iPhoneは魅力的な端末ですが、できれば安く買いたいですよね。実はキャリアでも「購入プログラム」を利用すると、iPhoneを半額程度で購入可能。キャリアから乗り換えても良い場合は、サブブランドや格安SIM、特に楽天モバイルがおすすめ。本記事ではiPhoneを安く買う方法について、キャリア・サブブランド・格安SIMに分けて画像付きで解説します。
iPhoneを安く買うためにまずチェックしておくべき5つの項目
iPhoneを安く買うために、まずは下記5つのポイントをチェックしておきましょう。
乗り換えなら格安SIM サブブランドが安い |
月額料金も含めてトータルで安くしたいなら格安SIMやサブブランドがおすすめ |
大手キャリアなら 「購入プログラム」がお得 |
「購入プログラムを利用すると実質半額ほどで購入可能 |
現在ではキャリア版の iPhoneもSIMフリー |
キャリアにお得な料金プランがあるならキャリア版iPhoneでもOK |
中古品や型落ち品なら 大幅に安く買える |
新品にこだわらなければ中古や型落ちで大幅に安く買える |
実店舗なら回線契約なしで 一括ゼロ円の場合も |
店舗独自に大幅割引しているケースがあるので量販店などを要チェック |
iPhoneはキャリア・サブブランド・格安SIM・Apple Storeなど、複数の方法で購入できます。しかし、どの方法が一番お得になるかは、現在契約している事業者などの状況によって異なります
なお「一括ゼロ円」は2019年10月の法改正で規制対象となりました。現在では、在庫端末や旧型端末の処分などの名目で、回線契約と紐づかない形でのみ一括ゼロ円キャンペーンが開催されています。
本章ではこれらの点を踏まえて、iPhoneを安く買う方法について検証していきます。
1.キャリアを変えても良いか | 変えるならサブブランドが安い
まずはキャリアを変えるのか、他へ乗り換えるのか検討しましょう。乗り換えるなら格安SIM・サブブランドにすると、月額料金を含めてトータルでお得になるケースが多いです。しかし、端末そのものが大手キャリアより安いわけではなく、乗り換えでメリットがあるかは人それぞれ。大手キャリアを契約中の場合は、後述の購入プログラムも検討しましょう。
2.大手キャリアは「購入プログラム」を要チェック
大手キャリアでiPhoneを買うなら「購入プログラム」も要チェックです。購入プログラムとは、iPhoneを分割払いで購入して2年後に端末をキャリアに返却することで、残債分の支払いが免除されるシステム。どのキャリアでも半額程度でiPhoneが買えるのでお得です。大手キャリア3社と楽天モバイルには、下記の購入プログラムが用意されています。
・ドコモ「いつでもカエドキプログラム」
・au「スマホトクするプログラム」
・ソフトバンク「新トクするサポート」
・楽天モバイル「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」
いずれの購入プログラムも、「2年後に端末を返却すると約半額で買える」点でほぼ同じです。具体的にどれくらい安くなるかについては後述します。
3.利用中でお得なプランがあるか | 2022年現在はキャリア版もSIMフリー
2022年現在では、大手キャリアのiPhoneも「SIMフリー端末」となっているため、SIMロックを気にする必要はありません。後から格安SIMに乗り換えても、引き続きiPhone端末が使えるので便利です。そのため、純粋にお得なプランがあるかどうかで判断するのがおすすめ。条件が良ければ、大手キャリアでiPhoneを買うほうがお得なこともあります。
4.中古/型落ちという選択肢もある
できるだけ安くiPhoneを購入したい場合は、中古品や型落ち品を購入するのもひとつの手です。最新版と比べると機能面や状態が見劣りするかもしれませんが、格安で手に入るのは魅力です。
5.実店舗もチェック | 回線契約なしで「一括ゼロ円」の場合も
近くに量販店などがある場合は、店舗独自の割引がある可能性もあるのでチェックしてみましょう。回線契約と紐づかない形で、「一括ゼロ円」や「1円」などの端末があるかもしれません。
【2022最新】iPhoneをどこで買う?キャリア/サブブランド比較
iPhoneはどこで買うのが一番安いか、大手キャリア3社と楽天モバイル、Apple Storeを比較してみました。なお現在のところ、格安SIM・サブブランドの中で特に安いのは楽天モバイルです。
iPhone 13を購入する場所 | 128GBモデル定価(税込) | 「購入プログラム」適用後 |
ドコモ | 111,672円 | 55,440円 |
au | 115,020円 | 62,100円 |
ソフトバンク | 115,920円 | 57,960円 |
楽天モバイル | 96,470円 | 48,216円 |
Apple Store | 98,800円 | なし |
筆者の独自調査(2022年6月時点)。キャリア4社では「購入プログラム」が用意されており、基本的にはこれを利用するのが最もお得。ただし割引率は時期やキャンペーン、その時点での利用者の契約内容によって変わることがあります。実際の割引適用後の価格は、各キャリアに直接ご確認ください
大手キャリア | 端末の安さがメリット
大手キャリアでiPhoneを買うメリットは、端末そのものの安さです。前述したように、購入プログラムを利用すれば約半額でiPhoneを購入可能。2年後に端末を返却し、また購入プログラムでiPhoneを買い直すと、常に最新版のiPhoneを使い続けられるのが魅力です。
サブブランド・格安SIM | 月額料金の安さがメリット
サブブランドや格安SIMでiPhoneを購入すると、月額料金が安くなることがメリット。端末自体は大手キャリアの方が安いケースが多いですが、月額料金も踏まえるとトータルではサブブランドや格安SIMがお得。ちなみに筆者は楽天モバイルのユーザーですが、楽天モバイルは購入プログラムと月額料金の安さを兼ね備えており、理想的な購入場所です。
Apple公式 | 一括払いでの安さがメリット
Apple Store(Apple公式)でiPhoneを買うと、一括払いで安くなることがメリットです。キャリアの購入プログラムは分割払いでの購入が前提なので、一括払いでは安くなりません。クレジットカードを所有していない・使いたくない場合などは、Apple Storeで一括払いすると安く買えるでしょう。
大手キャリア3社と楽天モバイルでは、最新版iPhoneを実質的に格安で購入することも可能です。理論上の最安値と、一番安く買える方法を検証してみましょう。
iPhone 13を購入する場所 | iPhone 13 128GBモデル 理論上の最安値(税込) |
一番安く買う方法 |
楽天モバイル | 18,216円 | 購入プログラムと「iPhone激トク乗り換え」を併用する |
ドコモ | 33,440円 | 購入プログラムと「5G WELCOME割」を併用する |
au | 40,100円 | 購入プログラムと「au Online Shop お得割」を利用する |
ソフトバンク | 36,360円 | 購入プログラムと「U30 web割」もしくは 「web割」を併用する |
筆者の独自調査(2022年6月時点)。どのキャリアでも、購入プログラムと他キャンペーンの併用で、最新のiPhone端末が安く買えます。ただし、実際にこれらの価格で購入できるかは、利用者の契約内容によって変わります。キャンペーン内容は頻繁に変更されるため、最新の割引値などは公式サイトで個別にご確認ください
楽天モバイルのiPhoneが安く買えるキャンペーン/購入プログラム
楽天モバイルでは、「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」と「iPhone激トク乗り換え!iPhone 13、iPhone 13 Proが最大30,000ポイント還元!」を併用すると、実質18,216円でiPhone 13 128GBを購入可能。
「楽天モバイルiPhoneアップグレードプログラム」は、分割払い購入・2年後の端末返却でiPhoneが約半額になる購入プログラム。「iPhone激トク乗り換え!」は、MNP乗り換えでiPhoneを購入すると、最大30,000円分の楽天ポイントが還元されるキャンペーン。乗り換えOKの場合は、ぜひ楽天モバイルでこれらのキャンペーンを併用しましょう。
ドコモのiPhoneが安く買えるキャンペーン/購入プログラム
ドコモの場合は、「いつでもカエドキプログラム」と「5G WELCOME割」を併用すると、実質33,440円でiPhone 13 128GBを購入可能。
「いつでもカエドキプログラム」は他社同様の購入プログラム。「5G WELCOME割」は5G対応端末を購入すると、最大22,000円引きになるキャンペーンです。実際に5Gプランを契約する必要はないので、月額料金を安く抑えることも可能。両者は併用可能なので、ドコモでiPhoneを安く買うならぜひ利用してみましょう。
auのiPhoneが安く買えるキャンペーン/購入プログラム
auでは、「スマホトクするプログラム」と「au Online Shop お得割」を併用すると、実質40,100円でiPhone 13 128GBを購入可能。
「スマホトクするプログラム」は他社同様の購入プログラム、「au Online Shop お得割」は新規契約・他社からの乗りかえで端末が最大22,000円安くなるキャンペーン。すでにauを契約している場合は「5G機種変更おトク割」で最大5,500円安く買えます。
ソフトバンクのiPhoneが安く買えるキャンペーン/購入プログラム
ソフトバンクの場合は、「新トクするサポート」と「U30 web割」または「web割」を併用すると、実質36,360円でiPhone 13 128GBを購入可能。
「新トクするサポート」は他社の購入プログラムと同等です。「U30 web割」と「web割」はいずれも、オンラインショップでの端末購入で最大21,600円安くなるキャンペーンですが、30歳以下は「U30 web割」適用となります。ただし契約条件によっては、「新トクするサポート」と「U30 web割」もしくは「web割」を併用できないこともあるので要注意。
まとめ
iPhoneを安く買う方法について、さまざまなパターン別に解説しました。大手3キャリアと楽天モバイルは、いずれも購入プログラムと割引キャンペーンを併用すると、iPhone端末を実質半額以下で購入できます。筆者は楽天モバイルユーザーなので、割引キャンペーンは利用できませんが、それでも楽天モバイルで買うのが最も魅力的に感じました。
※サムネイル画像(Image:Waque mustaque / Shutterstock.com)