日常のふとした瞬間に「あれっ？」となる出来事は、今まで皆さんも何度か体験したことがあるはずだ。後から冷静になって考えれば、それほど大騒ぎするほどでもなかった事でも、変なタイミングで脳内がパニックになってしまうと、原因を解明するのに時間がかかってしまったりする。
2022年7月4日に投稿された、青袖てゃん*@edosoaさんの「#意味がわかると怖い画像 おわかりいただけただろうか…」というツイートには、一枚の画像が添えられていた。この投稿には、瞬く間に4万件を超える「いいね」が押され、ツイッター上で大きな反響を呼んでいる。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
（画像は「青袖てゃん*（@edosoa）さん」提供）
マウスが動かない!? 原因は……？
ツイートの画像には、一体何が描かれているのだろうか。簡単に説明すると、パソコンデスクの上にキーボードとペンタブ、そしてマウスが置かれているイラストだ。臨場感のある吹き出しで「クッソ！！マウス壊れた！！」「動かねぇ！！」とのセリフも書かれていることから、マウスが動かないことにパニックになっている様子である。
しかし、この画像をよく見てほしい。デスク上にはペンタブが置かれており、ペンタブの上におもむろにペンが乗っている。もう、おわかりいただけたかと思うが、実はペンタブの上にペンが乗った状態だと、パソコン上では優先的にペンタブの方にカーソルが反応してしまう仕組みなのだ。これではマウスも動く余地がない。
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「月に一回はやる」「わかるのが悔しい…」「私、最近やったわw」「自分にも覚えがあります(^_^;)」など、共感の声が相次いでいる。かくいう筆者も、過去にやったことがある今回の話、実は「ペンタブユーザーあるある」なのかもしれない。
パソコン作業は手元が留守になりがち？
頻繁にパソコンで作業をしていると、画面ばかりに目が行ってしまい、手元をしっかり見ていないことがたびたびある。ペンタブに限らず、操作に慣れてしまえば、キーボードにも目線を落とすことがほとんど無くなるため、今回のようなことが起きてもまったくおかしくはない。
パソコン作業中は、常に手元と画面の両方に満遍なく気を配れたらベストだが、ここにさらに考え事も挟まるので、難易度が高すぎである。
会社員時代、筆者の自席は常に文房具が散らばっており、控えめに言ってめちゃくちゃだった。同じように急にマウスが動かなくなり、不審に思ってふと目線を下にやると、自分が握っていたものはマウスではなく、デスクに転がしておいた修正テープだったことがある。
2020年代になって、筆者の仕事関係の書類というものは、ほぼすべてが電子化されるようになったわけだが、当時は紙の書類と電子書類が入り混じる絶妙な時代だったので、パソコンと併用して細かい文房具などもフルで活用していたため、こういったアクシデントが起こったわけだ。とはいえ、この時ばかりは、さすがに自分で自分が嫌になったので、現在はできる限り身の回りの整理整頓を心がけて暮らしている。
これもペンタブユーザーあるある？
「タブレットの上にうっかりペンを乗せたままでマウスが効かない」だけでなく、「ふと別のことをした瞬間にペンが消える」というのも、個人的にはペンタブあるあるではないかと思っている。
ペンタブで作業している時に、一瞬コーヒーをいれに席を立つと、戻ってきた時にはペンが行方不明になっているというのも、ペンタブユーザーの皆さんには共感してもらえるのではないだろうか。ちなみにこれは、筆者のデスクが汚い頃の話ではなく、そこそこきれいに片付けてからの話だ。
以前、ペンを紛失した時に、近くの席に座っていた同僚のデザイナーに探すのを手伝ってもらったところ、「妖怪ペン隠しですね～、私もありますよ～」と言っていたので、昼夜問わず現れる定番の妖怪なのではないかと思っている。
デジタルイラストを描く際には、なくてはならないペンタブ。実は普通のマウスを使うより、腱鞘炎になるリスクも低いらしい。管理にさえ気を付ければ、一般的なオフィスソフトなどの操作でもかなり使えるので、気になる人はぜひ一度試してみてはいかがだろうか。
※サムネイル画像（Image:「青袖てゃん*（@edosoa）さん」提供）
