レシート買取アプリを使うと、レシートを買い取ってもらって現金やギフト券を入手できます。とはいえ「買取の仕組み」と「危険性」を理解したうえで使っていきたいもの。

レシート買取アプリは、買い物でもらったレシートを買い取ってくれるアプリのこと。貯まったお金は現金やギフト券などと交換できます。「powl」「CODE」「ONE」などが人気のレシート買取アプリです

ちなみに筆者は2023年1月18日、実際に「CODE」を使ってレシートを買い取ってもらいました。このように店舗名や店舗連絡先、買い物した日時、合計金額、買い物した商品が登録されます
アプリ登録時に年齢や性別を入力するため、ユーザーが提供したレシートから企業は「どのような属性の人がいつ・どこで何を買っているのか」が分かります。逆に言えば、レシート情報とアプリに登録する口座情報から「誰がいつ・どこで何を買ったか」も分かることになります。そのため、個人が特定されるリスクがあるのでは?と心配になる方も多いでしょう。
今回はレシート買取アプリの仕組みと危険性、おすすめのアプリを紹介します。
レシート買取アプリの仕組みとは
レシート買取アプリの仕組みについて説明します。

ユーザーがアプリを使ってレシートを売却すると、アプリ会社は匿名の購買データとしてレシート情報を必要としている企業に売却します。つまりレシートを売却したい消費者と情報が欲しい企業の仲介役を担っているのが「レシート買取アプリ」なのです。買い物後の不要なレシートでも、企業にとっては「何が買われたのか」が分かるため、買取価値があるものとなります
レシート買取アプリの危険性
前述の通り、レシート買取アプリから情報を受け取った企業は「どのような属性の人がいつ・どこで何を購入したか」が分かります。また、アプリに口座登録をしている場合、レシート情報と組み合わせることで「誰がいつ・どこで何を買ったか」も分かることになります。
もちろんアプリ会社は買い取ったレシート情報をそのまま企業に提供するわけではなく、匿名処理したうえで提供しているため個人情報が特定される危険性はほとんどありません。
とはいえレシートを撮影する際は、念のため不要なクレジットカード情報などは隠すなどして撮影するよう心がけましょう。

レシート買取に必要なのは、店舗名や購入日、商品名、合計金額です。なので担当者名や端末番号、ポイント情報などは隠してOK。クレジットカードの決済情報も不要なのでレシート撮影時は隠すように心がけましょう
個人情報をできるだけ入力せずにアプリを利用するのも1つの手
レシート買取で貯めたポイントやお金は、現金に交換できます。ただし現金に交換する場合は住所のほか、アプリで銀行口座登録や身分証明書を提出しなければなりません。個人情報をできるだけ入力したくない場合はギフト券や他社ポイントに交換するのがおすすめです。現金以外の交換であれば、電話番号やメールアドレスの登録だけで済みます。
今回紹介するおすすめのレシート買取アプリは、運営会社の信頼性が高いアプリです。なおかつ口座情報の登録不要でポイントをギフト券や商品券に交換できるかどうかも重視しながら紹介します。
【2023】安全性が高いレシート買取アプリ3選
安全性が高いレシート買取アプリとして知られる、以下の3つのアプリをご紹介します。
・「ONE」
・「Powl」
・「CODE」
ONE | 現金以外にも「チケット」に交換可能
「ONE」はどんなレシートでも買い取ってくれるアプリです。
iOSの場合はApp Storeから、Androidスマホの場合はPlay Storeからインストールできます。

「ONE」 は2カ月以内にもらったものなら1日5回までどんなレシートでも1円~10円で買い取ってくれるレシート買取アプリです。「レシート買取ミッション」に掲載されている商品を購入した場合は、レシート撮影後にアンケートに答えると50~500円がもらえます。| 現金以外にも「チケット」に交換可能
運営会社 | WED株式会社 |
月間ユーザー数 | 600万人以上 |
ポイント獲得方法 | レシート撮影、アンケート回答、専用モールでのショッピング |
ポイントレート | ウォレット方式 1円~ |
ポイントの交換先 | Vizaギフト券、楽天ポイント、QUOカードpay、Pontaポイントなど |
ポイントの現金化 | 可能(出金手数料280円) |

このように撮影して送信するだけでレシート買取が完了です。ウォレットに貯まったお金は「チケット購入」という形でVisaギフト券やユニクロギフトカードなど52種類のアイテムに交換できます。チケット購入の場合は口座登録不要で、欲しいアイテムを選択して購入ボタンを押すだけで交換可能です
Powl | ギフト券や他社ポイントに交換可能
「Powl」はレシート買取以外でもポイントを貯められるアプリです。
iOSの場合はApp Storeから、Androidスマホの場合はPlay Storeからインストールできます。

「Powl」はレシート買取のほか、アンケート回答やゲーム、覆面調査などでポイントを貯められるお小遣いアプリです。アプリに掲載されている特定の商品を購入した場合、レシートを提供すると大量ポイントをゲットできます。参加可能人数が決まっておりアンケートに回答して資格を得た人のみ参加できる仕組みなので、定期的にチェックしておきましょう。 | ギフト券や他社ポイントに交換可能
運営会社 | 株式会社テスティー |
月間ユーザー数 | 非公表 |
ポイント獲得方法 | レシート買取、ゲーム、アンケート回答など |
ポイントレート | 10pt=1円 |
ポイントの交換先 | Amazonギフト券、楽天ポイント、PayPay残高 |
ポイントの現金化 | 可能(ドットマネー経由) |

アプリの中にレシート撮影機能はありません。対象商品を購入したときのレシートをスマートフォンのカメラで事前に撮影しておき、アプリフォームの「ファイルを選択」からレシート画像を投稿します。貯まったポイントは現金以外にAmazonギフト券やドリンク・フード券、PayPay残高やdポイントに交換可能です。ポイント交換にはメールアドレスの登録が必要となります
CODE | dポイントやAmazonギフト券に交換可能
「CODE」はレシートを登録し購入商品のバーコードをスキャンするとポイントをゲットできるレシート買取アプリです。
iOSの場合はApp Storeから、Androidスマホの場合はPlay Storeからインストールできます。

「CODE」はレシートを登録して購入商品のバーコードをスキャンするとポイントがもらえるアプリです。対象商品を購入するとポイントがもらえる「クエスト」も開催されており1~50ポイントがもらえます。購入した商品に対して届いたアンケートに回答するとさらにポイントがもらえるため、定期的にクエストをチェックするのがおすすめです
運営会社 | 株式会社リサーチ・アンド・イノベーション |
月間ユーザー数 | 370万人以上 |
ポイント獲得方法 | レシート買取、アンケート回答 |
ポイントレート | 1pt=1円 |
ポイントの交換先 | dポイント、WAONポイント、Amazonギフト券 |
ポイントの現金化 | 可能(Pex経由) |

レシートを撮影すると、商品バーコードのスキャン画面に変わります。スマートフォンのカメラをバーコードにかざすだけで簡単に読み込みできますが、購入した商品がどれだったか分からなくならないように購入したら早めに登録するのがおすすめです。貯まったポイントは現金に交換可能なPexのほか、dポイント、WAONポイント、Amazonギフト券に交換できます。交換の場合は電話番号登録が必要です
レシート買取アプリの危険性や使い方についてよくある質問
レシート買取アプリの危険性や使い方についてよくある疑問をご紹介します。
特定のアプリに登録したレシートを他のアプリにも登録することは可能?
可能です。実際にONEとCODEで同じレシートを登録してみましたが、問題なくポイントが付与されました。
買い取ってもらうことができないレシートはある?
同一のアプリで過去に同じレシートを申請している場合はできません。また、2カ月以上前の古いレシートや各アプリが定める1日の上限枚数を越えている場合も買取不可になります。
まとめ
レシート買取アプリを使うと不要になったレシートを買い取ってもらえます。レシートから個人情報が漏れるのではないかと心配している人は、今回紹介した3つのアプリのように信用できるアプリ運営会社から選ぶのがおすすめです。
現金以外であれば、電話番号やメールアドレスの登録のみでAmazonギフト券や楽天ポイントなどに交換できるので口座情報を登録したくない人にもおすすめです。