「スマート炊飯器には、“第三者からご飯をたかれてしまう”脆弱性がある」ツイートに大反響

皆さんのお家では、スマート家電をお使いだろうか。「スマート家電」とは、お手持ちのスマホと機能連携ができる家電のことである。専用アプリをインストールすれば、スマホがリモコン代わりになり、外出先からでも部屋の電気を消したり、帰宅時間に合わせてお風呂を沸かしておいたり、炊飯器のスイッチを押せたりするのだ。スマホ一つですべてが完結するという、非常に便利な世の中である。ところが、そのような便利なスマート家電にも実は思いがけない罠が潜んでいるのだ。

2022年5月21日に投稿された、てとらαSI@TETRA_ITさんの、「ネットに繋がるスマート炊飯器に「悪意のある第三者にご飯を炊かれてしまう脆弱性」がある話を見て笑ってる」というツイートには、20.1万件以上という膨大な数の「いいね」がつき、多くのツイッターユーザーたちからの反響を呼んでいる。

今回は、このツイートに関する詳細と、ツイッター上に寄せられたさまざまなコメントを皆さんにご紹介したい。

スマート家電のハッキング!?

では、どうしてこのようなことが起こるのだろうか。勝手に第三者にご飯を炊かれるということは、つまりそのスマート炊飯器が、何者かによってハッキングの被害にあっているということである。ご飯を炊いたところで、ハッカーには何のメリットもないので、まさに「悪意」しかない。むしろ、それ以外の動機が清々しいほどに見当たらないのだ。

スマート炊飯器に限らず、すべてのスマート家電は、個人の便利さのみを追求した家電なので、開発元もこのような事態を想定したウイルス対策などは、市場に出だした頃だと、そこまで真剣に考えていなかったのかもしれない。

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「悪意のある第三者にご飯を炊かれてしまう脆弱性って字面がシュール過ぎておもろい」との、事件ではあるものの笑ってしまうという声や、「炊かれるならまだしも、炊いている途中で止められたら立派なテロ行為」との、料理の中断だけは許さないという声など、さまざまなコメントが寄せられている。

何が一番の問題なのか

スマート家電のハッキングに関して何が怖いかというと、やはり私生活が筒抜けになってしまうということである。家主が何時に帰ってきて、いつお風呂に入り、どのタイミングでご飯を食べたりしているのかが、スマート家電の設定によってバレてしまうのだ。下手すると、電気を消すタイミングで就寝時間も把握されているかもしれない。これだけでも、かなり気持ちの悪い話だが、家主が留守の時間帯はいつなのかということが犯人に知られるので、空き巣などの被害に合う確率も高くなってしまうのだ。

スマート家電(スマートリモコン)

筆者の家もスマート家電で電気を管理しているが、カメラ機能が搭載されているエアコンやペットカメラなどは、ハッキングによって室内を盗撮されることにつながるかもしれないので、導入を躊躇している。

また、ツイッター上では、「最悪の場合、家電が乗っ取られると、安全じゃない挙動をして家が火災になるみたいな犯罪も考えられない訳ではないので、やっぱり検討は必要ではある」との声もあがっていた。たしかに、今回のスマート炊飯器のような家電で空焚きをされると、家が火事になるというリスクも十分に考えられる。

スマート家電の導入は慎重に

さまざまなスマート家電が登場し、とても便利で暮らしやすくはなったのだが、やはり便利さには一定のリスクが伴うことも、頭の片隅に覚えておかなければいけない。年々、ITの分野は恐ろしいスピードで進化しているので、こうしたハッキングの被害に合わないような、しっかりとしたセキュリティを導入したスマート家電も、これからどんどん増えていくだろう。

筆者は新しいもの好きなので、ついつい面白そうなモノには飛びついてしまう悪癖があるが、「スマート家電は、まだ少し怖いかも」という人は、もう少し様子を見てからの導入でもよいかもしれない。とくに一人暮らしの女性は、犯罪に巻き込まれるリスクもあるので、活用する際は十分注意が必要だ。

花澤瑠衣
編集/ライター・動画ディレクター。SNS全般が得意。推しスマホはGooglepixel。猫が好き。趣味は読書と酒。ルポタージュばかり読んでいる。

Instagram:@lui0710

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