最近、報道で見かけるようになり気になっている人もいるだろう、独特なデザインのビジュアルが楽しい「Nothing Phone(1)」。いよいよ、8月2日に国内で限定販売となりそうだ。イギリスのNothing社初のスマホということで、注目度が高いこの製品、色はブラックとホワイトの2色展開だ。同社はすでに、ワイヤレスイヤホン「Nothing ear(1)」でも成功をおさめており、技術力は折り紙付きだ。スマートフォン市場に一石を投じられるのか大注目だ。
勢いに乗るイギリス・Nothing社、待望のスマホNothing Phone(1)を8月2日に販売!
Phone (1) の限定販売。
8GB+256GB。ブラック&ホワイト。
KITH TOKYO。8月2日。 pic.twitter.com/VWzgdG8u3S— Nothing | ナッシング (@NothingJapan) July 27, 2022
イギリスのロンドンを拠点にする企業、Nothing。8月2日に待望のスマホ、Nothing Phone(1)を欧米に続いて日本で販売するようだ。Nothingとは人とテクノロジーの間の壁を取り払った商品を提供するテクノロジー企業で、株式非公開企業だ。GV(旧Google Ventures)やTony Fadell(iPod発明者)といった顔ぶれから資金提供を受けていることからも、業界内での期待の高さがうかがえる。
Nothing Phone(1)は、アメリカで100台限定でオークションを行った際にも、最高3,000ドルの値がつくほどの人気を見せていた。NothingのCEO兼共同創設者であるCarl Pei(カール・ペイ)がコメントで「停滞する業界」と表現したスマホ業界で、どれだけの存在感を示すことができるかにも注目が集まる。
業界大手相手に打ってでるという挑戦をしているNothingが販売するNothing Phone(1)。一般的な考えなら、「アップルやグーグルを相手に戦いを挑むなんて…」と思ってしまうが、勝機があってのことなのだろう。
気になる機種は、ホワイトとブラックの二色展開で洗練されたデザイン。フレームが100%リサイクルされたアルミニウムで、プラスチック部品の50%以上がバイオベースやポストコンシューマーリサイクル材を用いている点など、今の企業に求められる環境への配慮もバッチリだ。もちろん、ボディ自体軽くて丈夫なのは言うまでもない。
筆者が個人的に一番魅力を感じた点は、ブロートウェア(初期インストールされていながら、利用頻度の少ないソフトのこと)がなく、スピーディかつスムーズなOSに力を注いでいること。
そして、このNothing Phone(1)ひとつで、サードパーティ製品もコントロールできることだ。たとえば、自宅のIoT家電でもエアコン操作やドアロック解除などが、個別のアプリを使用することなく操作できるのだという。いちいち別アプリを立ち上げてひとつずつ操作する、といったイライラする動作も不要になったとすれば、これまでのストレスから解放されたと言ってもよさそうだ。
現在の日本ではiPhoneが断トツの人気で、2番手をAndroidスマホメーカー各社が争っているという状況だ。新規のスマホ参入といえば、あまりパッとしなかったバルミューダも思い出すが、今度のチャレンジャーはどこまで日本市場に受け入れられるだろうか。発売日が楽しみになってきた。
引用元:Phone (1) の限定販売。8GB+256GB。ブラック&ホワイト。KITH TOKYO。8月2日。【Nothing | ナッシング(@NothingJapan)】
※サムネイル画像は(Image:NOTHING TECHNOLOGY LIMITED」プレスリリースより引用)