クレカは楽天、QRコード決済はPayPayしか勝たん【エレビスタ調べ】

ここ数年で一気に世の中に浸透した「ポイ活」。楽天グループやソフトバンク(PayPay)グループなど各社が共通ポイントを軸に、経済圏を作り、多くのユーザーがお得にポイントを貯めるため経済圏のサービスを活用している。

今回は、クレジットカードユーザーがどのような経済圏を活用しているかについての調査結果をご紹介していきたい。

29%の人が楽天カードを持っていると回答

セレクトメディア「CHOOSENER+」を運営するエレビスタは7月13日、10~69歳以下のクレジットカードユーザー1,000人を対象に実施したWebアンケート調査の結果を公開した。

持っているクレカは?

楽天カードが断トツだ(セレクトメディア「CHOOSENER+」調べ)

それによれば「持っているクレジットカード」で、最も多かったのは「楽天カード」で29.01%の回答者が所持していた。2位は9.64%の「イオンカード」、3位7.42%で「JCB一般カード」というトップ3となり、楽天カードの断トツぶりが強調される結果となった。

貯めているポイントは?

楽天ポイントユーザーが圧倒的だった(セレクトメディア「CHOOSENER+」調べ)

そうした背景があってか、「メインで貯めているポイント」の質問でも、1位に輝いたのは「楽天ポイント」だった。支持率は49.9%とほぼ半数にのぼり、圧倒的な楽天経済圏の人気がうかがえる。そして2位には「dポイント」で12.4%、以下、3位「PayPayボーナス(PayPayポイント)」(9.5%)、4位「Tポイント」(8.5%)、5位「Pontaポイント」(5.3%)という結果となった。

もしかすると、調査対象がクレジットカードユーザーだったこともあって、「楽天カード」や「dカード」といった経済圏に直結したカードを持った回答者が多かったのかもしれない。

スマホ決済で使うものは?

JR東日本の「Suica」など、交通系ICも高い人気を誇る(セレクトメディア「CHOOSENER+」調べ)

一方で、「電子マネーやスマホ決済でよく使うもの」をたずねた質問では、1位となったのは楽天経済圏の「楽天ペイ」……ではなく「PayPay」だった。回答率は30.2%と、2位「交通系IC」の15.3%を大きく上回っている。QRコード決済の絶対王者は、ここでも存在感を発揮した。

なお、「楽天ペイ」は15.0%で3位という結果に。王者・PayPayにはダブルスコアの大差をつけられてしまったものの、楽天ペイを使って楽天ポイントを貯めるユーザーも少なくないことを証明した。

現在、日本の経済圏競争は楽天経済圏とソフトバンク(PayPay)経済圏の二大巨頭がしのぎを削っている。今回の調査でも、「持っているクレカ」「貯めているポイント」で楽天系が、「よく使う電子マネー・スマホ決済」でソフトバンク系がトップを飾った。それだけ、これらの経済圏に勢いがあるということだろう。

最近でも、スマホ業界でキャリア各社が熾烈なユーザー獲得競争を繰り広げている。そこでの攻防が経済圏競争に、今後はどのような影響をおよぼすことになるのだろうか。これからも各経済圏の動向に注目していきたい。

出典元:CHOOSENER+は→こちら

※サムネイル画像(Image:Issarawat Tattong / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

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