アップルが日本時間9月8日に新製品発表イベント「Far out.」を開催した。発表前から新製品に関する多くのリーク情報が飛び交いさまざまな憶測がなされていたが、ついにアップルからの公式発表が行われ、その全貌が明らかとなった。それでは、気になる発表内容を見ていこう。
iPhone 14はカメラが進化、Plusも数年ぶりに復活
iPhone 14のカラーバリエーションは全5色（画像は「Apple」公式サイトより引用）
■iPhone 14シリーズ
iPhoneの新機種「iPhone 14」シリーズの発表だ。最新モデルは「iPhone 14」「iPhone 14 Plus」「iPhone 14 Pro」「iPhone 14 Pro Max」の4種で、いずれも「iPhone 13」シリーズに引き続きLightningケーブルを採用している。
iPhone 14はカメラが進化。とくに手ぶれ補正に優れており、動きながらでもなめらかに撮影できる。久々に登場した「Plus」の特徴は、なんといっても6.7インチという大画面だろう。ゲームなど細かな操作もしやすい大きさは魅力だ。
■AirPods Pro（第2世代）
「AirPods Pro（第2世代）」はノイズキャンセリング機能がより優秀になった。またケース側にストラップループがついたのは、一見地味な変化だがユーザーにとっては重宝する場面も多そうだ。
■Apple Watchシリーズ
Apple Watchシリーズでは、驚異の上位モデルが登場。ベーシックモデルの「Apple Watch Series8」、税込37,800円からという廉価版の「Apple Watch SE」、そして初登場の「Apple Watch Ultra」である。
Apple Watch Series8は、低電力モードで最大36時間使える仕様に。時計という日常的に身に着けるアイテムの性質上、充電頻度が少なくて済むのはうれしい。そして、注目のApple Watch Ultraは、デザインのゴツさ通り海から山までタフな環境をともにできる圧倒的な性能を有し、ダイビング、トライアスロンなど過酷なスポーツにも耐えうるスマートウォッチが誕生した。
価格は前年の同列モデルと比べて2～4万円の上昇
iPhone 14 Proは新色のディープパープルを合わせて全4色。またノッチが消えた（画像は「Apple」公式サイトより引用）
発表された新製品のうち、発売日は製品によってまちまちだ。まずは9月16日に、iPhone 14シリーズのうちiPhone 14 Plusを除く3機種と、Apple Watch Series8、Apple Watch SEが発売される。9月23日にApple Watch UltraとAirPods Pro（第2世代）が、10月7日にiPhone 14 Plusの発売となる。
予約受付はすでにはじまっている。Apple Watch Series 8、Apple Watch SE、Apple Watch Ultraは8日からすでに注文が可能に。iPhone 14シリーズとAirPods Pro（第2世代）は9月9日の21時から予約受付が開始される見込みだ。
注目の価格については、予想通りユーザーには痛い値上げとなった。今回のiPhone 14シリーズを1年前のiPhone 13シリーズ発売時の価格と比べると、およそ2〜4万円ほど価格が上昇。最上位モデルのiPhone 14 Pro Maxに関しては239,800円となり、25万円台がすぐそこに見えてきた。昨今の急激な円安の影響が現れたかたちだが、値上げは値上げである。
各製品とも、前シリーズに比べてこの価格差を埋めるほどの仕様変更があったかといえば疑問もある。iPhone 14シリーズをはじめとした新製品は、今後も変わらず受け入れられていくのか動向を見守りたい。
引用元：Appleのイベント【Apple】
※サムネイル画像は（Image:「Apple」公式サイトより引用）
