【YouTube】第3の投げ銭「Super Thanks」が日本でも利用可能に、全クリエイターに恩恵あり?

現在、動画配信者の主な収入源の一つである“投げ銭”機能。投げ銭はライブ配信中に視聴者が配信者に支援できる機能で、人気配信者の配信では1億円以上の投げ銭が飛び交うこともある。2022年4月27日、YouTubeは公式ブログにて、動画への投げ銭機能である「Super Thanks(スーパーサンクス)」が日本でも利用可能になったことを発表した。

はたしてこの新機能、既存の「Super Chat(スーパーチャット)」や「Super Stickers(スーパーステッカー)」と何が違うのだろうか?

Super Thanksの導入で、動画への投げ銭が可能に!

動画への投げ銭で、人気YouTuberはさらに稼げるようになるかも(画像は「日本版 YouTube」公式ブログより引用)

日本で新たに実装されたSuper ThanksはYouTubeパートナープログラムに、参加している全クリエイターの動画を支援できる機能だ。視聴者は条件を満たしている動画に対して、200円~5,000円までの4段階の金額でSuper Thanksを購入することができる。

(画像は「日本版 YouTube」公式ブログより引用)

(画像は「日本版 YouTube」公式ブログより引用)

購入するとその動画にアニメーションGIFやカラフルなコメントが表示され、クリエイターに応援や感謝の気持ちを伝えることができる。それによってクリエイターは自身の熱心なファンを認知し、収入だけでなく、今後の動画投稿のモチベーションアップにもつながるだろう。

2021年7月にSuper Thanksのベータ版がリリースされており、その際は利用者が制限されていたが、今回の本格導入で、YouTubeパートナープログラムに参加している68の国と地域の全クリエイターが利用できるようになった。ただしYouTubeパートナープログラムに参加するには「チャンネルの過去12か月間の総再生時間が4,000時間以上」かつ「チャンネル登録者数1,000人以上」という条件を満たす必要がある。

これはSuper Thanksに限らず、チャンネルを収益化する際の最低条件となるので注意が必要だ。

クリエイターとファンの相互作用に期待

動画クリエイター収益が増えて、動画の質が上がればファンも嬉しい(画像は「YouTube ヘルプ」公式サイトより引用)

これまでにも、クリエイターを支援する機能としてSuper ChatやSuper Stickersがあった。Super Chatは通称“スパチャ”と呼ばれ、視聴者が一定の金額を支援することで、通常のチャットコメントよりも目立たせる機能だ。コメントが大きく表示されるだけでなく、金額に応じて一定時間、画面内に表示され続けるので、配信者に認知されやすくなる。

Super Stickersはデジタルメッセージやアニメーションメッセージを表示する機能。メッセージとともにYouTubeが提供している特定の“ステッカー”を送ることで、スパチャと同様に配信者に認識してもらいやすくなる。

これらによって配信者と視聴者が“支援”と“認知”という形でつながっていたが、両方ともYouTubeライブやプレミア公開の動画に対してのみ利用できる機能であった。しかしSuper Thanksの登場で、動画にも投げ銭できるようになったことで、すべてのクリエイターがより多角的に収入を得ることができるようになり、動画の質の向上にもつながる。

またファンも支援の機会が増えることで、クリエイターとコミュニケーションを図るチャンスが拡大したと言える。Super Thanksを含め、投げ銭機能をうまく活用することで、クリエイターとファンの双方に大きなメリットをもたらすことができるだろう。

出典元:お気に入りのクリエイターに感謝の気持ちを伝える Super Thanks の利用が日本にも拡大【YouTube Japan Blog

※サムネイル画像は(Image:​「日本版 YouTube」公式ブログより引用)

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