「これじゃ電話と変わらん!」いつの間にか出来たメールの送受信マナーのツイートにコメント相次ぐ

相手の時間を拘束せず、同時にたくさんの人に要件を伝えることができる「電子メール」。電子メールがない時代のビジネスマンは、一体どうやって仕事を回していたのだろうか。1960年代ごろまで新聞社や通信社では、スクープ写真や記事を急ぎで送る手段として、伝書鳩を使っていたそうだ。

ハトの力を借りずとも、全世界の人々と簡単に連絡が取れる電子メールは、今となってはビジネスを行う上で欠かせない存在となっている。

2022年4月18日に投稿された、PsycheRadio@marxindoさん「何度も書くけれども電子メールは「いつ書いてもいい、いつ読んでもいい」のが利点だったのに「メールをつねに受信して通知する仕組み」が一般化してからは電話と同じになってしまった。」というツイートには、1万件近い「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーたちからの反響を呼んだ。

今回は、PsycheRadioさんが投稿したツイートの詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまなコメントをご紹介したい。

メールの送信時間って?

本来、メールというものは、送信する時間帯に正解など無かったはずである。PsycheRadioさんもツイートしている通り、メールは送信する側も好きな時間に送ることができ、受信する側も空いている時間に読めばいいという、双方の予定に縛られることがないのが売りの伝達ツールだったはずだ。

しかし、現在ではビジネスマナーのひとつとして、メールを送信する時間帯もなるべく気にした方が良いと言われている。

ビジネスメールにおいては、何時までに送るべきかというキッチリとした時間指定はないが、「取り引き先などの会社へ送る場合は、終業時間を過ぎたら送らない方がいい」との声や、「夜中であれば、夜9時までに送る方がいい」など、企業や個人ごとに勝手な独自ルールができ上がってしまっているのだ。

その基準こそはあいまいだが、「あまり夜遅くに送るのは良くない」という共通認識はあるようで、メールの「いつでも好きな時間に送信できる」という利点は、やはり完全に消し飛んでいる。たしかにこれでは、電話とほとんど変わらない。

このツイートを読んだユーザーからは、「以前夜中にメールの返信を送ったら、寝ている時に送るなって言われたので、夜中には出さないようにしている」と、相手からの指摘によりメールを送る時間を考えなおすようになった人や、「思いついたことがっても、深夜だとメール送信をあきらめてしまいがち」などのコメントが相次いだ。

また、中には「就活のとき、選考結果通知のメールが夜遅くにくると、この会社はブラック企業かな?と疑ってしまう」という声もあり、就活中の学生にとっては、「何時まで会社が稼働しているか」の目安としても見られているようである。たしかに、会社のリアルな忙しさがわかるので、この学生さんの目の付け所には、思わず感心してしまった。

メールの普及と携帯電話

メールの普及と携帯電話

さて、いつ頃からメールは、送信時間を気にしなければならなくなったのだろうか。平成初期頃のパソコンでしかメールができなかった時代は、いつ送っても構わないというスタイルが一般的だった。1990年代の後半から、徐々に携帯電話で送れるメールが普及し始め、届くたびに何らかの着信音が鳴るようになると、送信時間に気を配らざるを得なくなったのかもしれない。

その後、スマホによりLINEのようなSNSが普及し始め、既読がわかるシステムが登場したことで、送信する時間帯に気を付けるようになっただけでなく、返信の早さまでもが要求されるようになってしまった。

メールとLINEは、まったく別のものだと、割り切って考えられる人ばかりであればいいが、メールと併用してLINEでの実務連絡を導入している会社もあるので、線引きがあやふやな人が多いのも致し方ないと言える。「業務が効率化された」と言えば聞こえはいいが、これでは電話が文字になっただけだ、と言っても過言ではない。

日本人は真面目過ぎる!?

ちなみに、時差のある地域とメールのやり取りを行い出すと、送信時間の配慮などしていられなくなる。筆者も数年前まで、ドイツの企業とメールで業務連絡を取り合っていたが、送信する時間に気を遣っていると、こっちが家に帰れなくなってしまうのだ。そのため、メールは好きな時間に送り、好きな時間に返すことしかできなかったのである。

実際にやり取りをしてみて思ったのだが、海外に拠点を置く企業では、それほどメールを送信する時間や、開封スピードを重視していないような気さえした。

本当に至急の時は、なんらかのチャットや電話が飛んでくるが、日本人ほど送信時間や開封スピードに、重きを置いている民族は少ないかもしれない。こんなことを言ってはアレだが、ビジネスにおける外国人の対応は、日本人からすると驚くほど雑である。

ネット上では、「連絡が取れない状態を選択できることが、いまや最大のぜいたくなのではないか」といった声や、「一人になりたい人間にとってつらすぎる社会。もう、ネット切るか、田舎行くしかない」などのコメントも見受けられた。

日本人は総じて「真面目」であると評されるが、もう少し肩の力を抜いて生きてもいいのかもしれない。

※サムネイル画像(Image:Ascannio / Shutterstock.com

花澤瑠衣
編集/ライター。猫が好き。趣味は読書と酒。数年間のハイボールブームを終えて、現在は空前の芋ロックブームを迎えている。おすすめの焼酎は、だいやめ。

Instagram:@lui0710

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