iPhoneのアラーム音量はiOS 13以降、端末側面の「音量ボタン」で変更できなくなりました。2022年6月時点の最新iOS 15.5でも同様で、「設定」や「時計」アプリ内でアラーム音量を設定する必要があります。本記事では、iPhoneのアラーム音量が小さいときの対処法や、通知音量はそのままで「アラーム音量だけ」大きくする方法を画像付きで解説します。
【iOS 15対応】基本的なiPhoneのアラーム設定と解除方法
iOS 13以降のiPhoneでは、端末側面の音量ボタンでアラーム音量を設定できません。これは2022年6月時点で最新のiOS 15.5でも同様で、「設定」や「時計」から変更する必要があります。まずは、iPhoneのアラーム設定と解除方法を確認しておきましょう。
iPhoneのアラーム設定は時計アプリで行う
iPhoneのアラーム設定は、「時計」アプリから下記の手順で行います。

【1】ホーム画面から「時計」アプリを起動します。画面下部の「アラーム」タブをタップし、右上の「+」ボタンをタップしましょう。【2】アラームの設定画面です。ここではアラームを鳴らす「時刻」と、「繰り返し」「ラベル(アラームの名前)」「サウンド」「スヌーズ」を設定できます
iPhoneのアラーム解除方法
iPhoneのアラームは、下記の手順で簡単に解除できます。
iPhoneのアラーム音量が小さい原因
iOS 13以降のiPhoneでは、iPhone左側面の音量ボタンで最大音量に設定しても、アラームが鳴るときの音が小さいままです。なぜならiOS 13以降のiPhoneでは、左側面の音量ボタンで変更できるのは下記6つの機能だからです。
●音楽再生
●動画視聴
●アプリ
●ゲーム
●着信音
●通知音
上記にアラームの項目はありません。そのため、就寝前に音量ボタンでアラーム音量を最大にしたつもりでも、翌朝に鳴らず寝過ごしてしまうこともあります。実は、上記の機能以外の音量を変更するためには、「設定」を変更する必要があります。
iPhone自体の音量が小さい時の解決方法
iPhone自体の音量が小さい場合は、全体の音量を大きくすればアラーム音量も大きくなります。全体の音量は「設定」画面から変更できますが、通知音まで大きくなるので、アラームだけ大きくしたい場合は不向きです。
iPhone内の設定で音量を調整する方法
iPhoneの設定画面でアラームの音量を調整する方法は下記のとおりです。
iPhone左側面の音量ボタンで音量を調整する方法
iPhone左側面の音量ボタンで、アラーム音量を調整できるようにする方法は下記のとおりです。
iPhoneの通知音は小さく、アラーム音量だけ大きくする方法
前述した方法で、iPhoneのアラーム音量を左側面の音量ボタンに反映させると、他のアプリなどで音量を下げたときにアラーム音も下がります。そのため、アラーム音量を単体で設定できるほうが便利です。アラーム音量は「ヘルスケア」アプリで調整できます。

【1】まず「時計」アプリを開き、「睡眠|起床」の①「設定」をタップします。【2】「ヘルスケア」画面に切り替わるので、②「ヘルスケアで設定」をタップします。なお、すでにヘルスケアアプリでアラームを設定済みの場合は、「ヘルスケアで睡眠スケジュールを編集」と表示されます

【5】睡眠のスケジュールを設定する画面が表示されるので、①アラームを鳴らす「曜日」、②「就寝時間」と③「起床時間」を設定しましょう。【6】④「アラームオプション」の項目で、「アラームのオン・オフ」「アラーム音の種類」「アラーム音量」「スヌーズ」を設定します。バーを調整するとアラーム音量を変更できます
筆者の設定例 | 睡眠時間は8時間目標・ヘリオス・ボリュームMAX
実際に筆者が設定しているアラーム設定をご紹介します。

【1】筆者は毎日8時間睡眠を目標としており、スケジュールは上記のとおり。アラーム音は「ヘリオス」ですが、iPhoneのアラーム音声は全体的に音量が小さいので、筆者はボリュームをMAXにしています。朝はこのアラームでスムーズに起きることができ、通知の音量は小さいままなので便利です
iPhoneのアラーム音が小さいままならFace IDが原因か
iPhone X以降の端末には、ユーザーが画面を見ていないときに画面の明度や音量を調整する、「画面注視認識機能」が搭載されています。アラーム音が小さくなった場合、この画面注視認識機能が原因かもしれません。「画面注視認識機能」は下記の手順でオフにできますが、iPhone SEシリーズなどFace ID非対応の機種は設定不要です。

【1】「設定」を開き①「Face IDとパスコード」をタップします。【2】パスコードを設定している場合は、ここでパスワードを入力します。次の画面で②「画面注視認識機能」をオフにすると、アラーム音量が勝手に小さくなるのを防げます
画面注視認識機能をオフにしてもFace IDは問題なく使えます。しかし、自動で画面の明度や音量を調整できなくなるので、電池の減りが早くなるかもしれません。
iPhoneのアラーム音量についてよくある質問
iPhoneのアラーム音量について、よくある質問をまとめました。
・マナーモード(サイレントモード)中にiPhoneのアラームは鳴る?鳴らない?
・iPhoneのアラームをバイブのみにする方法は?
マナーモード(サイレントモード)中にiPhoneのアラームは鳴る?鳴らない?
マナーモード(サイレントモード)をオンにしていても、iPhoneのアラームは鳴るので注意が必要です。仕事や学校に行く前はすべてのアラームをオフにしておくか、後述する方法で「バイブ」のみにしておくのが無難です。
iPhoneのアラームをバイブのみにする方法は?
「時計」のアラーム設定画面で、「サウンドと触覚」をタップします。「バイブレーション」の種類を選んで「音量」をゼロにすると、アラームがバイブのみになります。なお、マナーモード(サイレントモード)時にバイブを鳴らしたい場合は、「設定」→「サウンドと触覚」と進み、「サイレントスイッチ選択時」をオンにしましょう。
まとめ
iOS 13以降のiPhoneを使用している場合、アラーム音量は「設定」もしくは「ヘルスケア」から変更する必要があります。筆者はヘルスケアアプリでアラームを設定し、音量も変更しています。他のアプリで音量ボタンを使って音量を変更しても、アラームの音量は固定されているので便利です。皆さんもぜひお試しください。