位置情報共有アプリで人気の「Zenly(ゼンリー)」が突然のサービス終了!? なぜ?

「Zenly(ゼンリー)」がサービスを終了する。月間アクティブユーザー数3,000万ともいわれる人気アプリの突然の発表にネットが騒然としている。いったいなぜ、終了してしまうのだろうか…?

今回は、ゼンリーの終了発表とそれに対する反応、終了する理由の考察などをお伝えしていきたい。

人気アプリ・ゼンリー、“突zenly”なサービス終了を発表

ゼンリーの終了発表

ツイートからわずか2時間で2.1万回以上(2022年9月1日22時時点)リツイートされていたが、9月2日10時時点ツイートはすでに削除さている(画像は「zenly japan(@ZenlyJP)」Twitterより引用)

ゼンリーの公式Twitterアカウント・zenly japan(@ZenlyJP)は9月1日、Twitterを更新。「親会社の事業の再構築と再集中化にともない、数カ月後に提供を終了いたします」と衝撃の事実を発表した(9月2日10時時点ツイートは削除されいる)。ツイートの最後には「#サービス終了突zenly」という、冗談なのかと思ってしまいたくなるような遊び心のあるハッシュタグをつけているが、冗談でここまで大事なことを言うわけもなく、本当のことなのだろう。

今後のサービスの動向については、「現在のご利用には直ちに影響はありませんが、今後また追ってご案内させていただきます」と伝えている。「後日発表」という部分からも、よほど急な決定だったことがうかがえる。

「親会社の事業の再構築と再集中化」という言葉もあるように、ゼンリーのサービス終了の原因はゼンリーの運営会社であるアメリカ・スナップ社の経営の悪化にあるとみられる。スナップ社は9月1日に収益の悪化を報告。「『コミュニティの成長』『収益の成長』『拡張現実』という 3 つの戦略的優先事項に重点を置くために事業を再構築」することを発表した。

その中で「約6,400人いる社員のうち20%(約1,300人)を削減する」ことや、「ゼンリー、Voiseyといったアプリの終了」も伝えている。人員を削減しながら、運営サービスも採算が合わないものを“リストラ”していったのだろう。

ゼンリーユーザーからは悲しみの声が続出

街のどこにいるかがわかる位置情報アプリは若者を中心に人気を博している

“突zenly”な公式の終了告知ツイートには多くの反応が寄せられている。「なくなるのは、ほんと困ります」「命の次にだいじだったのに……」「ゼンリー人気じゃん、なんで潰すの親会社!」など、終了に対する反応をぶつけるユーザーや、「広告つけていいし、なんなら課金要素や月額制にしてもいいので、どうか終わらないで」「課金するんで考え直してください」といった有料化してもいい、という意見も飛び出していた。

また、中には「頼むどっかの会社ゼンリーを買収してくれ」と、サービスを引き継ぐ企業が現れることを期待する声も。たしかに、他企業が買収すればサービスが継続される可能性もあるだろう。運営するスナップ社にも売却した収益が入るため悪くない選択肢ではあると思うのだが…。どのような判断を下すかはスナップ社次第だ。

ゼンリーは4月に機能の大幅なリニューアルも行われたばかり少なくともこの時点ではサービス終了などとは欠片も考えていなかったことだろう。

人気アプリがこれからどのような経緯をたどるかは未知数だが、ユーザーにとって円満なかたちで終わってほしいと思ってしまう。

引用元:zenly japan公式Twitter→こちら
引用元:Restructuring and Refocusing our Business【Snap

※サムネイル画像(Image:FellowNeko / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています

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