●QUOカード「オンラインストア」→こちら

QUOカードはオンラインストアで購入することも可能。のし・名入れ、カードケースなどのサービスも利用できる(画像は「QUOカード」公式サイトより引用)

まとめ

いかがだろうか? 現金同様に使えてとっても便利なQUOカード。もし、せっかくもらったのに使い方が分からず財布の中に眠っているなら、是非、コンビニや書店などで使ってみよう。

なお、QUOカードでは2019年からデジタル商品券「QUOカードPay」も提供している。こちらはQUOカードのデジタル版で、スマホアプリやデジタルギフトとして送られてきたURLからコードを表示して支払うことができる。

QUOカードPayはオンラインですぐに購入でき、相手の住所が分からなくてもメールで送れるのが便利。ただし、発行から3年の有効期限があるほか、利用できるお店もQUOカードとは違う点に注意したい。

(Image:quocard.com)

デジタル版の「QUOカードPay」は、スマホで利用できるが、デジタルギフトとしてメールでURLを送ることもできるのが便利だ(画像は「QUOカード」公式サイトより引用)

●QUOカードPay(公式)→こちら

※サムネイル画像(Image:quocard.com)

オトナライフ編集部
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