最近、スマホでSNSやYouTubeなどを見て過ごすことが多く、テレビはほとんど見ない人が増えてきました。それでも、テレビを設置した人はNHKの受信料を支払わなければなりません。そこで今注目されているのが「チューナーレステレビ」です。でも、パソコンの液晶モニターとは何が違うのでしょうか? 本当にNHKの受信料を支払わなくてもいいのでしょうか? 今回はそんな「チューナーレステレビ」について詳しく解説しましょう。
NHKを見なくてもテレビがあれば受信料を払わないとダメ!?
アナタはNHKの受信料を支払っていますか? NHKなんて全然見ていないのに、テレビ(テレビ受信機・チューナー)を持っているだけでNHKの受信料を支払わないといけないのは、納得できないという人も多いことでしょう。
●NHK「NHK放送受信契約・放送受信料についてのご案内」は→こちら
■NHK受信料
【衛生契約】月額2,170円(12カ月2万4,185円)
※衛星放送を受信できるテレビ
【地上契約】月額1,225円(12カ月1万3,650円)
※地上波のみ受信できるテレビ
しかし、逆に言えば「NHKを受信できる機器(テレビ・チューナー)を持っていなければ受信料を支払う必要はない」ということになります。
そこで今注目を集めているのが、テレビの受信機を搭載せす、YouTubeやAmazonプライム・ビデオ、TVerといったネットの動画サービスが楽しめる「チューナーレステレビ」です。これならテレビの受信機を搭載していないので、NHKの受信料は不要になるというわけです。
チューナーレステレビとパソコン用液晶モニターはどう違う?
「チューナーレステレビ」とは、テレビ受信機(チューナー)を内蔵しない製品のことです。
チューナーレステレビは2021年12月にドン・キホーテが発売して注目を集めましたが、その後も2022年5月にUNITECH(ユニテック)、7月にはSmartTVが相次いでチューナーレステレビを発売しています。
「チューナーを内蔵しないなら、パソコンの液晶モニターと同じじゃないの?」と思った人も多いでしょう。
でも、チューナーレステレビには「Android TV」や「Google TV」などの機能が内蔵されており、YouTubeやNetflixといった動画配信サービスが楽しめる機能が搭載されていますので、そのような機能のないパソコン用液晶モニターとはまったく別物です。
●UNITECH「アンドロイドモニタテレビ(チューナレス) 43V型 4K対応:K4300USG-E」は→こちら(Amazon)
●ティーズネットワーク「TSM-4202F2K テレビ 42インチ」は→こちら(Amazon)
●SmartTVは→こちら
チューナーレステレビでもテレビは視聴可能!?
チューナーレステレビでは、当然、直接テレビ番組を受信することができません。しかし、在京キー局が運営する見逃し番組配信サイト「TVer」などを利用すれば、過去1週間に放送された民放テレビ局の番組は視聴できます(一部NHKの番組も視聴可能)。
●TVerは→こちら
TVerでは2022年4月から一部番組をリアルタイム同時配信するようになりましたが、残念ながらAndroid TVなどでリアルタイム配信は利用できません。
どうしてもスポーツ中継などの生放送を見たい場合は、スマホを利用しましょう。TVerについて詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。
ちなみに、NHKでは見逃し配信サービス「NHKプラス」を独自に運営しています。しかし、こちらはNHKの受信契約を結んでいないと会員登録できず、それ以外の人は利用することができません。
また、過去に放送されたNHKの番組は、有料の「NHKオンデマンド」を利用することになり、見放題パックが月額990円となっています。詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。
●NHKプラスは→こちら
●NHKオンデマンドは→こちら
まとめ
いかがでしょうか?「チューナーレステレビ」はテレビの受信機を搭載していませんが、Android TVなどのネット動画配信サービスを利用できるため、YouTubeやAmazonプライム・ビデオ、TVerなどを楽しむことができます。
もちろん、チューナーレステレビにテレビ受信機は搭載されていないので、NHKの受信契約をする必要はありません。
それでも「TVer」などを利用すれば、過去の1週間分のテレビ番組が無料で楽しめますし、スマホやパソコンの画面をミラーリング機能を使って大画面テレビに映し出して楽しむことも可能です。詳しくはこちらの記事を参考にしてください。