マイナンバーカード未申請者、6割の理由は「面倒だから」?

マイナポイント第2弾の実施などにより、申請率が伸びているマイナンバーカード。2022年7月に株式会社DNPフォトイメージングジャパンが15~59歳の男女2,500人を対象に行った調査では、マイナンバーカードの所有率は58.6%。半数以上の人がマイナンバーカードを所有しているという結果になり、2020年12月の48.7%と比較すると約8.1%増加していることがわかった。

では、所有者はなぜマイナンバーカードを申請したのだろうか? また、まだ申請していない人は何か理由があるのだろうか? 今回は、その調査結果を一緒にチェックしていこう。

マイナポイントの影響はやはり大きかった!

マイナンバーカードを申請している理由は?

ポイント効果は絶大か…?(「株式会社DNPフォトイメージングジャパン」調べ)

圧倒的に多かった回答が「ポイントがもらえるから」で、64.0%。最大2万円相当のポイントがゲットできるマイナポイント第2弾の影響は大きいようだ。一度でこれほど大量のポイントをもらえる機会はそう多くはないので、普段からポイ活に励んでいる人たちは、とくに飛びついたのではないだろうか。

次に多かったのは「顔写真付き身分証明書として利用できるから」で25.0%。この回答をしたのは主に18歳未満の人、または運転免許を取得していない人なのではないかと思う。顔写真付きの身分証明書としての利用なら、運転免許証で十分だからだ。

そして、「公的証明書(住民票など)をコンビニで発行できるから」が22.0%と続いた。公的証明書を役所でなくコンビニでも発行できるというのは大きなメリットのように感じる。公的証明書が必要な場面は年に1~2回程しか訪れないが、それでも、その度に役所まで行くのを面倒に感じる人も多いだろう。

さまざまメリットがあるマイナンバーカード。では、申請していない人は、なぜ申請しないのだろうか。今度はその理由を見ていこう。

マイナンバーカードを申請しない理由は?

それなりに手間のかかるマイナンバーカードの申請(「株式会社DNPフォトイメージングジャパン」調べ)

では、今度はマイナンバーカード未所有者に対する、申請していない理由について聞いた調査の結果をご紹介。

一番多かったのは「面倒だから」で58.0%という結果に。約6割の人が申請時にかかる手間を面倒に感じ、マイナンバーカードを発行していないようだ。「面倒」という気持ちだけで「発行しなくていい」となる理由は、次に多かった回答が原因なのではないかと思う。

回答率30.0%で2番目に多かった「取得の必要性、メリットを感じないから」という理由こそが、発行手続きに対する面倒な気持ちをより大きなものにしているように感じる。マイナンバーカードを取得することで何か大きなメリットを得られたり、取得しないことで不便を感じたりしない限り、「面倒だから」という理由で申請しない人は、なかなか減らないのではないだろうか。

そして「個人情報漏洩のリスクがあるから」が28.0%。マイナンバーカードには個人番号や名前、生年月日、住所などの個人情報が記載されているので、万が一、紛失してしまった場合は情報漏洩の危険性がある。内蔵されているICチップにもいくつかの情報が記録されており、4桁の暗証番号を知られた場合は悪用されるリスクも。こういった点に不安を覚え、申請しないという人もいるようだ。

情報漏洩のリスクは、なにもマイナンバーカードに限った話ではない。免許証やキャッシュカードに関しても同じことが言える。やはり、マイナンバーカードの取得率を上げるカギを握るのは「必要性を感じるかどうか」という点なのではないだろうか。

出典元:ポイントを賢く貯めている“ポイント賢者”は、そうでない”ポイント凡人”と比較して月に2,970ポイントも多く貯めている! マイナンバーカードを申請していない人のうち、6割の理由が「面倒だから」!【株式会社DNPフォトイメージングジャパン

※サムネイル画像(Image:yu_photo / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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