「クラウドストレージサービス」個人利用ランキング、トップに輝いたのはApple?Google?

近年、クラウドストレージの個人利用が著しく増加している。クラウドストレージとはインターネット上に存在するファイルの保管場所のことで、ファイルの共有などもできるので企業でも活用されている。スマホやパソコンのデータ容量を気にせずに活用できることが大きな利点で、クラウドストレージを提供しているサービスも少なくない。

今回はどのサービスがより多く利用されているかご紹介しよう。

クラウドストレージ市場は右肩上がり、来年度には利用者が5,600万人を超えるとも!?

(「ICT総研」調べ)

株式会社ICT総研は、クラウドストレージサービスの市場動向に関する調査を実施。調査によると日本国内の個人向けのクラウドストレージ利用者は右肩上がりで拡大を続けており、2020年度には5,136万人だったが、2023年度には5,620万人となる見込みだ。このうち有料サービス利用者は2023年度には1,640万人になると予想されており、その結果、2023年度の市場規模も920億円になるとされている。

個人がパソコンやスマートフォンに保存する写真や動画、音楽などのデータ容量は増加傾向にあり、クラウドストレージの市場も伸びている。これはSNSや動画投稿サービス、動画や音楽のサブスクリプションサービスなどで、画像や動画を簡単に保存や投稿できるようになり、個人でも容量の大きい動画などを扱う機会が増えたことが理由の一つだと考えられる。

誰もが発信でき、そして誰もが保存できるということが、クラウドストレージサービスの需要につながっていることは、実に興味深い。

「個人利用クラウドストレージサービス」ランキング、第1位は世界シェアを誇るあの企業のサービスだった!

(「ICT総研」調べ)

個人利用(仕事以外で利用)のクラウドストレージサービスで第3位となったのは「Microsoft OneDrive」で、回答者のうち500人が利用していた。2020年6月に行われた前回調査では第4位であったが、前回第3位だった「Dropbox」を追い抜く結果となった。

Microsoft OneDriveは「仕事で利用」している層も多く、仕事利用者の数だけでいえば2位とも遜色ない数字を残している。Microsoft が提供しているので、WordやExcelなどOffice製品との連携がスムーズであることがビジネスシーンで人気の理由だろう。

そして、個人利用第2位は775人で「iCloud drive」。Appleが提供しているサービスなのでiPhoneやMacなどのAppleユーザーには使い勝手がよく、Appleユーザーが多い日本では個人利用の伸びに大きいようだ。ちなみにWindowsでも利用可能だ。

そして第1位は「Googleドライブ」。1,214人が仕事以外で利用していると回答しており、仕事で利用している人数でも第1位。iCloud driveとは対照的にWindowsやAndroid端末ユーザーと相性が良く、検索エンジン世界シェア圧倒的No.1のGoogleが提供しているので、安定した使いやすさとコスパのよさが魅力のようだ。

(「ICT総研」調べ)

クラウドストレージサービスは他の技術と同様に日々進化しており、使いやすさはもちろん、セキュリティやコスパも以前より格段に良くなっている。最新のスマホやパソコンは数十ギガ~数百ギガの容量を持っているが、現代ではいくらあっても足りない。クラウドストレージを有効活用して、データ容量から解放される生活も悪くないだろう。

出典元:2022年 クラウドストレージサービス市場動向調査【ICT総研

※サムネイル画像(Image:Koshiro K / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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