PayPayほけん、1日自動車保険「安心ドライブ」加入者が激増中、その理由は?

年々、マイカーの所有率が下がっている昨今、友人や親の車を借りて”ちょい乗り”やカーシェアがメインのドライバーが増えている。そのため、乗りたいときに最短12時間から保険に加入できる、1日自動車保険が人気だ。とくにキャッシュレス決済の最大手PayPayのアプリ内で加入できる自動車保険の加入者が激増している。その人気の理由をひも解いてみよう。

加入者の多くは車の所有率が低いZ世代!

PayPayほけん、あんしんドライブ加入件数

2021年12月の提供開始からわずか1年3カ月で50万件を突破。値下げ後はさらに加入者が急増している(画像は「PayPay」公式サイトより引用)

PayPay保険サービス株式会社は2023年2月14日、PayPayのミニアプリ「PayPayほけん(1dayほけん)」で提供している「あんしんドライブ(1日自動車保険)」(以下「あんしんドライブ」)の加入件数が50万件を突破したと発表した。

あんしんドライブは、家族や友人などから車を借りる際に最短12時間から1日単位で利用できる自動車保険。2021年12月の提供開始から10カ月の2022年9月に25万件に達し、同年10月の値下げからさらに増加ペースが加速、そこからわずか5カ月で50万件を突破した。

同社によると、加入者の約8割が18歳から29歳で、家族や友人などから車を借りる際によく利用されている。また、年末年始や大学の長期休暇のシーズンがとくに加入が多く、帰省時などに利用が多いとの分析だ。

手続きの便利さと手頃な保険料が加入者急増の理由か

あんしんドライブ お手軽プラン

最も手軽な「お手軽プラン」12時間で650円と業界最安値だが、自損事故の場合の車両保険はつかないことを留意した方がよいだろう(画像は「PayPay」公式サイトより引用)

あんしんドライブの加入者が増加した理由は、まず、12時間で保険料650円から加入できる「お手軽プラン」が業界最安値という価格だろう。さらに、保険料の1%のポイントが還元される。次にPayPayアプリ上で加入手続きから支払いまですべて完結できるメリットも大きい。氏名や住所などもアプリ内に登録済なので、入力する手間も省けるのも好評の声が多い。PayPayアカウント登録を行った日から7日以上経てば、利用当日でも契約可能なので、急なドライブなどにも使えるのは便利だ。

補償内容により、650円から2,150円の3プランがあるが、どのプランも月1~2回しか乗らないのであれば、一般的な自動車保険に比べてかなりおトクな保険料だといえる。とくに、26歳未満や60歳以上の事故を起こす確率が上がる年齢を補償の対象にする場合、一般的な自動車保険は保険料が高額になる。しかし、あんしんドライブ(1日自動車保険)に年齢による要件はないのが嬉しいポイントだ。

それにしても、自動車の多くに任意保険がかけられているのにもかかわらず、なぜ、1日自動車保険があるのだろうか。実は一般的な自動車保険にはさまざまな条件のプランがあり、車を借りたドライバーが事故を起こした場合、補償が受けられないことがある。さらに、運転者が誰であっても補償されるプランに入っていても、保険を使ってしまうと次の契約時に等級が上がり、保険料が高額になってしまう。借りる方が1日自動車保険に入っておくと、いざという時にも車の所有者に迷惑をかけずに済む。車を借りる側にも、貸す側にも安心なのだ。これらの理由から、今、1日単位で加入できる自動車保険の加入者が伸びている。

あんしんドライブの加入者増により、友人や帰省の際に親の車を借りる際に、1日自動車保険に加入することがマナーになる時代も近いかもしれない。

引用元:【PayPay

※サムネイル画像は(Image:​「PayPay」公式サイトより引用)

オトナライフ編集部
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