「iPhone 14 Pro」の生産量が減少し、在庫不足が深刻になっていると報道されている。中国での組立工場の問題によるもので、世界的に入手困難になっているようだ。そのような中、iPhone 14 Proの入荷を期待するよりも「iPhone 15(仮)」のハイエンド機種を待った方がいいのではないか、という意見も出はじめた。その理由とはなんだろうか。
魅力的な進化が噂されるiPhone 15(仮)ハイエンドモデルの仕様
2022年12月5日、米メディアMacRumorsは「iPhone 14 Proシリーズの購入はあきらめ、iPhone 15 Pro(仮)シリーズの発売を待つべきかもしれない」とのアドバイスと、その理由を報じた。
その理由とは、iPhone 15 Pro(仮)シリーズの仕様が大きくかわるという情報があるからだと述べている。
MacRumorsは主に4つの予想をもとにiPhone 15 Pro(仮)シリーズを待つべきとしている。
1.充電端子が「USB-C」に切り替わる
2.A17チップを搭載
3.超望遠がペリスコープレンズを搭載
4.サイドボタン/音量ボタンが感圧式に
まず、充電端子の変更については、EUが2024年秋までにスマホなどの充電端子にUSB-Cポートの採用を義務付ける法案が合意されたため、かなり信憑性が高そうだ。次にA17チップの搭載だが、現行の「iPhone 14」シリーズは「iPhone 13」と同じ「A16チップ」。もし、チップが新しくなれば、処理能力の大幅な向上が期待できるだろう。
また、ユーザーからも望遠が弱いと言われているカメラ機能についても、ペリスコープレンズが搭載されると、最大 10 倍の光学ズームが実現可能に。カメラ機能を重視したいユーザーにとっては嬉しい情報だ。さらに、日本経済新聞の報道によると、メインカメラのセンサーにはソニーグループが供給する予定という話もある。音量と電源ボタンが、センサー式のソリッドステートボタンが搭載されるとのリーク情報も。そうなると、より耐水性が上がるともいわれている。
「Ultra」という名の最上位iPhoneへの期待も
現在、iPhoneの最上位モデルは「Pro Max」という名称がついているが、iPhone 15(仮)からは「Ultra」という名称に変更される可能性が高いようだ。海外の有名リーカー複数人も、すでに「iPhone 15 Ultra(仮)」についてリークしている。
アップルは、新型 Apple Watch「Apple Watch Ultra」を発売、また小型デスクトップ「Mac Studio」に採用されたチップも「M1 Ultra」と名付けている。アップル製品の最上位機種が、続々と”Ultra”の名で世に出ていることを考えれば、iPhone 15(仮)にUltraが登場するのも自然な流れだろう。
iPhoneは、発売の度に「今回は見送って、次のを待った方が…」という意見が出ることすら風物詩になりつつある。だが、iPhone 15 Pro(仮)シリーズはiPhone14 Proから、かなり進化することが期待されるようだ。ましてや、いつ入手できないものを待つよりは、スパっと気持ちを切り替えて2023年秋と言われるiPhone 15 Pro(仮)、もしくは「Ultra」を心待ちにした方が楽しみは増えるかもしれない。
引用元;【MacRumors】
※サムネイル画像は(Image:「AppleInsider」より引用)