CPUは、パソコンにおけるさまざまな支持を処理したり、メモリを制御するなどの大事な役割を担っている。そのため、物理的な取扱いにも、それなりの注意が必要なパーツとして有名だ。パソコン内部に埃がたまると、CPUの温度が熱くなったりするので、メンテナンスとして定期的な掃除が欠かせない。
2022年11月8日に投稿された、あぶらぼうず@Mushino_Shiraseさんの「どーしてもCPUの温度が下がらないお客様がおり、調べてみるとサッと102℃まで上がってそこから謎の一定の数値！ヒートシンクをしっかり冷ましても102℃！CPUの温度センサー故障？？？？聞いたことないけど…( °ω° )ん？CPUに！マーク？？？んー…？？これで何年も動いてたそうですw」というツイートには、ある動画が添えられていた。この投稿には4500件近い「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。
今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介したい。
どーしてもCPUの温度が下がらないお客様がおり、調べてみるとサッと102℃まで上がってそこから謎の一定の数値！
ヒートシンクをしっかり冷ましても102℃！
CPUの温度センサー故障？？？？聞いたことないけど…( °ω° )ん？CPUに⚠️マーク？？？
んー…？？これで何年も動いてたそうですw pic.twitter.com/lBILDRjDLI
— あぶらぼうず (@Mushino_Shirase) November 8, 2022
CPUが高温になった原因は？
普段からCPUはそれなりに熱を持っており、負荷のかかり具合によってその温度は前後する。しかし、せいぜい通常の使用だと40度～60度ぐらいまでしか温度は上昇しないはずなので、102度というのは異例の事態だ。
投稿者のあぶらぼうずさんは、最初に温度センサーの故障を疑ったようだが、どうやら原因は別のところにあったらしい。パソコンの内部をよく見てみると、なんとCPUを起動する前に必ず剥がすべきシールが貼りっぱなしだったことが、今回の高温の原因だったようである。
（画像は「あぶらぼうず（@Mushino_Shirase）」さん提供）
（画像は「あぶらぼうず（@Mushino_Shirase）」さん提供）
CPUが高温になる一般的な原因としては、パソコン内部の温度下げるクーラーやファンなどに埃が付着し、上手く熱を逃がせなくなることによるものが多いのだが、まさかシールでここまでなってしまうとは驚きだ。
102度という超高温を叩き出しても、数年間の間きちんと動いていたCPUには拍手を送りたいものである。
透明シールをめくるのは気持ちがいい！！
このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「なんてこった！！！！！！「空気清浄機のフィルタが包装ビニールに入ったままだった」みたいなヤツwwwwww」と、誰もがハマりがちな罠を引き合いに出す声や、「わぁああwww結構あるあるですよねwwこれでしっかり冷えるようになっているといいのですがww」と、意外とこのようなミスは多いことを指摘する声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられていた。
発熱の原因となった透明のシールは、PC関連部品だけでなく、身近な家電製品などにもよく貼られている。給湯器やリモコンなど、家中のいたるところで目にするので、筆者はこれを家族の誰よりも素早く見つけて、ペロリとめくるのが密かな楽しみだ。
普段からネイルサロンに通い詰め、なるべく日常生活では爪を酷使しないようにしている筆者だが、家電の透明シールを発見した時だけは、カリカリと人差し指の爪を使い、嬉々として猫のようにはがしている。
家電に謎の透明シールが貼られる理由は？
では、こうした謎の透明シールは、一体どのような理由で家電製品に貼られているのだろうか。
基本的にこれらのシールは、製造段階で製品に傷がつかないように、メーカーがわざと貼っているものなのだそうだ。そのため、本来は使う時に必ずめくるべきものなのだが、製品によっては今回のようにめくり忘れたり、そもそも貼ってあるかどうか分からないぐらい薄くて見えにくい場合も多い。一応、どんな透明シールであっても、メーカー各社としては、剥がしてから製品の使用を開始することを奨励しているようだ。
今回のツイートのように、めくり忘れることで不具合に直結するケースはかなり稀だが、皆さんもご自宅の家電製品にこうした保護シールが貼りっぱなしの場合は、なるべくめくってから使うようにしよう。ごく稀に、あえてシールは貼ったまま使いたいという人もいるかも知れないので、剥がすことを強制はしないが、ペロリとめくる気持ち良さは、一度やってみると意外と癖になるはずだ。
※サムネイル画像（Image:「あぶらぼうず（@Mushino_Shirase）」さん提供）
