【2023】新幹線に安く乗る方法を区間・割引率別に解説!おすすめプランを5つ厳選

新幹線は、通常料金よりも安く乗ることができる「格安チケットプラン」が存在します。今回は「東京発」を想定した、5つのおすすめプランを紹介します!

【2023】新幹線に安く乗る方法を区間・割引率別に解説!おすすめプランを5つ厳選

今回紹介するのは「EX早得21ワイド」「お先に得だ値」「バリ得こだま」「ぷらっとこだま」を使ったプラン。このほか、株主優待券や回数券を使った方法も紹介します。(ロゴは各公式サイトより)

なお、解説している区間内なら出発地点が変わっても利用可能です。たとえば「ぷらっとこだま」の場合、静岡発-新大阪着という利用もできるため、ぜひ参考にしてください。

【50%引き・期間限定】お先にトクだ値スペシャル | JR東日本・JR北海道

「お先にトクだ値」は、JR日本のインターネットJR申し込みサービス「えきねっと」から申し込みした場合に適用される割引サービス。3週間前までの予約で「運賃+特急料金」が50%引きになる「お先にトクだ値スペシャル」が、以下の区間で設定されています。

・JR東日本・JR北海道の新幹線
・JR東日本の在来線特急列車

【50%引き・期間限定】お先にトクだ値スペシャル | JR東日本・JR北海道

「えきねっと」から予約・購入の申し込みした場合「新幹線eチケットサービス」限定の割引が適用されます。割引率は5~50%。「お先にトクだ値スペシャル」は毎年期間限定であることがネック。2023年は主に2月下旬までの限定で、乗車券+特急券の合計が50%割引。北海道新幹線、東北新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、上越新幹線、北陸新幹線で設定されています。グリーン車、特別車両のグランクラスともに利用可能。(画像は「えきねっと」から引用)

路線と設定期間、区間、金額の情報は以下の通りです。一部の北海道新幹線の路線、区間は割引期間がとくに長いのでおすすめ。

路線名 列車名 設定期間 主な設定区間 座席種別 お先にトクだ値スペシャル【50%引き】
東北新幹線
北海道新幹線
はやぶさ
はやて
2/15~2/28 東京⇔新函館北斗 グリーン車 16,050円
東京⇔新青森 グリーン車 11,770円
新青森⇔新函館北斗 グリーン車 4,890円
やまびこ 2/15~2/28 東京⇔仙台 グリーン車 7,260円
グランクラス 8,840円
東京⇔盛岡 グリーン車 9,580円
グランクラス 11,150円
なすの 2/15~2/28 東京⇔那須塩原 グリーン車 4,040円
グランクラス 5,610円
東京⇔郡山 グリーン車 5,890円
グランクラス 7,470円
山形新幹線 つばさ 2/15~2/28 東京⇔山形 グリーン車 7,440円
東京⇔新庄 グリーン車 8,830円
秋田新幹線 こまち 2/15~2/28 東京⇔秋田 グリーン車 11,440円
上越新幹線 とき
たにがわ
東京⇔越後湯沢 グリーン車 4,420円
グランクラス 5,990円
2/15~2/28 東京⇔ガーラ―湯沢 グリーン車 4,640円
グランクラス 6,210円
東京⇔新潟 グリーン車 7,100円
グランクラス 8,680円
北陸新幹線 あさま 2/15~2/28 東京⇔長野 グリーン車 5,890円
グランクラス 7,470円
北海道新幹線 はやぶさ
はやて
3/21~4/9 新函館北斗⇔新青森 普通車 3.750円
新函館北斗⇔奥津軽いまべつ 普通車 2,800円
新函館北斗⇔木古内 普通車 1,610円
木古内⇔新青森 普通車 2,800円
木古内⇔奥津軽いまべつ 普通車 2,020円
奥津軽いまべつ⇔新青森 普通車 1,610円

なお以下の区間では、2週間前までの予約で運賃+特急料金が30%~55%引きとなる「お先にトクだ値」が別途設定されています。

・北陸新幹線「かがやき」「はくたか」
・特急「とかち」
・特急「北斗」

利用する新幹線・特急が「かがやき」「はくたか」「北斗」の場合は、割引率が50%に満たない場合がありますが、割引率は高いためこちらもおすすめです。

路線名 列車名 設定期間 主な設定区間 座席種別 お先にトクだ値【30%引き】
北陸新幹線 かがやき ~2024/3/31 東京⇔富山 普通車 8,930円
東京⇔金沢 普通車 9,920円
はくたか ~2023/3/31 東京⇔糸魚川 普通車 7,700円
東京⇔黒部宇奈月温泉 普通車 8,310円
長野⇔金沢 普通車 6,230円

JR東日本の東北方面や新潟方面に向かう列車を利用する場合は、「お先にトクだ値スペシャル」「お先にトクだ値」を使いこなすと一番安いので、まずはチェックしてみましょう。

【25%引き】ぷらっとこだま | 東海道新幹線(東京-新大阪間)

東海道新幹線「こだま」を利用するなら、「ぷらっとこだま」がお得です。

【25%引き】ぷらっとこだま | 東海道新幹線(東京-新大阪間)1

「ぷらっとこだま」は、新幹線「こだま号」の片道指定席とドリンク引換券がセットになった予約プラン。割引率や通常チケットの約25%とお得です

ぷらっとこだまの料金は、通常期と繁忙期で異なります。通常期の料金は以下の通りです。

【25%引き】ぷらっとこだま | 東海道新幹線(東京-新大阪間)2

たとえば、東京から新大阪の区間だと、料金は10,900円。通常料金は14,720円なので25%ほど安くなります。(画像は「ぷらっとこだま公式サイト」から引用)

他にも、東京~新大阪なら「EX早特21ワイド」を使って新幹線に乗る方法もあります。ただ、この場合の料金は東京~新大阪間で12,370円なので、東海道新幹線の区間ならやはり「ぷらっとこだま」が断トツで安いです。

【最大約50%引き】バリ得こだま | 山陽新幹線(新大阪-博多間)

山陽新幹線を利用するなら「バリ得こだま」がおすすめ。

【最大約50%引き】バリ得こだま | 山陽新幹線(新大阪ー博多間)

「バリ得こだま」は、前日までに指定の「こだま号」を予約すれば大幅に割引される旅行商品。旅行会社の「日本旅行」が販売しています

格安の「バリ得こだま」を利用して新幹線に乗れる区間と駅は、以下の区間に限定されています。

関西ー九州方面:新大阪・新神戸・西明石・姫路ー小倉・博多+九州各地の駅
関西ー四国方面:新大阪・新神戸ー高松・松山・高知駅
中国ー関西方面:岡山~新山口の各駅ー新大阪・神戸駅
中国ー九州方面:岡山~新山口の各駅ー小倉・博多+九州各地の駅

「バリ得こだま」は区間によってもやや割引率が違いますが、最大約50%引き。中でも新大阪ー博多間が最も安いです。

こだまの通常切符や「スマートEX」と比較した場合のバリ得の料金表は以下の通りです。

チケット 新大阪―博多
こだま通常きっぷ 15,280円
スマートEX 15,080円
エクスプレス予約 13,620円
EX早得のぞみ(土休日) 11,200円
こだまスーパー早得きっぷ 8,660円
バリ得こだま 7,600円

【約15%~25%引き】EX早特21ワイド | 東海道・山陽新幹線

東海道・山陽新幹線を利用するなら、約15~25%の割引率の「EX早得21ワイド」がおすすめです。

【約15%~25%引き】EX早特21ワイド | 東海道・山陽新幹線

「EXワイド」は、乗車する21日前までに「のぞみ」普通車指定席を予約すると約15%~25%お得に乗車できる予約プランです

東海道・山陽新幹線の早期割引が受けられる「EX早得21ワイド」。乗車日の21日前まで予約・購入でき、割引率は15~25%程度です。

乗車日の1カ月前〜21日前の23時30分までに、インターネットの「スマートEX」または「エクスプレス予約」で予約・購入できます。

東海道新幹線の主要区間である、東京、新横浜ー名古屋、京都、新大阪の前時間帯の「のぞみ」で利用できるのが最大の魅力です。

区間別の価格は以下の通りです。

設定区間 通常価格 EX早得21ワイド
東京・品川~名古屋 11,300円 9,800円
東京・品川~京都 14,170円 11,820円
東京・品川~新大阪 14,720円 12,370円
東京・品川~新神戸 15,380円 12,630円
東京・品川~岡山 17,660円 13,900円
東京・品川~福山 17,990円 14,600円
東京・品川~広島 19,440円 15,000円
東京・品川~徳山 20,750円 16,100円
東京・品川~新山口 21,640円 16,400円
東京・品川~小倉 22,730円 17,000円
東京・品川~博多 10,640円 9,140円

東京から新大阪の場合、ぷらっとこだまの場合は10,900 円。EX早特21ワイドは12,370円のため、「安さ」では大きく劣るのが事実。しかし、前述の通りEX早特21ワイドでは「のぞみ」に乗車可能。「のぞみ」と「こだま」では、同じ区間でも乗車時間が大きく異なります。

区間 のぞみ こだま
東京ー名古屋 1時間34分 2時間36分
東京ー京都 2時間8分 3時間37分
東京ー新大阪 2時間24分 3時間45分

料金だけを比較すると、東海道新幹線の区間であれば「ぷらっとこだま」、山陽新幹線の区間なら「バリ得こだま」が断然お得。しかし、乗車時間が大きく異なるため無視はできません。価格を取るか移動時間を取るかを考慮したうえで、「ある程度大きな割引を受けつつも、目的地にもそれなりに早く着きたい」という方なら「EX早得21ワイド」がおすすめです。

回数券や株主優待券を活用する

回数券を使っても新幹線に格安で乗車できます。ほとんどの区間で6枚1セットで販売されていて、有効期限は3カ月です。さらに株主優待券を使えば1枚につき、JR東日本なら2割引き、JR東海なら1割引き、JR西日本なら5割も割引されます。

新幹線駅周辺の金券ショップで株主優待券や回数券を1枚だけ購入することでもお得に乗れるので、見つけたら活用してみましょう。

まとめ

新幹線に安く乗る方法は意外に多くあります。通常料金で切符を購入する前に、使える割引があるかどうか調べてみるのがおすすめです。とくに、先の予定が早めに決まっている場合は、格安で乗車できるお得な予約プランが多いのでチェックしてみましょう。

オトナライフ編集部
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