子どもがスマホを持つことに抵抗がある親御さんも多いかもしれません。そこで、今回は子どもにぴったりの「キッズスマホ」をご紹介します。
キッズスマホとは、GPS機能や防犯ブザー機能など、子どもの安全を守る機能を備えたスマートフォン。キッズスマホなら、LINEやYouTubeなどの人気アプリも安心して使えます。この記事では、キッズスマホの特徴や利点のほか、選び方とおすすめ機種6選をご紹介します。
キッズスマホとは?
キッズスマホとは、子どもたちがスマートフォンを利用する際の安全性と保護性能を考慮した、特別なスマートフォンです。

キッズスマホは一般的なスマホと比較し、保護者が子どもたちのスマートフォン利用を監視できるペアレンタルコントロール機能や緊急通知機能、検索エンジンで不適切なコンテンツをブロックできるフィルタリング機能などがあります
なお、“キッズ向けの携帯電話”には「キッズスマホ」と「キッズ携帯」があります。両者の違いは以下の通りです。
キッズスマホ | キッズ携帯 | |
通話 | 自由(※) | 限定的 |
メール | 自由(※) | 限定的 |
インターネット | 自由(※) | 不可 |
カメラ | 写真・動画の撮影可 | 不可 |
LINE | 使用可 | 不可 |
防犯 | ブザー・GPS機能 | ブザー・GPS機能 |
※フィルタリング機能で制限は可能
最近ではキッズ向けの携帯電話は「キッズスマホ」が主流の傾向にあります。
キッズスマホのメリットとデメリット
キッズスマホは防犯ブザーやGPSなどで安全対策が可能。もしものときに安心な上、フィルタリング機能で有害な情報をシャットアウトできます。
一方、過度なスクリーンタイムや依存性、サイバーブリング(ネット上のいじめ)、費用面の高さはデメリット。キッズスマホの代わりに、保護者が機種変更などで使わなくなり、家の引き出しに眠っているAndroidスマホを子どもに持たせるのも選択肢の1つです。
キッズスマホの種類と特徴
先述した通り、キッズ向け携帯電話には「キッズスマホ」と「キッズ携帯」があります。大人向けのスマホと比べ、「フィルタリング機能が分かりやすく設定できる」「連絡を取れる相手を制限できる」「GPS機能がある」といった特徴があります。

キッズスマホの特徴は、やはり防犯ブザー機能があること。また、多少乱暴に扱われることを想定し、壊れないように耐久性も高くなっているものが多いです
キッズスマホの選び方
キッズスマホを選ぶ際の重要なポイントは以下の通りです。
・防犯・見守り機能が付いているか
・ガラケーかスマホか | インターネットが快適に使えるか?
・耐久性の高さ
・子どもが持ちたがるデザインやサイズ感か否か
・コストパフォーマンス
防犯・見守り機能が付いているか
位置情報の監視機能に加えて、防犯ブザーとしての機能が付いているかどうかは重要なポイント。安心感が高まる上、使い方を勉強しておけば子どもの防犯意識を高められます。
ガラケーかスマホか | インターネットが快適に使えるか?
近年の子ども向け携帯のほとんどが「キッズスマホ」。しかし、中にはタッチパネル操作に対応するなどスマホを意識したデザインながらも、実際にはガラケータイプで、データ通信ができないものも。
子どもの年齢に合わせて使い方を決め、機種を選ぶのがいいでしょう。
耐久性の高さ
子どもの年齢によっては気を付けていても端末を乱暴に扱いがち。少し乱暴に扱ってもすぐに壊れないくらい耐久性のあるものを選びましょう。
子どもが持ちたがるデザインやサイズ感か否か
キッズスマホ選びでは、子どもが持ちたがるデザインやサイズ感も重要なポイント。カラフルなデザインや、子どもの手にフィットするサイズ、子どもが持ちやすい軽さなどを意識して選びましょう。
コストパフォーマンス
いくら耐久性があったとしても、スマホは不意に壊れてしまうもの。壊れても親側のストレスにならない程度の価格帯の端末を購入しましょう。
キッズスマホのおすすめ機種6選
おすすめのキッズスマホを6種、厳選してご紹介します。
HamicPOCKET L:本体価格12,100円
「HamicPOCKET L」はシンプルなデザインが特徴。

「HamicPOCKET L」は、Android OS搭載で価格は12,100円
(画像引用元:Hamic公式)
「HamicPOCKET L」は、キッズスマホとキッズ携帯のいいとこどりをした「プレスマホ」という位置づけ。Android OSがインストールされているためGoogle Playから数千におよぶアプリをダウンロード可能で、写真撮影もできます。一方で通話やメッセージは専用アプリを介するため安心。SOSストラップも付いています。
・アプリストアの利用:可
・ウェブ/SNSの利用:可
TONE e21:本体価格9,980円
「TONE e21」は、本格的なスマホデビューにおすすめの端末です。

「TONE e21」はAndroid OS搭載で価格は9,980円
(画像引用元:TONE公式)
「TONE e21」は、年齢に合わせて見守り機能を変更できるのが特徴。時間制限やアプリ制限、見守り機能、歩きスマホ防止機能に加え、性犯罪抑止につながる自画撮り被害防止機能も備えています。ストラップ型の防犯ブザーは付いていませんが、小学生から高校生まで幅広く使えるスマホです。
・アプリストアの利用:可
・ウェブ/SNSの利用:可
みまもりケータイ4:本体価格12,240円
ソフトバンクが販売する「みまもりケータイ4」は、コンパクトで持ちやすく、操作が簡単な点が特徴です。

「みまもりケータイ4」は、セイコーソリューションズ製で価格は12,240円
(画像引用元:ソフトバンク公式)
「みまもりケータイ4」は、上部に付いた防犯ブザーに加え、位置ナビやGPSアプリなど、その名の通り「子どもの見守り」に特化した端末となっています。Android OSなどは搭載されておらず、好みのアプリのインストールやインターネット接続は不可。電話の相手は発信最大10件、着信最大20件まで登録可能となっています。
・アプリストアの利用:不可
・ウェブ/SNSの利用:不可
mamorino5:本体価格11,000円
auが販売する「mamorino5」は、セコム対応など豊富な見守り機能が特徴です。

「mamorino5」は、京セラ製で価格は11,000円
(画像引用元:au公式)
「mamorino5」は、居場所確認や防犯ブザー、セコム対応など、豊富な見守り機能を備えている点が特徴。自宅のWi-Fiルーターをサーチする「おうちだよ通知」によって在宅が確認できたり、ココセコムによって防犯ブザー起動時にセコムが安全確認をしてくれたりと、日中忙しいパパ・ママに嬉しい機能が盛りだくさんです。
・アプリストアの利用:不可
・ウェブ/SNSの利用:不可
キッズフォン3:本体価格20,880円
ソフトバンクが販売する「キッズフォン3」は、スマホライクなデザインが特徴。

「キッズフォン3」は、ZTE製で価格は20,880円
(画像引用元:ソフトバンク公式)
「キッズフォン3」は、スマホライクなデザインや3.5インチの大画面が魅力。上部の防犯ブザーを引っ張れば、位置情報と周囲を撮影した写真が保護者に自動で送信されるため安心。また、防塵・防水に加え、落としてもガラス割れしにくい耐衝撃設計も嬉しいポイント。ウェブサイトの閲覧や追加アプリのインストールは不可となっています。
・アプリストアの利用:不可
・ウェブ/SNSの利用:不可
キッズケータイSH-03M:本体価格14,256円
ドコモが販売する「キッズケータイSH-03M」は、子どもの成長に合わせて機能を調整できる点が特徴。

「キッズケータイSH-03M」は、シャープ製で価格は14,256円(※オープン価格のため目安)
(画像引用元:ドコモ公式)
「キッズケータイSH-03M」は、学年に合わせて漢字の変換候補を増やしたり、スケジュール管理ができたりと、子どもの成長に合わせて使える点が魅力。子どもが帰宅するとSMSで通知が届く「おかえり通知」や、見守り範囲から離れた場合にお知らせが届く「見守りアラート」など、子どもの安全を守る機能が豊富です。ウェブサイトの閲覧や追加アプリのインストールは不可となっています。
・アプリストアの利用:不可
・ウェブ/SNSの利用:不可