引っ越しや工事を行う際、相見積もりは本当に必要なのでしょうか?また、どのような方法で相見積もりを取るべきなのでしょうか?

高額な引っ越しや工事では、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめ。コスト削減やサービス比較、交渉力の向上、納得のいく選択が可能です
この記事では、高額な引っ越し・工事における相見積もりのメリットや、効果的な相見積もりの取り方について解説します。
相見積もりとは「複数業者から同じ条件で見積もりを取ること」
相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、それらを比較することで最も適切な業者を選定する方法のこと。料金やサービス内容を比較検討したうえで、最適な業者を選ぶことができます。
引っ越しや工事など費用が高額になりがちなサービスを利用する際には必要不可欠です。
料金やサービス内容を比較検討: 引っ越しの相見積もりの例
「引っ越し」を例に、より具体的に相見積もりのメリットなどを見てみましょう。

各引っ越し業者に普通に見積もりを依頼すると、業者に相見積もりであることが伝わらず、正規の料金が提示されます。しかし、それまでに受け取った最安値の引っ越し料金を他社に伝えると、それ以下の金額で再見積もりが出されることがあります

複数社から相見積もりを取ることで、発注者は価格交渉の材料を得られます。個別に見積もりを取るのが手間だと感じた場合、引っ越しやリフォームなどの一括見積もりサービスを利用するのもおすすめです
相見積もりのメリット
相見積もりのメリットは以下の通り。
・契約について重要な条件が明確になる
・価格交渉が有利になる
・不適切な取引やトラブルを防ぐことができる
契約について重要な条件が明確になる
相見積もりの最大のメリットは、業者の比較を通して自分にとって重要な条件が明確になり、最適なサービス選びができること。予算や納期を整理し、具体的な提案を受けることで、自分が最も重視するポイントを理解しやすくなります。
価格交渉が有利になる
相見積もりでは、業者間の競争が促されるため価格交渉で有利になります。他社より安くしてくれる業者や値引き幅の大きい業者を探すことができます。
不適切な取引やトラブルを防ぐことができる
相見積もりでは、不適切な取引やトラブルを防ぐことができます。信頼性や実績のある業者かどうかチェックしたり、口コミや評判を参考にしたりすることが重要です。
相見積もりの正しい取り方の流れ:引っ越しの場合
ネットの一括見積もりでは、複数の引越し業者が見積もりを提示してくれます。その中から気に入った業者を選び、訪問見積もりを依頼。その後、見積もり料金やサービス内容を比較検討し、契約する引越し業者を決定します。

業者に返事をするタイミングとしては、一括見積りのあとの「訪問見積もり依頼/キャンセル」と、訪問見積りのあとの「契約/キャンセル」の2回
相見積もりを断るときの例文 | 引っ越しの場合
相見積もりを頼んだ業者を断る際の例文は以下の通り。業者は断られることに慣れているとはいえ、不快感を抱かせるような断り方はやめましょう。断りにくい場合は、以下のように外部の要因で断らざるを得ないといった説明をするのがおすすめです。
・特定の引っ越し業者を使うよう会社から指示を受けた
・勤務先の事情で引っ越しの時期が未定になった
見積もりを出してくれた担当者に不快感を与えないよう、スマートに断りを入れましょう。
引っ越しの相見積もりが可能なサービスの例 | 引っ越し侍
引っ越しの相見積もりができるサービスは数多く存在します。たとえば「引っ越し侍」は引っ越しの相見積もりの代表的サービスの一例です。

「引っ越し侍」では、電話無し・メール無しで引っ越しの一括見積もりを依頼可能
(画像引用元:引っ越し侍公式)
「引っ越し侍」で一括見積もりを依頼すると、最大10社からの見積もりが電話またはメールで届きます。自分で引っ越し業者を探して連絡する必要がなく、一番安い業者を簡単に見つけられます。