仕事の在り方が多様化する現代において、出世についての意見は人それぞれだろう。人材派遣サービスを提供する株式会社ライズ・スクエアは2022年6月17日~18日、自社のWebメディア「RS MEDIA」において、出世したくないと思っている男女500人を対象に、「出世したくない理由」についてアンケート調査を実施。中には共感してしまう理由もあるのでは。さっそく見ていこう。
出世でさまざまな負担が増えることを不安に感じている人が多数!

上司や先輩の姿から未来の自分に不安を感じる人も(「株式会社ライズ・スクウェア」調べ)

管理職の方も思わずうなずいてしまう理由かも(「株式会社ライズ・スクウェア」調べ)
「出世したくない理由」調査は男女別にわけ集計を行ったが、驚くことに1位から3位は男女ともに同じ理由があげられている。
堂々の1位は「責任が増える」。女性は145名、男性は100名が票を入れるという結果に。その理由をみると、「何か問題が起きたときに、責任を背負わされてしまうから」という意見が多く寄せられており、管理職になることで任される責任の重さを不安視しているといえるだろう。また「部下の人生を背負う感じにかなり抵抗があるから」と、後輩育成に対する責任についての回答もいくつか寄せられた。
2位は、こちらも男女ともに「仕事量が増える」という理由である。「出世して管理職になると常に忙しくなり、プライベートがなくなってしまう」や、「仕事より家族との時間を大切にしたいから」など、業務量の増加にともない、自分や家族に割く時間が減ってしまうことへの不安が大きいといえる。
3位は「仕事と給料が釣り合わない」がランクイン。「出世しても仕事の量や責任が増えるだけで、全然給料に反映されそうにないから」など、仕事量と給料が見合っていないことを不満に感じている意見が多く寄せられていた。会社によっては、勤務年数や取引の円滑化のためだけに役職を与えるケースもあるため、給料が上がらない出世は意味がないと、感じざるを得ない人も少なくないといえる。