iPhone購入時に本当に新品なのか、どんな中古品なのかを見分ける方法

最新のiPhoneは高価なので最近では格安な中古を購入する人も増えているようです。しかし、自分の買ったiPhoneが、修理品だったり海外からの並行輸入品だったらショックですよね。実は、iPhoneのある部分をチェックすると、新品か中古か? 修理歴ありかなしか? 日本で販売されている製品なのか? といったことがすぐに分かるのです! そこで今回は、iPhoneの素性を簡単に確かめる方法を紹介しましょう。

Appleストアで買ったのに「中古」の場合もあるってホント!?

皆さんは、iPhoneをどこで購入しているでしょうか? 大手キャリアやApple公式サイトで新品を購入すれば、間違いなく日本正規品の新品が購入できますよね。

でも、最新のiPhoneは非常に高価なので、フリマアプリやオークションサイト、中古専門店などで安くなった中古を購入する人も多いと思います。

そのようなiPhoneのなかには、新品未使用と書いてあったのに実は中古だったり、修理歴がある製品、海外の並行輸入品だったということがあります。

なかには、Appleストアなどの信頼できるお店から新品で購入したはずなのに、なぜか中古だったということがあるそうです。

そこで今回は、iPhoneの設定からモデル番号を表示して、新品か中古か? 修理歴ありかなしか? 日本販売の正規品か海外からの平行輸入かどうか? などを確認する方法を紹介しましょう。

Appleストアで買ったのに「中古」の場合もあるってホント(Image:Varga Jozsef Zoltan / Shutterstock.com)

新品で買ったと思っていたiPhoneがもし中古だったり修理品だったらショックですよね。でもiPhoneのある部分をチェックすると、新品か中古かすぐに確認できるのです!

iPhoneが新品か中古かは「モデル番号」で分かる!

それではさっそく、iPhoneが中古かどうか確認する方法を紹介しましょう。

まず、iPhoneの「設定」を開き「一般」から「情報」を選びます。すると「モデル番号」という項目がありますので、そこを確認してみます。

たとえばモデル番号が「MGHU3J/A」の場合、英数字の頭が「M」から始まっていますが、これはそのiPhoneが「新品」であることを示しています。

もし、ここが「F」から始まる場合は初期点検で不具合があったので作り直した製品。「N」は正規店に修理を依頼して本体交換をした製品で、「P」はオーダーメイドされた製品だとのこと。

さっそく筆者も、自身のiPhoneをチェックしてみたところ、モデル番号は「MLNE3J/A」となっていました。実はこれ、中古専門店で購入したものですが、扱いとしては「新品」ということになります。

■モデル番号の判別方法

【M】……新品
【F】……初期点検で不具合があった製品
【N】……正規店で修理した製品
【P】……オーダーメイド製品

※頭のアルファベットで判定

iPhoneのモデル番号を確認する手順

iPhoneのモデル番号を確認する手順1

まず、iPhoneの「設定」アプリを開きます(左写真)。次に「一般」をタップしましょう(右写真)

iPhoneのモデル番号を確認する手順2

「情報」を選択したら(左写真)、モデル番号をチェックします(右写真)。筆者が中古で購入した製品は「M」から始まるので「新品」ということになります

「F」や「N」だったとしても気を落とさないで!

先ほど紹介した手順でiPhoneのモデル番号を調べて、もし、「F」や「N」だったらショックを受ける人もいるでしょう。

でも、「F」のように初期点検で作り直したiPhoneや、「N」のようにAppleできちんと修理されたiPhoneなら、むしろしっかり整備されているので、逆に安心できるのではないでしょうか。

ちなみに、筆者は過去にAppleで整備を受けたリファービッシュ製品を購入したことがあります。実際にこのリファービッシュ品のモデル番号をチェックしてみたところ、やはり「N」から始まっていましたが、非常に快調に動作しています。

リファービッシュ製品

筆者は過去に、Appleで整備を受けたリファービッシュ製品を購入したことがあります。これならきちんと修理してあるので、むしろ安心と考えることもできます

モデル番号

実際にリファービッシュ品のモデル番号をチェックしてみると「N」から始まっていました。もちろん、動作にまったく問題はなく快調に動作しています

実はモデル番号で日本正規品かも確認できる!

iPhoneのモデル番号の英数字では、実はどこの国で販売されたものかもチェックすることができます。

モデル番号の「MGHU3J/A」のスラッシュの一文字前の「J」はJAPAN(日本)という意味で、「CH」なら中国、「LL」ならアメリカというように、国別でアルファベットが振り分けられているのです。

また、末尾の「A」に関しては、何代目のモデルかということが分かります。同じシリーズのiPhoneでも何度か作り直されているので、「A」は恐らく初代を指すのではないかと思われます。

香港の中古スマホ販売の様子(Image:StreetVJ / Shutterstock.com)

こちらは香港の中古スマホ販売の様子。中国では「二手(セカンドハンド)」が“中古”という意味で、このような海外の中古が日本のフリマなどで販売されている可能性も否定できません

まとめ

いかがでしょうか? iPhoneのモデル番号の最初の一文字が「F」や「N」だったからと言って、機能的に問題があるわけではありません。

むしろ、手荒に扱われた変な中古品を買うよりも、正規店できちんと修理されていれば安心ですよね。もちろん、海外の並行輸入品であってもこれは同じことですので、さほど気にする必要はありません。

ただ、ちょっとした小ネタとしては、非常に面白いと思いますので、皆さんも自身のiPhoneのモデル番号を、時間のある時にぜひチェックしてみてください。もし、「P」ならレアで自慢できるかもしれませんよ!

なお、この記事は今すぐ使えるiPhone術を日々発信しているインスタグラマー・なりお-iPhone便利術-@nario_life_さんオススメの『手持ちのiPhoneが新品か中古かを見分ける方法』を元に作成しています。

●なりお-iPhone便利術-@nario_life_「手持ちのiPhoneが新品か中古かを見分ける方法」は→こちら

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