トラックボールマウスじゃない?「マウスからボール出てきたwww」のツイートに反響

年々、パソコンの性能は進化しているが、周辺機器もまた同じように進化している。記録媒体として一世を風靡したフロッピーディスクが、いつの間にかDVDやHDDに取って代わられたように、マウスもボール式の物から、今では市販品のほとんどすべてが光学式のマウスに置き換わっているのだ。

2022年5月14日に投稿された、nonnbiri/ふじ丸@nonnbiri_maruさん「なんだこれ!?マウスからボールが出てきたwww」というツイートには、7.7万件を超える「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーたちからの反響を呼んだ。

今回は、このツイートに関する詳細と、コメント欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。

懐かしのボール式マウス

投稿者のnonnbiri/ふじ丸さんは、ある日リサイクルショップの店内で、昔懐かしいボール式のマウスを発見する。今ではもう、ほとんど見かけることのなくなった「ボール式マウス」だが、まだこのようなところで生息していたのかと思うと、なんだか嬉しくなってしまう。ちなみに、この古のボール式マウスは、マウスを動かさずにボールを転がすことで操作できる、いわゆる「トラックボールマウス」とは、まったく別の物なので注意が必要だ。

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「うちの高校のパソコンのマウスにもそのボール入っていて、友達とよくそれでゴルフしてました」といった、結構とんでもないカミングアウトをはじめ、「自分が小学生の時、家のpcはこれだったわ」「昔はレーザーの精度が悪すぎてボールじゃないと嫌だってなっていたなぁ」「懐かしいなぁ・・・今はセンサーが主流ですからねぇ」など、古き良きボール式マウスを懐かしむコメントが寄せられている。

思えばボール式マウスは、定期的に分解して清掃しなければ、ゴミが詰まってマウスが動かなくなるなど、非常に手間のかかるマウスだった。筆者が新卒で就職した2012年の時点では、会社で使っていたパソコンでも、この比較的安価なボール式マウスが支給されていたので、3か月に一回程度は細かい溝を爪楊枝や綿棒でこすり、たまったホコリを取るなどの作業が業務中に発生し、「早く経費で光学式を導入してくれないかなぁ」と日々思っていた記憶がある。

そして始まる大喜利大会

nonnbiri/ふじ丸さんが投稿した、ボール式マウスの画像を見るやいなや、ツイッター上では、さっそくおなじみの大喜利大会がスタート。今や見かけなくなったボール式マウスに対して、「古代遺跡です。もとにあった場所に戻してきてください」とのコメントや、「温めるともう一個マウス産まれますよ」との声、また「程よい硬さがあるので卓球に最適です」などといった、息をするようにウソの使い道を提案するリプライが相次いだ。ボール式マウス、少し愛され過ぎである。

では、なぜボール式マウスは世の中から消えてしまったのだろうか。

出た当時は、当たり前に使われていたボール式マウスが廃れた理由は、やはり先ほども少し触れた「メンテナンスの面倒臭さ」が関係しているのかもしれない。

トラックボールマウス

ボール式マウスは、ゴミやホコリが詰まりはじめると、徐々に動きが鈍くなりはじめ、予期せぬタイミングで、中の清掃を行わなければならないという、非常にややこしい性質を持っている。急ぎの仕事などで切羽詰まっている時にマウスが詰まると、それはそれはイライラしてしまうので、メンテナンスの心配がいらない「光学式マウス」が市場でシェアを伸ばしはじめるようになったのは、ある意味とても自然なことかもしれない。

また、ボール式マウスは、マウスの中に入っている、なんとも言えないサイズ感かつ、よい感じの重みをもったボールを、簡単に取り出すことができるという特徴から、学校で使用するパソコンなどにおいては、中身を出して遊びはじめるやつが続出した可能性も大いにある。

遊んだ後、きちんと元に戻すのであれば、まだマシだが、そのままボールをうっかり紛失してしまうと、マウス自体が使い物にならなくなってしまう。教育の現場においては、誰が見ても光学式マウスの方が間違いなく相性がいいと言える。

今となってはレアアイテム!?

今となっては、新品のボール式マウスを買おうと思って探しても、なかなか見つからないのではないだろうか。筆者もこの記事を書くにあたってAmazonで検索してみたが、「トラックボール式マウス」は複数あるものの、昔ながらの「ボール式マウス」の取扱いは終了しているようであった。中古でも構わなければ、リサイクルショップなどで意外とすぐに手に入る可能性が高いので、興味のある方は探してみてもおもしろいかもしれない。

光学式マウスと比べて、ボール式マウスを使うメリットは、筆者の経験上これといって思いつかないので、仮に見つかったところでファンアイテムのような感覚でただ持っているだけというような形になるだろうが、それもまた一興である。たいして必要でない物でも、気に入ったものを気軽に集められることが、現代人の一番の特権ではないだろうかと筆者は思う。

※サムネイル画像(Image:「nonnbiri/ふじ丸(@nonnbiri_maru)さん」提供)

花澤瑠衣
編集/ライター・動画ディレクター。SNS全般が得意。推しスマホはGooglepixel。猫が好き。趣味は読書と酒。ルポタージュばかり読んでいる。

Instagram:@lui0710

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