6%還元「あおぞら銀行Visaデビットカード」をAmazon、PayPayで使ってみた – 注意点も解説

通常のクレジットカード(以下クレカ)は0.5〜1.2%程度しかポイント還元されませんが、実は今6%も還元される決済方法があるのをご存じですか? それが「あおぞら銀行Visaデビットカード」です。23年7月末までの期間限定ですが、通常の買い物で6%も還元されるなんて驚きですよね! そこで今回は、あおぞら銀行Visaデビットカードがいったいどういったものなのか、どうすれば6%も還元されるのか詳しく解説しましょう。

デビットカードの利用でもポイント還元やキャッシュバックがある!

「デビットカード」がどのようなものかご存じですか? デビットカードは、クレカとほぼ同じようにVisaやMastercard、JCBといった国際ブランド加盟店やネットショップなどの買い物で利用できます。

銀行が発行するキャッシュカードと一体化しているものが多く、クレカのように0.5%〜2%程度のポイント還元やキャッシュバックを受けることが可能です。

クレカの場合はあとでまとめて1カ月分の利用代金が銀行口座から引き落とされますが、デビットカードは、決済した瞬間に銀行口座から引き落としされる仕組みになっているのが大きな違いです。詳しくはこちらの記事で確認してください。

そのようなデビットカードのなかでも、あおぞら銀行が発行する「あおぞらキャッシュカード・プラス(以下Visaデビットカード)」では、23年2月1日〜7月31日までの期間限定で、利用料金の最大6%をキャッシュバックするキャンペーンを実施しています。

あおぞら銀行BANK支店のVisaデビットカード機能付きキャッシュカード

筆者は2019年にあおぞら銀行BANK支店の口座を作ったので、キャッシュカードの絵柄はかわいらしい感じだ。もちろん、タッチ決済対応のVisaデビットカード機能付きで、店舗などでの支払い方法はクレカとほぼ同じです(筆者撮影)

あおぞら銀行といえば「BANK支店」がネット専業となっており、普通預金金利が0.2%と大手銀行の200倍の金利! しかも、2年定期で0.22%、3年定期で0.23%、5年定期では0.25%もの金利を提供していることで有名ですのでかなりオススメできます(いずれも50万円以上)。

そこで、今回はあおぞら銀行の「Visaデビットカード」を使って6%還元を受ける方法について詳しく解説しましょう。

あおぞら銀行「BANK支店」の金利(Image:aozorabank.co.jp)

あおぞら銀行の「BANK支店」はネット専業銀行扱いとなり、普通預金が0.2%、定期預金は2年で0.22%、3年で0.23%、5年では0.25%もの金利を提供していることで有名です(画像はあおぞら銀行公式サイトより転載)

あおぞら銀行のWプログラムで最大6%還元される仕組みとは?

あおぞら銀行では23年2月1日〜7月31日の間、Visaデビットカードの利用で最大6%もキャッシュバックされるWプログラムを実施中です。

実はこのWプラグラムは2つあり、まず「特定加盟店プレゼントプログラム」によって、コンビニやAmazon、PayPay、楽天ペイ、d払いなど特定の加盟店での決済で利用額の5%がキャッシュバックされます(月間上限は1,000円)。

あおぞら銀行のWプログラムで最大6%還元される仕組み(Image:aozorabank.co.jp)

Visaデビット特定加盟店プレゼントプログラムは、コンビニやAmazon、PayPay、楽天ペイ、d払いなど特定の加盟店で利用額の5%がキャッシュバックされる。最大6%になるのは別のプログラムで+1%されるためです(画像はあおぞら銀行公式サイトより転載)

●あおぞら銀行「Visaデビット特定加盟店プレゼントプログラム」は→こちら

■Visaデビット特定加盟店プレゼントプログラム

【期間】2023年2月1日〜7月31日
【対象】あおぞらキャッシュカード・プラス所有者
【条件】期間中に特定加盟店を利用する
【特典】特定加盟店の利用で5%キャッシュバック
【上限】毎月1,000円まで
【特定加盟店】コンビニ(セブン-イレブン・ローソン・ミニストップ・セイコーマート・デイリーヤマザキ・NewDays)/Amazon/PayPay/楽天ペイ/d払い
【入金】毎月、利用の翌月20日までに届いた売上確定情報に基づいてキャッシュバック
※エントリー不要

次に、「Visaデビット キャッシュバックプログラム」では、本来、半年間の利用金額で判定されるステージに応じてキャッシュバック率が0.25〜1.0%に変化するようになっています。

しかし、23年7月31日までのキャンペーン期間中は、あおぞら銀行のステージに関係なく誰でも1%キャッシュバックされるのです。しかも、こちらはキャッシュバック金額の上限はありません。

●あおぞら銀行「Visaデビット キャッシュバックプログラム」は→こちら

■Visaデビット キャッシュバックプログラム

【期間】2023年2月1日〜7月31日
【対象】あおぞらキャッシュカード・プラス所有者
【条件】期間中にVisaデビットを利用
【特典】利用額の1%をキャッシュバック
【上限】なし
【入金】キャッシュバック額計算日は2023年8月4日、普通預金口座に8月10日入金予定
※エントリー不要

あおぞら銀行「BANK支店」Visaデビット キャッシュバックプログラム1(Image:aozorabank.co.jp)

Visaデビット キャッシュバックプログラムは、あおぞら銀行のステージによって0.25〜1%キャッシュバックされるが、キャンペーン期間中はステージに関係なく誰でも1%還元される(画像はあおぞら銀行公式サイトより転載)

あおぞら銀行「BANK支店」Visaデビット キャッシュバックプログラム2(Image:aozorabank.co.jp)

23年7月31日まではステージに関係なく1%還元になるキャンペーンがあり、特定加盟店プログラムの5%還元と併せて6%還元される(画像はあおぞら銀行公式サイトより転載)

このように、23年2月1日〜7月31日までの6カ月間は、「Visaデビット特定加盟店プレゼントプログラム」で5%還元(上限は月1,000円)、「Visaデビット キャッシュバックプログラム」で1%還元(上限なし)されるため、併せて6%もキャッシュバックされることになります。

あおぞら銀行Visaデビットカードを使う前に確認しておくべきことは?

実際にあおぞら銀行のVisaデビットカードを使う前に、確認しておくべきことがあります。

まず、あおぞら銀行公式アプリ「あおぞら銀行 BANKアプリ」では、Visaデビットカードの利用を設定できるようになっています。

使用する前に必ず「Visaデビット利用制限」のスイッチがオンになっており、「利用可能」となっていることを確認しておきましょう。

また、あおぞら銀行 BANKアプリでは1日あたりの利用限度額なども設定できますので、利用前に確認しておいてください。

あおぞら銀行Visaデビットカードを使う前に確認しておくべきこと

あおぞら銀行 BANKアプリのトップ画面下で「Visaデビット」を選択(左写真)、次に「Visaデビット利用制限」のスイッチをオンにしよう。その下で利用限度額も変更できる

●あおぞら銀行 BANKアプリ(iPhone)は→こちら
●あおぞら銀行 BANKアプリ(Android)は→こちら

次に確認しておきたいのが、「あおぞら銀行キャッシュカード・プラス(Visaデビット)」サイトで、メールアドレスを登録することです。

このサイトは「デビット専用WEB」となっており、利用明細照会や利用限度額の変更、キャッシュバック照会、利用通知メールやワンタイムパスワード通知などに使用するメールアドレス登録が可能です。

このあと解説する、PayPayなどで利用限度額を引き上げる際の本人確認(3Dセキュア)を設定するときに、デビット専用WEBでのメールアドレス登録が必須になりますので、ぜひ会員登録しておいてください。

●あおぞら銀行「デビット専用WEB」は→こちら

あおぞら銀行「デビット専用WEB」1(Image:aozorabank.co.jp)

こちらがデビット専用WEBのログイン画面。あおぞら銀行BANK支店のIDとパスワードではログインできないので、初回は必ず新規登録しよう(画像はあおぞら銀行キャッシュカード・プラス公式サイトより転載)

あおぞら銀行「デビット専用WEB」2(Image:aozorabank.co.jp)

新規会員登録時は、カード番号や生年月日、ユーザーIDとパスワード、そしてメールアドレスを入力して「通知する」にチェックを入れておこう(画像はあおぞら銀行キャッシュカード・プラス公式サイトより転載)

それでは、実際にあおぞら銀行Visaデビットカードを使ってみましょう。

特定加盟店となるコンビニはセブン-イレブン、ローソン、ミニストップ、セイコーマート、デイリーヤマザキ、NewDaysとなっています。ファミリーマートは対象外なので注意してください。

Visaデビットカードで買い物するときは、クレカとほぼ同じ扱いになるので、店頭でも「クレカで」あるいは「カードで」と言えばOKです。

下手に「デビットカードで!」と告げると、「J-Debit」という別の決済方法に間違えられる恐れがあります。

コンビニでVisaデビットを使う手順

コンビニでVisaデビットを使う手順1

支払い時のVisaデビットはクレカと同じ扱いになる。店頭では店員さんに「クレカで」と告げ、セルフレジなどでは「クレジットカード」を選択すればいい(筆者撮影)

コンビニでVisaデビットを使う手順2

あおぞら銀行Visaデビットカードはタッチ決済にも対応するので、クレカの決済端末にカードをタッチさせればよい(筆者撮影)

コンビニであおぞら銀行Visaデビットカードを使う方法は簡単ですが、Amazonで利用するにはどうすればいいのでしょうか?

Amazonでは公式アプリの設定で「アカウントサービス」を開き、「お客様の支払方法」で「クレジットまたはデビットカードを追加」から、あおぞら銀行Visaデビットカードを登録します。

基本的にはVisaのクレカと同じ扱いになるので、Amazonでの購入時に支払先をあおぞら銀行VisaデビットカードにすればOKです。

AmazonにVisaデビットを登録する手順

AmazonにVisaデビットを登録する手順1

Amazonアプリを開いたら、画面右下の「設定」ボタンを押す(左写真)。続いて画面を下にスクロールして「アカウントサービス」をタップしよう(右写真)

AmazonにVisaデビットを登録する手順2

「お客様の支払い方法」を選択したら(左写真)、「カード&アカウント」項目で「+追加」をタップしよう(右写真)

AmazonにVisaデビットを登録する手順3

「クレジットまたはデビットカードを追加」をタップしたら(左写真)、画面上の「カードをスキャン」を押そう(右写真)

AmazonにVisaデビットを登録する手順4

スマホのカメラが起動するので、Visaデビットカードの表示を枠に入れて読み込む(左写真)。クレジットカードの番号や有効期限などを読み取るので、必ず内容が正しいか確認してから「次に進む」を押そう(右写真)

AmazonにVisaデビットを登録する手順5

すると、「クレジットカード」としてVisaデビットカードが登録されるので「保存」を押す(左写真)。「お支払い方法が追加されました」と表示されれば完了です(右写真)

あおぞら銀行Visaデビットカードは、スマホのQRコード決済であるPayPay、楽天ペイ、d払いに登録してクレカ決済することができます。

ここではPayPayの登録方法を紹介しますが、PayPayでは「機能一覧」から「カード追加」を選択し、Visaデビットカードをスマホのカメラで読み込んで登録すればOKです。やはり扱いとしてはクレカと同じになります。

ただし、PayPayの場合、PayPayカード以外のクレカやデビットカードでの支払いではPayPaySTEPによるポイント還元(PayPayポイント)はもらえませんのでご注意ください。

PayPayにVisaデビットを登録する手順

PayPayにVisaデビットを登録する手順1

PayPayアプリを開いたら画面右下の「すべて」をタップ(左写真)。続いて管理項目のなかから「カード追加」を選択しよう(右写真)

PayPayにVisaデビットを登録する手順2

すると、カメラが起動するのでVisaデビットカードを枠内に納めよう(左写真)。自動的にカード番号と有効期限が読み取られるので、セキュリティコードを入力して「追加する」を押せばいい(右写真)

PayPayにあおぞら銀行Visaデビットカードを登録するのは簡単なのですが、それだけでは5,000円しか利用できません。もっと利用できるように利用制限を解除しましよう。

利用金額の上限を上げるには「本人認証(3Dセキュア)」ボタンを押して、メールで届いた認証番号を入力する必要があります。

このとき、前述したとおり「デビット専用WEB」においてメールアドレスが登録されていないと本人認証ができませんのでご注意ください。

筆者の場合は本人認証(3Dセキュア)を行ったことで、一気に25万円まで上限金額がアップしました。

Visaデビットの上限を上げる手順

Visaデビットの上限を上げる手順1

「クレジットカードを追加しました!」と表示されればOKだが、上限は5,000円まで。上限を引き上げるには「本人認証」を行うことになる(左写真)。「本人認証(3Dセキュア)を設定する」をタップしよう(右写真)

Visaデビットの上限を上げる手順2

デビット専用WEBにメルアドが登録されていれば、本人認証画面にメルアドが表示されるので、「次へ」をタップ(左写真)。メールに届いた認証番号を入力して「認証する」を押せばいい(右写真)

Visaデビットの上限を上げる手順3

「クレジットカードの利用上限金額を引き上げました」と表示されればOKだ(左写真)。「支払い方法の管理」画面で確認すると「利用上限増額済み」となって25万円まで利用可能となった(右写真)

PayPayではPayPayカードを「PayPayあと払い」で利用している人が多いと思いますが、PayPayでは「あと払い」か「残高払い」が優先されるため、クレカ(デビット)払いは優先支払いに登録できません。

したがって、実際に決済するときはバーコード・QRコードを表示した支払い画面を表示したうえで、登録したVisaデビットカードを選択する必要があるので、少し面倒です。

PayPayでVisaデビットカードを使う手順

PayPayでVisaデビットカードを使う手順

バーコード・QRコード支払い画面を表示したら「PayPayあと払い」部分をタップ(左写真)。登録したVisaデビットカード(表示はクレジットカード)を選択する(右写真)

なお、楽天ペイやd払いの登録方法に関しては、あおぞら銀行の公式サイトで確認してください。

●あおぞら銀行「QR・バーコード決済サービスとの連携」は→こちら

まとめ

いかがでしょうか? あおぞら銀行BANK支店は普通預金や定期預金の金利が大手銀行よりかなり高く、お金を預けておくだけでもかなり有利です。

しかも、キャッシュカードに付属するVisaデビットカードを利用すると、最大6%もキャッシュバックされるので、少しでも得したいならかなりオススメです。

あおぞら銀行Visaデビットカードのキャンペーンは7月末までなので、今から新規であおぞら銀行の口座を開設しても十分間に合いますよ。

藤原博文
編集・ライター。長年、パソコンやスマホ、サブカル関連雑誌の編集部を渡り歩いてきた編集者。個人的に株式、投資信託、FXなどの投資活動を活発に行っているほか、クレカや電子マネー、スマホ決済アプリなどのポイ活にものめり込み、最近はマネー系の記事も数多く手掛ける。

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