2022年7月から「楽天SPU」がまたまた改悪!? 楽天銀行+楽天カードのポイント獲得上限が変更に!

楽天市場におけるポイントアップシステム「楽天SPU」の条件は2022年4月1日にルール変更があり、最大倍率が15倍から14倍に引き下げられたばかりだ。しかし、2022年7月1日からはまたもや「楽天銀行+楽天カード」のポイント付与方法と「ポイント獲得上限」についてルール変更が行われることになった。楽天経済圏にオールインしている人ならこのルール変更をしっかりチェックしておかないと、獲得ポイントに影響が出るかもしれないぞ!

楽天SPUのルールがまたまた2022年7月に変更される!

楽天市場を中心とした楽天経済圏にオールインしている人は多いだろう。とくに楽天市場の買い物では、楽天のサービスを利用するごとにポイント倍率が最大14倍までアップされる「楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)」が魅力的だ。

しかし、楽天SPUはこれまでに何度もルールが“改悪”されており、そのたびに毎回ネットではプチ炎上する騒ぎになっている。

たとえば、2022年4月1日には楽天SPUのポイント対象が「税込」から「税抜」に変更されると同時に、楽天保険の保険料を楽天カードで支払っても+1倍が付与されなくなってしまったのだ。

これにより、楽天SPUの最大ポイント倍率は15倍から14倍に下がっているので、詳しく知りたい人はこちらの記事を参考にしてほしい。

そんななか、またまた2022年7月1日から楽天SPUのルールが変更されることになった。ひとつめは楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引き落としをするとポイント+1倍だったものが+0.5%に引き下げられる。

そしてもうひとつは、楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引き落としでSPUサービスにより獲得できる、楽天PointClubのランクに応じた月間獲得上限ポイント数が、最大1万5,000ptだったものが一律5,000ptまで引き下げられることだ。

そこで今回は、2022年7月1日から実施される楽天SPUのルール変更について詳しく解説したいと思う。

(Image:event.rakuten.co.jp)

楽天SPUは2022年4月にルール変更され、最高倍率が15倍から14倍に引き下げられたばかりだが、7月にはさらなるルール変更が実施されることになった

●楽天銀行「「楽天銀行+楽天カード」 のSPUサービス変更のご案内」(公式)→こちら

「楽天銀行+楽天カード」のルール変更は微妙!?

それではさっそく、2022年7月1日に予定されている楽天SPUのルール変更を確認してみよう。

まずひとつめは、これまで「楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引落をするとポイント+1倍」だったものが、変更後は「+0.5倍」に引き下げられる。

ただし、購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取ると「+0.5倍」になるルールが追加された。これにより2つの条件をクリアすれば、これまでどおり「+1倍」をキープできることになる。

そもそも、楽天のヘビーユーザーなら楽天経済圏の中核を担う「楽天カード」の引き落とし口座は「楽天銀行」にしている人が多いと思うが、今回の変更では楽天銀行を給与振込口座にする必要があり、ひと手間増える感じだ。

楽天銀行ではポイントの獲得倍率が3倍になったり、ATM手数料や振り込み手数料が無料になる会員ステージ制度「ハッピープログラム」がある。この給与振込もハッピープログラムの条件のひとつになっているので、案外影響は大きくないかもしれない。

とはいえ、サラリーマンであれば会社の経理に給与振込口座を「楽天銀行」に変更するだけでOKだが、「給与振込」がないフリーランスや個人事業主の場合は0.5%マイナスされることになる。

できれば、給与振込以外の方法でも「+0.5%」されるルールを用意してもらいたいものだ。

●楽天銀行「楽天銀行で給与・賞与を受け取るメリット」(公式)→こちら

■2022年7月1日からの変更点

【楽天銀行+楽天カードの変更】
[変更前]楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引落をするとポイント+1倍
   ↓
[変更後(1)]楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引落をするとポイント+0.5倍
[変更後(2)](1)を達成し、さらに購買の前月に楽天銀行で給与・賞与・年金を受け取るとポイント+0.5倍 

合計+1倍

(Image:rakuten-bank.co.jp)

楽天銀行では楽天ポイントとATMや振込手数料が優遇される「ハッピープログラム」があり、実は給与振込もそのランクアップ条件のひとつになっている

「楽天銀行+楽天カード」 のSPUサービスによる月間獲得上限ポイント数の変更はヘビーユーザーにはダメージかも

楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引き落としでSPUサービスにより獲得できる上限にも変更があった。楽天PointClubでは、月間獲得上限ポイント数が会員のランクによって増減するようになっており、ダイヤモンド会員は1万5,000pt、プラチナ会員は1万2,000pt、ゴールド会員は9,000pt、シルバー会員は7,000pt、その他の会員は5,000ptとなっている。

ところが、2022年7月からは、なんと「一律5,000pt」に変更されてしまうのである! 楽天のヘビーユーザーなら、当然ダイヤモンド会員になっていると思うが、いきなり月間獲得上限ポイント数が一般会員と同じ5,000ptまで下がってしまうのはかなり衝撃的だろう。

楽天のヘビーユーザーからすれば、最高倍率が下がることよりも、この月間獲得上限ポイント数の引き下げのほうがダメージが大きいかもしれない……。

■2022年7月1日からの変更点

【楽天銀行+楽天カードのSPUサービスによる月間獲得上限ポイント数の変更】
[変更前]
ダイヤモンド会員:1万5,000pt
プラチナ会員:1万2,000pt
ゴールド会員:9,000pt
シルバー会員:7,000pt
その他会員:5,000pt
  ↓
[変更後]一律5,000pt

(Image:my.rakuten.co.jp)

筆者も楽天のダイヤモンド会員になっているが、ポイント獲得上限が一般と同じ5,000ptというのは、少し感情的に納得できない

まとめ

いかがだろうか? 何を隠そう筆者も楽天ユーザーでダイヤモンド会員を毎月キープしているが、4月のルール変更で楽天SPUの倍率が最大14倍に下がったことで、少し気分がモヤモヤしていた。もちろん、実際に14倍になったことはないが……。

そこに、追い打ちをかけるように7月からは、楽天銀行口座で楽天カードの利用代金の引き落としでSPUサービスにより獲得できる月間獲得上限ポイント数が、一般会員と同じ5,000ptに下げられるという。

さすがに、毎月5,000pt以上獲得していたわけではないが、やっとダイヤモンド会員になったのに、いきなり従来の1/3になるのは精神的ダメージが大きい。

せめて、最上位のダイヤモンド会員だけは上限を1万ptくらいにしてほしいと願うのは筆者だけであろうか?

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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