あきらめるのはまだ早い! キャンセル待ちに挑戦しよう
自宅10時打ち作戦に失敗した筆者ですが、まだ諦めてはいません。実は、鉄道マニアの人は確実にサンライズ出雲を予約するために、複数人でチケットを確保する場合もあります。
つまり、ダブってチケットを購入した人や、間違ったチケットを購入した人などが、この後にキャンセルする場合があるのです。
ちなみに、サンライズ出雲は2日前までにキャンセルすると手数料は340円で済みますが、出発前日のキャンセルは手数料を30%も取られるため、出発1週間前からキャンセルが出る確率が高くなります。
そこで筆者は、11月30日の午後から毎日、暇を見つけてはキャンセルが出ないかスマホでチェックしていました(1日4~5回程度)。
すると、12月3日の19時頃にノビノビ座席のキャンセルが出てきました。ノビノビ座席は個室ではないのですが、12月30日にどうしても乗りたいので、とりあえず確保しておくことにしました。

こちらが雑魚寝スタイルのノビノビ座席。カーペット敷きのフルフラットシートだが寝台個室ではないため、料金はかなり安いが……(筆者撮影)
■ノビノビ座席のキャンセル待ちを購入する方法

キャンセル待ちはスマホが便利だ。まずWebブラウザで「サンライズ瀬戸・出雲予約」を開き、日付と時間(21時)を指定(右写真)。列車名を「サンライズ出雲」にして発着駅を指定する(左写真)

画面を下にスクロールして「普通車ノビノビ座席」を選択。もちろん他の寝台個室もチェックできる(右写真)。さらに画面を下にスクロールして「検索」を押そう(左写真)

下の臨時便は満室だが、上の通常便は青くなっている(=空きがある)ので、これをタップしよう(右写真)。すると、「ノビノビ座席(普通)」が「△」になっていたので、「選択(新規予約)」をタップする(左写真)

ノビノビ座席は寝台個室ではなく「指定席」なので、座席表で席が選べる。空きはひとつしかなかったが席を選んで「次へ(新規予約)」を押す(右写真)。続いて「了承のうえ、次に進む」をタップしよう(左写真)

内容を確認したら支払い方法を選択する。筆者は事前登録したクレジットカードを選択した(右写真)。「決済画面に進む」を押す(左写真)

決済画面ではクレジットカードの裏面に記載された数字3桁のセキュリティコードを入力し、「購入(決済する)」を押そう(左写真)。これでチケットの予約購入が完了した(右写真)。予約内容はメールでも届くようになっている
キャンセル待ちでノビノビ座席を確保した筆者でしたが、やはり本命はB寝台シングルの個室なので、その後もキャンセル待ちをチェックし続けました。
すると、12月4日の19時頃、今度は念願のB寝台シングルのキャンセルが出たのです! 筆者はさっそくこれを確保することにしました。
もちろん、その後ノビノビ座席は340円の手数料を払ってキャンセルしましたが、5分後にはそのノビノビ座席も誰かに購入されていました。
■B寝台シングルのキャンセル待ちを購入する方法

12月4日にもサンライズ出雲のキャンセル待ちが出た。さっそく空きのある通常便をタップすると(左写真)、今度はB寝台のシングルが表示された。ドキドキしながら「次へ(新規予約)」を押す(右写真)

B寝台はノビノビ座席と違って部屋の指定はできない。ついでに往復の乗車券も選択して「次へ(新規予約)」を押す(左写真)。ノビノビ座席も確保していたので重複する内容が表示されるが、気にせず「了承のうえ、次に進む」をタップする(右写真)

あとは、ノビノビ座席のときと同じだ。クレジットカードを指定して「決済画面に進む」を押す(左写真)。セキュリティキーを入力すれば購入予約完了である(右写真)
■ノビノビ座席をキャンセルする方法

不要になったノビノビ座席をキャンセルするには、現在の予約・申込一覧ページを開いてノビノビ座席(普通・指定席)を表示する(左写真)。せっかく確保したB寝台シングルと間違えないように、確認して「払いもどす」を押そう(右写真)

ノビノビ座席は特急券と指定席で4,030円だが、340円の払い戻し手数料を引かれて3,690円が返金される。「払いもどす」を押す(左写真)。「払いもどしが完了しました」と表示されればOKだ(右写真)