買い物のときにQRコードやバーコードでスマホ決済するのは当たり前になってきました。でも、「QRコード」と「バーコード」って、いったい何が違うのでしょうか? そこで今回は、この2つのスマホ決済の違いについて解説します。
スマホ決済には「QRコード」と「バーコード」の2種類がある
キャッシュレス決済の普及により、最近あまり現金を使わなくなったという人も多いでしょう。
キャッシュレス決済とは、言うまでもなく“現金を使わない支払い方法”のこと。具体的にはSuicaやPASMOなどの交通系ICカード、nanacoやWAONなどの電子マネー、クレジットカードやデビットカード、そしてスマホ決済があります。
なかでもスマホ決済は急速に普及しており、代表格の「PayPay(ペイペイ)」ユーザーは24年8月10日時点で6,500万人を突破しているといいます。
しかし、いざスマホ決済で買い物をしようとすると、QRコード決済のお店とバーコード決済のお店があるため、初心者は戸惑ってしまうこともあるでしょう。
そこで今回は、スマホ決済の「QRコード」と「バーコード」が何がどう違うのか解説します。これでもう、お店で慌てる必要はありませんよ!
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「ストアスキャン」方式と「ユーザースキャン」方式って何?
スマホ決済には大きく分けて2種類の決済方法があります。まず、コンビニのような最新レジが導入されているお店では「ストアスキャン」方式が採用されています。
この場合は、スマホでバーコードを表示すると店側がリーダーで読み込むことで決済できます。たとえば、PayPayならアプリのホーム画面下の「支払う」をタップするとバーコードが表示されるので、これを提示してお店側のリーダーで読み込めばOKです。
ストアスキャン方式で決済する手順(PayPayの場合)
ちなみに、PayPayでは「PayPay残高払い(赤)」と「クレジット払い(青)」が選択できますが、クレジット払いはクレカでの決済になるため、PayPayの残高不足を気にする必要はありません。
個人経営の喫茶店やショップ、旅館などでは、QRコードを利用した「ユーザースキャン」方式をよく見かけます。
実は、ユーザースキャン方式はQRコードの掲示板さえ用意すれば、お店側がスマホ決済システムの導入コストを軽減できるため、非常に導入しやすいのが特徴です。
これらの店舗ではレジの横にQRコードが掲示されており、このQRコードをスマホ側で読み取ったら、自分で支払金額を入力。最後に店員さんに金額を確認してもらってから、「支払う」ボタンを押すことで決済が完了します。
このように、ユーザースキャン方式は決済までの手間がかかるので、レジで自分の後ろに人が並んでいるときには、多少焦ってしまうかもしれませんね。
ユーザースキャン方式で決済する手順(PayPayの場合)
まとめ
いかがでしょうか? 筆者も初めてユーザースキャン方式を利用したときは、どうしていいか分からずモタモタしてしまいました。
レジにQRコードが表示されていれば、ユーザースキャン方式であることが分かるので、早めにQRコードを読み込む準備をしておきましょう。
とくに、レジが混雑している状況だと、よけいに焦ってしまうことがあります。QRコードとバーコードの違いが分かっていれば、きっとレジでもスマートに支払いができますよ。