「マイナポイント第2弾」赤ちゃんや子どもの分の申請方法はどうすればいい?

2022年6月よりマイナポイント第2弾のポイント受け取り申し込みが始まっていますが、マイナンバーカードを持っていれば、未成年の子どもや赤ちゃんでもマイナポイントは受け取れます。しかし、未成年はクレジットカード(以下クレカ)が作れないので、どうやってマイナポイントを受け取ればいいか悩んでいる人も多いでしょう。そこで今回は、未成年の子どもや赤ちゃんのマイナポイントの受け取り申し込みを、どうすればいいのか解説します。

未成年の子どもや赤ちゃんでもマイナポイントはもらえる!

アナタはすでにマイナポイントを受け取りましたか? マイナポイント第2弾は、2022年6月からポイントの受け取り申し込みが始まっており、マイナポイン申し込みによるキャッシュレス決済の25%(上限5,000pt)、健康保険証の利用申込で7,500pt、公金受取口座の登録で7,500ptがもらえるため、一人で最大2万ptももらえます。

マイナポイント第2弾は2023年2月末まで実施されていますが、マイナンバーカードの申し込みを2022年12月末まで行わないと権利が無くなりますので、今すぐマイナンバーカードの申し込みだけは行っておきましょう。

※マイナポイント第2弾のマイナンバーカード申し込み期限は2022年12月末の予定でしたが、2023年2月末に延長されています。また、これに合わせてマイナポイント第2弾のポイント取得期限も延長される予定です。

マイナンバーカード

マイナンバーカードの普及を目的として実施されている「マイナポイント第2弾」。ただし、2022年9月末までに申し込みした人でないとポイントはもらえない!(筆者撮影)

そもそも、マイナポイントがどういうものなのか基本から詳しく知りたい人は、こちらの記事を参考にしてください。

■マイナポイント第2弾の概要

【期間】2022年1月1日〜2023年2月末
【マイナンバーカード申請締め切り】2022年9月末
【特典】
[1]キャッシュレス決済の25%還元(上限5,000pt)
[2]健康保険証の利用申込で7,500pt
[3]公金受取口座登録で7,500pt
※[1]~[3]の合計で2万pt

マイナンバーカードは日本国民であれば誰でも取得できます。もちろん、赤ちゃんや未成年の子どもでもマイナポイントをもらえますので、4人家族なら最大8万ptがもらえることになっています。

でも、18歳未満の子どもの場合はクレカを作れませんし、スマホももっていません。いったいどうやってマイナポイントを受け取ればいいのでしょうか?

マイナンバーカードはどうやって申請すればいいの?

アナタの自宅にはQRコード付き「マイナンバーカード交付申請書」が届いていませんか? 

これは、2021年1月からマイナンバーカードを取得していない人全員に送付されており、書類に記載された「QRコード」をスマホで読み込むことで、簡単にマイナンバーカードの申請ができるようになっています。

以前郵送されてきた「個人番号通知カード」を紛失した人であっても、この「マイナンバーカード交付申請書」さえあれば、スマホで簡単にマイナンバーカードの申請ができるのです。

家族全員分の「マイナンバーカード交付申込書」

マイナンバーカード未取得者には、7月26日から再々送付が開始されています。もし届いていない場合は、過去に家族全員分の「マイナンバーカード交付申込書」が届いているはずなので、探してみよう。(筆者撮影)

マイナンバーカード交付申込書のQRコードを読み込む

マイナンバーカード交付申込書のQRコードを読み込めば、スマホから簡単にマイナンバーカードの申し込みができる(筆者撮影)

もちろん、スマホの操作が不安な人は、手書き書類と返信用封筒も同封されているので、郵送による申請も可能となっています。マイナンバーカードの申し込み方法については、こちらの記事を参考にしてください。

もし、「マイナンバーカード交付申込書」が見当たらない場合は、マイナンバーカード総合サイトの「マイナンバーカード交付申請について」から申請書(PDF)をダウンロードすることができますので、今すぐ申し込みを済ませましょう。実際にマイナンバーカード交付されるまでは1カ月以上かかります。

●マイナンバーカード総合サイト「マイナンバーカード交付申請について」は→こちら

子どもや赤ちゃんのマイナンバーカードはどうやって申し込むの?

日本で生まれて住民登録を行った赤ちゃんは、その時点で数字12桁のマイナンバー(個人番号)が付与されることになっています。

その後、個人番号通知書と個人番号カードが自宅に届いたら、親(法廷代理人)がマイナンバーカードを申請することができるようになります。

もちろん、申請には赤ちゃんの顔写真も必要ですが、赤ちゃんを白いシーツの上に寝かせたり、親がシーツをかぶって赤ちゃんを抱っこしたりして撮影すればいいでしょう。

また、15歳以下の子どもの場合は親が申請できますが、出来上がったマイナンバーカードは、基本的に親と一緒に子どもや赤ちゃん本人が一緒に役所で受け取る必要があります。

しかし、赤ちゃんの場合は窓口へ連れて行くことが難しい場合もありますので、親が代わりに受け取れる自治体もあります。受け取り方法に関しては役所で相談してみましょう。

なお、マイナンバーカードは通常10年間有効ですが、20歳未満の子どもは成長が早いため、5年ごとに更新する必要があります。

赤ちゃんの写真

白バックで赤ちゃんの写真をするのは少し面倒だが、申請には必要なので頑張って撮影しよう

マイナポイントは親が申請して受け取れるの? 親名義のキャッシュレス決済でもOK?!

子どものマイナンバーカードを取得したらキャッシュレス決済事業者を決めて、マイナポイントの受け取りを申請しましょう。マイナポイント第2弾に対応するキャッシュレス決済事業者はマイナポイント公式サイトで確認できます。

●総務省マイナポイント「対象となるキャッシュレス決済サービス検索」は→こちら

ただし、マイナポイントの受け取りに紐づけるキャッシュレス決済は、1人につきひとつと決まっていますので、親がすでに申し込んだキャッシュレス決済では子どもマイナポイントを受け取ることはできません。

基本的に子どものマイナポイントは、親とは別のキャッシュレス決済を用意する必要があります。また、マイナポイントの受け取り申請は本人が行うことになっていますが、さすがに子どもや赤ちゃんは無理ですので、親が代行することが可能となっています。

もちろん、18歳未満の子どもはクレカを作れませんし、マイナポイントを受け取るキャッシュレス決済事業者選びに関しては、15歳未満は「親名義」、15歳〜17歳は「本人名義」か「親名義」で申請できるようになっています。

子どもでも作れるキャッシュレス決済としては、プリペイド型の電子マネーがあります。たとえば、「nanaco」は15歳以下でも親の同意があれば作成可能ですし、「WAON」は年齢制限なしで作成できます。

「Suica」は小学生以下でも「こども用Suica」が作成できますが、モバイルSuicaは小学生を除く12歳以上なら作成可能となっています。

ただし、SuicaはJRE POINTでのポイント受け取りとなるため、Suicaで使うには少々面倒な手続きが必要になりますので、詳しくはこちらの記事を確認してください。

マイナポイントの受け取り申請は親のスマホから申請可能!

15歳未満の子どものマイナポイントは、親名義のキャッシュレス決済で受け取り申請できます。

マイナポイントの受け取り申請はローソンのマルチコピー機やセブン銀行ATM、ケータイキャリアや家電量販店に設置された専用端末などでも可能ですが、もっとも簡単なのはスマホの「マイナポータル」や、親のスマホにインストールしたマイナポイントを申請していない、スマホ決済アプリ(PayPay、楽天ペイ、au PAYなど)です。

ただし、スマホはNFC(おサイフケータイ)対応の機種でないと申請できませんのでご注意ください。具体的な申請方法については、こちらの記事が参考になるでしょう。

PayPayでのマイナポイント申請1

こちらはPayPayでのマイナポイント申請。スマホのPayPayアプリを起動して、マイナポイントを選択(左写真)。子どものマイナンバーカードをスマホの裏にかざし4桁の数字を暗証番号を入力しよう(右写真)

PayPayでのマイナポイント申請2

この写真ではマイナンバーカードの新規取得による5,000ptは第1弾で申し込み済みだが、初めての場合は3つすべてにチェックを入れて作業すればいい(左写真)。3つすべてクリアすれば最大2万ptが付与される(右写真)

公金受取口座の登録は子ども名義の口座が必要!

マイナポイント第2弾で2万ptを満額受け取るには、公金受取口座の登録も必要になります。こちらは、未成年の子どもでも親名義の銀行口座はNGで、本人名義の銀行口座でないと登録できません。

面倒でも子ども名義の銀行口座を作りましょう。大手銀行なら、生まれたばかりの赤ちゃんでも、母子手帳や健康保険証などを持参して申請すれば子ども名義の銀行口座を作ることができます。

マイナポイント第2弾の公金受取口座の登録

マイナポイント第2弾の公金受取口座の登録では、未成年の子どもでも銀行口座は本人名義でないとダメだ(筆者撮影)

公金受取口座の登録はネット銀行でも可能です。しかし、「住信SBIネット銀行」「PayPay銀行」「auじぶん銀行」などは15歳以上でないと口座を開設できません。

これに対し「楽天銀行」「セブン銀行」「イオン銀行」「ソニー」「あおぞら銀行 BANK支店」などであれば、15歳未満でも親の同意があれば、子ども名義で口座を開設できます。ただし、ネットからの申し込みできる銀行は限られており、郵送での申請のみ可能な場合が多いので、調べてみましょう。

●楽天銀行「子供名義の銀行口座開設」は→こちら

楽天銀行「子供名義の銀行口座開設」(Image:rakuten-bank.co.jp)

楽天銀行は「子供名義の銀行口座開設」ページまで作るほど力を入れているだけあって、12歳以上なら未成年でも申し込めます。12歳未満でも親が手続きすれば子どもの銀行口座を作れるようになっています(画像は楽天銀行公式サイトより転載)

まとめ

いかがでしょうか? 家族全員分のマイナンバーカードの取得やマイナポイントの受け取り申請は、かなり面倒ですが、4人分で8万ptももらえるのですから、ちょっとがんばってみましょう!

なお、キャッシュレス決済事業者のなかには、独自に上乗せして2万pt以上もらえるキャンペーンを実施しているところもありますので、こちらの記事を参考にしてください。

(※2022/12/20 記事の一部を更新いたしました)

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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