スマホのカメラ性能が年々上がってきているので、気軽に撮影した動画をYouTubeに投稿するのも楽しいですよね。しかし撮影したのは良いものの、動画の「アスペクト比」や「解像度」で悩むこともあるのでは?
アスペクト比とは、画面の「横と縦の長さの比率」のこと。一般的によく使われるアスペクト比は「16:9」と「4:3」の2つです。
なお、正方形および縦長で60秒以内の動画は、自動的に「YouTubeショート動画」と判定されます。今回は以上の点を踏まえ、YouTube動画のアスペクト比と解像度について画像付きで解説します。
YouTube動画の基本的な画面サイズは「16:9」| 最適な解像度一覧
YouTube動画では、「16:9」が一般的な画面サイズ(アスペクト比)です。横長の16:9は「ワイド」、正方形に近い4:3は「スタンダード」とも呼ばれます。4:3はブラウン管テレビの時代は主流でしたが、現在では動画用途ではほとんど使われません。
YouTube動画を投稿するとき、アスペクト比と同じくらい重要なのが解像度です。16:9で撮影した動画は、以下いずれかの解像度でエンコードすれば問題ありません。
・7680p(8K): 7680×4320
・2160p(4K): 3840×2160
・1440p: 2560×1440
・1080p: 1920×1080
・720p: 1280×720
・480p: 854×480
・360p: 640×360
・240p: 426×240
ちなみに4Kなど1080pより大きな解像度は、スマートフォンで視聴する場合は「1080p」との違いがほとんど感じられません。そのためフルHD(1080p)であれば、「映画作品」などでない限り十分。YouTube動画を高画質でダウンロードする方法は、以下の記事で解説しているのでご参考ください。
YouTubeの通常動画は「横画面」、ショート動画は「縦画面」で撮影しよう
YouTubeに動画を投稿する際、横長の動画は「通常動画」、縦長で60秒以内の動画は「ショート動画」として判定されます。
iPhoneとAndroidいずれの端末でも、動画撮影のデフォルトのアスペクト比は基本的に「16:9」もしくは「9:16」です。ただし、横画面で動画を撮影したときは16:9、縦画面の場合は9:16と判定されます。
つまり、通常動画として投稿したい場合は「横画面」で、ショート動画を投稿するときは「縦画面」で撮影すると、あとで編集の手間が省けるのでおすすめです!
YouTubeのアスペクト比/解像度についてよくある質問
YouTubeのアスペクト比/解像度についてよくある質問をまとめました。
YouTube動画の解像度は最低限どの程度必要?基準はあるの?
前述したように、YouTubeは横長の画面サイズなので「16:9」比率のワイド画面が主流。そのなかでも240p〜2160pの解像度が推奨されています。 ただし解像度が400p以下になると画像が粗くなるため、基本的には「480p(720×480)」以上の解像度で設定するのがおすすめです。
16:9や4:3以外の画面サイズの動画は視聴者にどう見える?
16:9や4:3以外の画面サイズの動画を投稿した場合も、YouTubeのプレーヤー側で視聴者の端末に合わせて、自動的に画面サイズを調整してくれます。
YouTubeの画面サイズの自動調整がおかしい際の対処法は?
YouTubeの画面サイズは、たまに自動調整がうまくいかないケースがあります。その場合は、アプリ版とブラウザ版どちらも動画右下の四角いアイコンをタップすると、全画面表示で動画を視聴可能。ただし、端末のアスペクト比に合わせて自動調整されるため、余った部分には「黒帯」が挿入されます。
まとめ
YouTube動画の画面サイズ(アスペクト比)と解像度について解説しました。YouTube動画を投稿する際、基本的には16:9で投稿するのが無難です。スマホで横画面で撮影すると16:9の通常動画、縦画面だと9:16のショート動画と判定されるので、撮影時に何か設定を変更する必要はありません。
ちなみに、縦長の動画をあえてショートではなく通常動画として投稿したい場合、動画の長さを1分以上にするのが最も簡単な方法です。動画の長さは短くしたいなら、たとえば9:16の縦長の動画の左右に黒帯を入れる編集などをすると、横長の通常動画として投稿できます!
※サムネイル画像(Image:Alim Yakubov / Shutterstock.com)※画像は一部編集部で加工しています