ドコモ経済圏でdポイントを3重取りする方法 – dカードGOLDで毎月10%還元も可能

アナタはどこのキャリアでスマホを契約しているだろうか? もし、ドコモユーザーなら、d払いやdカードを利用してお得にポイントを貯めてみよう。とくに、ドコモ公式クレカ「dカード GOLD」ならドコモの料金支払いで毎月10%もポイント還元されるほか、合わせ技でポイントの3重取りも可能となっている。そこで今回は、ドコモ経済圏でポイント荒稼ぎする技を紹介しよう。

dポイントを3重取りする方法

総務省の調査によれば、2021年9月時点でドコモのシェアは36.9%で1位。ユーザー総数は実に8,700万人以上もいるそうだ。

●総務省「電気通信サービスの契約数及びシェアに関する四半期データの公表(令和3年度第2四半期(9月末))」は→こちら

そのようなドコモでは、dポイントを中心としたドコモ経済圏を形成しており、d払いやdカードなどと組み合わせることで、お得にポイントを貯めることができる。

ドコモ経済圏の中核となるのは、dポイントが貯まる「dポイントカード」、スマホ決済アプリの「d払い」、ドコモ公式クレカの「dカード」の3つである。

まず、d払いアプリからも表示できる「dポイントカード」を対応店舗で会計前に提示すると、1.0%のポイント還元を受けられる。

d払いアプリから簡単に表示できる。dポイント

dポイントカードはプラスチック製の物理カードもあるが、d払いアプリから簡単に表示できる。dポイント対象店舗で買い物をする前に提示すれば1.0%のポイントがもらえる(筆者撮影)

次に、d払いは街のお店では0.5%(200円につき1pt)しかポイント還元されないが、さまざまなキャンペーンを利用することで、さらにお得にポイントをゲットできるようになっている。

d払い

d払いはドコモユーザーでなくても利用可能。街の買い物で0.5%となるほか、キャンペーンを活用すればたくさんのポイントを稼ぐことも可能だ(筆者撮影)

そして、ドコモの公式クレカ「dカード」をd払いアプリに紐づけて利用すると、通常の買い物で100円につき1pt(1.0%)がポイント還元されるほか、dカード特約店での買い物なら還元率は2%以上にアップされることもある。

dカード特約店 ポイント還元率
ENEOS 200円ごとに1.5%
高島屋 200円ごとに1.5%
マツモトキヨシ 100円ごとに3%
サツドラ 200円ごとに1.5%
dショッピング 100円ごとに2%
スターバックスカード 100円ごとに4%
ドトールバリューカード 100円ごとに4%
Starbucks eGift 100円ごとに7%
サカイ引越センター 100円ごとに4%
伊達の牛たん本舗 100円ごとに3%
ジュンク堂書店 200円ごとに1.5%
ノジマ 100円ごとに1%+3%割引

通常の買い物では100円につき1pt(1%)ポイント還元となるが、dカード特約店なら1.5~7%還元となってお得!(表はdカード公式サイトを元に編集部で作成)

つまり、街の買いものでdポイントカードを提示すると1.0%、d払いで0.5%、dカードで1.0%がポイント還元されるため、1回の買い物でポイントの3重取りをすれば、最大2.5%還元を受けられるようになっている。

しかも、これはd払いアプリだけで完結するのが便利だ。d払いでのポイントを3重取りする方法については、こちらの記事を参考にしてほしい。

ドコモ公式クレカ「dカード」ならお得がいっぱい!

dカードには年会費無料のノーマル「dカード」と、年会費1万1,000円の「dカード GOLD」がある。

いずれも100円につき1pt(1.0%)のポイント還元が受けられるが、d払いによるポイントの3重取りをするうえでも、ドコモ経済圏において、dポイントを効率よく貯めるにはdカードは必須だろう。

●dカードは→こちら

dカード

年会費無料で利用できるdカード。通常の買い物で1%ポイント還元されるほか、ケータイ補償が1万円、ショッピング保険が年間100万円もつくなど、かなりお得なクレカだ(画像はdカード公式サイトより転載)

また、dカードポイントモールを経由すると、dショッピング、Amazon、楽天市場、Qoo10、Yahoo!ショッピング、一休.comなど、300ショップ以上で+0.5~10%のポイントが貯まるようになっている。

●dカードポイントモールは→こちら

dカードポイントモール

dカードポイントモールを経由して買い物をするだけで0.5~10%もポイントが加算される。人気のECサイトが300以上もあるので一度覗いてみよう(画像はdカード公式サイトより転載)

だが、ドコモ経済圏で得したいなら、年会費がかかる「dカード GOLD」を入手しておきたい。その理由はこのあと紹介しよう。

ドコモでスマホや光回線を契約しているなら、dカード GOLDを入手しておこう。

年会費は1万1,000円かかるが、ドコモスマホやドコモ光の利用料金1、000円(税抜)につき100pt(10%)もポイント還元されるので、毎月1万円以上支払っていれば年会費の元はすぐに回収できる計算になる。

しかも、dカード GOLDはケータイ補償が3年間も付帯するので、3年以内にスマホが壊れても最大10万円まで補償されるのがうれしい。

また、dカードで購入した商品は90日以内に偶然の事故によって損害を起こしたとき、補償が受けられる。ノーマルカードでも年間100万円まで、GOLDカードなら年間300万円までカバーできるのだ。

たとえば、エポスカードのショッピング保険は年間50万円までで年額1,000円の保険料がかかるので、ノーマルのdカードでも100万円まで補償されるのはかなりお得だろう。dカード GOLDの詳細についてはこちらの記事を参照してほしい。

●dカード GOLDは→こちら

dカード GOLD

年会費1万1,000円の「dカード GOLD」だが、ドコモやドコモ光の料金で10%還元されるほか、ケータイ補償やショッピング補償、海外旅行保険など、年会費の元がすぐ取れるお得なカードとなっている(画像はdカード公式サイトより転載)

  dカード dカード GOLD
年会費 永年無料 1万1,000円
買い物によるポイント還元率 1%(100円につき1pt)
※dカード特約店は2%以上
1%(100円につき1pt)
 ※dカード特約店は2%以上
ドコモ/ドコモ光 料金還元率 1% 10%(1,000円ごとに10%)
dカードケータイ補償 最大1万円(1年) 最大10万円(3年)
国際ブランド Mastercard・VISA Mastercard・VISA
電子マネー iD iD
dポイントカード
お買い物あんしん保険 年間100万円まで 年間300万円まで
カードの紛失・盗難の補償
海外旅行保険 29歳以下最大2,000万円 最大1億円
国内旅行保険 29歳以下最大1,000万円 最大5,000万円
空港ラウンジ 国内・ハワイの主要空港ラウンジを無料で利用
年間ご利用額特典

ノーマルカードとGOLDカードの違いを比較してみた。GOLDカードは年会費1万1,000円かかるが、ドコモユーザーであれば、それに見合うサービスが受けられることが分かるだろう(表はdカード公式サイトを元に編集部で作成)

ちなみに、dカード GOLDであれば年間利用額に応じてもらえる特典もあり、かなりお得。

これは年間のカード利用金額が100万~200万円未満なら1万1,000円相当。200万円以上なら2万2,000円相当のクーポンがもらえるというもの。

クーポンの内容は「ケータイ購入」「d fashion」「dトラベル」「dショッピング」「dミールキット」「dブック」「メルカリ」のいずれかとなる。

●dカード「dカード GOLD年間ご利用額特典」は→こちら

dカード GOLD年間ご利用額特典

dカード GOLDなら年間100万円以上の利用で1万1,000円、200万円以上で2万2,000円分のクーポンがプレゼントされる(画像はdカード公式サイトより一部加工して転載)

d払いではお得なキャンペーンがたくさん実施されている!

d払いの基本還元率は0.5%とさほど高くはないが、毎月開催されているキャンペーンを利用すれば、もっとたくさんのポイントを獲得することも可能だ。

たとえば、ネットのお店では毎週金・土曜日は最大4.5%還元される「d曜日」キャンペーンが実施されている(要エントリー)。d払いで0.5%、dカードで1%、これにキャンペーン特典で3.0%が加算され、最大4.5%ポイント還元となるシステム。

d払いが利用できるECサイトにはAmazon、メルカリ、マクドナルドモバイルオーダー、ユニクロオンラインストアなどがあるので、d払いはネットでもお得に利用できるだろう。

●d払い「毎週おトクなd曜日キャンペーン」は→こちら

毎週おトクなd曜日キャンペーン

毎月実施されている「毎週おトクなd曜日キャンペーン」では、毎週金・土曜日はネットでd払いが最大4.5%もポイント還元される(2022年7月現在)(画像はd払い公式サイトより転載)

もちろん、ほかにもd払いなら毎月ポイント10倍や30%還元といった数多くのキャンペーンが実施されているので、事前にチェックしてみよう。

●d払い「とくトクd払い」は→こちら

とくトクd払い

d払いではショップ&期間限定でさまざまなキャンペーンが実施されている。エントリーが必要なキャンぺーが多いが、普段利用しているお店があれば、いつもよりポイントがたくさんもらえる(画像はd払い公式サイトより転載)

貯めたdポイントは1pt=1円として買い物に利用できる。ここでは、効率よくポイントを使う方法を紹介しよう。

ただし、dポイントには通常ポイントでも48カ月の有効期限があり、キャンペーンなどで付与される「期間・用途限定」ポイントは3~6カ月ほどに設定されている。早めに使わないと失効してしまうので注意しよう。

dポイントを街のお店やネットのお店で使う

dポイントは、そのままd払いを使って、街やお店の買い物で利用することができる。残念ながらポイント払いで還元はないが、利用期限の早いポイントは、コンビニでの買い物などでこまめに使っていくようにしよう。

まずはd払いアプリを起動して、dポイントの利用を「オン」にしよう。物理カードなら、dポイントカードを提示して「dポイントで払う」ことを店員さんに伝えればOKだ。

ただし、d払いとdポイントカードを利用できるお店は必ずしも同じではないことには注意したい。

●dポイントクラブ「たまる・つかえるお店」は→こちら

dポイントクラブ

dポイントの物理カードでも、dポイント対応店であれば利用できる。ただし、d払いができてもdポイントカードが利用できるとは限らないので注意(筆者撮影)

Amazonでの支払いでdポイントを使う

あまり知られていないが、実はd払いはAmazonで利用することもできる。

ただし、Amazonでd払いを利用するときは、ドコモのケータイ料金の引き落としの「携帯料金合算払い」になること。また、支払い設定時にはドコモのネットワーク「spモード」から接続する必要がある点は要注意。

つまり、Amazonでd払いを利用するには、事実上ドコモユーザーでないとダメなのだ。詳しくはこちらの記事を参考にしてほしい。

Amazonでのd払い

Amazonの支払い方法では「docomo d払い」を登録することができる。ただし、spモードで接続したスマホからしか設定できないので注意しよう

「ポイント投資」でdポイントを増やす

dポイントは投資することでポイントを増やすことができる。もちろん、マイナスになるリスクもあるが、もらったポイントで投資体験ができるので、なかなか人気があるようだ。

ポイント投資は100ptから始められ、基本的にはおまかせで大丈夫。コースは「おまかせ」と「テーマ」の2つがあり、「おまかせ」は積極的な「アクティブコース」と安定的な「バランスコース」が用意されている。

もちろん、手数料はかからず1ptからdポイントへ戻すことが可能となっているが、dポイント(期間・用途限定)は運用できない。

●dポイント投資は→こちら

dポイント投資

もらったdポイントで手軽に投資体験ができるとあって人気のdポイント投資。基本的にはコースを選ぶだけで、あとはおまかせで大丈夫だ(画像はdポイント公式サイトより転載)

dポイントを「iD」に交換して使うとポイントが貯まる

ドコモの公式クレカ「dカード」と「dカード GOLD」では、ドコモの電子マネーサービス「iD」も利用できる。

dカードをiDの支払い方法に登録し、dポイントを「iDキャッシュバック」に変更すると、iD加盟店においてスマホでタッチして決済できるようになるのだ。

この「iDキャッシュバック」は、dポイントをiDキャッシュバック残高に交換することで、iDを利用したときに、iDキャッシュバック残高から支払いが実行されるというもの。

通常、dポイントを利用して買い物をした場合はポイント還元されないが、dポイントをiDキャッシュバック残高経由にすることで、dポイントの還元を受けられるようになるのだ。

●dカード「電子マネー」は→こちら

dカード「電子マネー」

通常、dポイントで支払ってもポイントはもらえないが、iDを利用することでポイントがもらえるようになる(画像はdカード公式サイトより転載)

dポイントクラブのルール変更を確認しよう!

ドコモは、2022年6月3日から「dポイントクラブ」の内容を一新したのをご存じだろうか?

これまで、ドコモではドコモ回線継続利用期間か過去6カ月間のdポイント獲得数に応じて「ステージ」が変化し、それに応じた料金割引やdポイントが進呈されていた。

しかし、この改定では5つの「ランク」制度を設け、d払いやdカードなどの支払い、ドコモの回線利用などでdポイントをたくさん貯めると、5つ星ランクならポイント進呈倍率が2.5倍になる。

もちろん、ドコモ回線の長期契約者に対しても「長期利用ありがとう特典」が設けられているが、これはドコモの携帯電話回線でギガプラン等を3年以上契約している人が対象となり、誕生月のd払い還元率が10年以上であれば、最大+20%までアップするようになっている。

このように、今回の改定では判定基準が3カ月に短縮されたうえにランクの判定基準も引き下げられた。

しかも、dポイントをたくさん貯めれば誰でもポイント進呈倍率が2.5倍になるし、ドコモの長期契約者であれば誕生月の特典も得られるので、かなりdポイントが貯めやすい制度に改善されたことになる。詳しくはこちらの記事で確認してほしい。

●dポイントクラブ「新しい会員プログラムスタート!」は→こちら

dポイントクラブ「新しい会員プログラムスタート!」

こちらが2022年6月からの新しい会員プログラム。dポイントをたくさん貯めれば誰でもポイント進呈倍率が2.5倍になる(画像はdポイント公式サイトより転載)

まとめ

いかがだろうか? ドコモのスマホやドコモ光ユーザーならdカード GOLDを取得し、d払い(dポイントカード)を利用することで、かなりお得になることがおわかりいただけただろう。

正直言って、ドコモ経済圏では、貯めたdポイントの使い道がほかの経済圏と比べるとイマイチ弱かったが、最近ではAmazonでもdポイントが使えるようになっている。ドコモで貯めたdポイントをAmazonで消費できるのは、かなり大きなメリットだろう。

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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