【完全ガイド】相見積もりはすべき?高額な引っ越しや工事での「あいみつ」のやり方

引っ越しや工事を行う際、相見積もりは本当に必要なのでしょうか?また、どのような方法で相見積もりを取るべきなのでしょうか?

【完全ガイド】相見積もりはすべき?高額な引っ越しや工事での「あいみつ」のやり方1

高額な引っ越しや工事では、複数の業者から見積もりを取る「相見積もり」がおすすめ。コスト削減やサービス比較、交渉力の向上、納得のいく選択が可能です

この記事では、高額な引っ越し・工事における相見積もりのメリットや、効果的な相見積もりの取り方について解説します。

相見積もりとは「複数業者から同じ条件で見積もりを取ること」

相見積もりとは、複数の業者から見積もりを取り、それらを比較することで最も適切な業者を選定する方法のこと。料金やサービス内容を比較検討したうえで、最適な業者を選ぶことができます。

引っ越しや工事など費用が高額になりがちなサービスを利用する際には必要不可欠です。

料金やサービス内容を比較検討: 引っ越しの相見積もりの例

「引っ越し」を例に、より具体的に相見積もりのメリットなどを見てみましょう。

料金やサービス内容を比較検討: 引っ越しの相見積もりの例1

各引っ越し業者に普通に見積もりを依頼すると、業者に相見積もりであることが伝わらず、正規の料金が提示されます。しかし、それまでに受け取った最安値の引っ越し料金を他社に伝えると、それ以下の金額で再見積もりが出されることがあります

料金やサービス内容を比較検討: 引っ越しの相見積もりの例2

複数社から相見積もりを取ることで、発注者は価格交渉の材料を得られます。個別に見積もりを取るのが手間だと感じた場合、引っ越しやリフォームなどの一括見積もりサービスを利用するのもおすすめです

相見積もりのメリット

相見積もりのメリットは以下の通り。

・契約について重要な条件が明確になる
・価格交渉が有利になる
・不適切な取引やトラブルを防ぐことができる

契約について重要な条件が明確になる

相見積もりの最大のメリットは、業者の比較を通して自分にとって重要な条件が明確になり、最適なサービス選びができること。予算や納期を整理し、具体的な提案を受けることで、自分が最も重視するポイントを理解しやすくなります。

価格交渉が有利になる

相見積もりでは、業者間の競争が促されるため価格交渉で有利になります。他社より安くしてくれる業者や値引き幅の大きい業者を探すことができます。

不適切な取引やトラブルを防ぐことができる

相見積もりでは、不適切な取引やトラブルを防ぐことができます。信頼性や実績のある業者かどうかチェックしたり、口コミや評判を参考にしたりすることが重要です。

相見積もりの正しい取り方の流れ:引っ越しの場合

ネットの一括見積もりでは、複数の引越し業者が見積もりを提示してくれます。その中から気に入った業者を選び、訪問見積もりを依頼。その後、見積もり料金やサービス内容を比較検討し、契約する引越し業者を決定します。

相見積もりの正しい取り方の流れ:引っ越しの場合1<

業者に返事をするタイミングとしては、一括見積りのあとの「訪問見積もり依頼/キャンセル」と、訪問見積りのあとの「契約/キャンセル」の2回

相見積もりを断るときの例文 | 引っ越しの場合

相見積もりを頼んだ業者を断る際の例文は以下の通り。業者は断られることに慣れているとはいえ、不快感を抱かせるような断り方はやめましょう。断りにくい場合は、以下のように外部の要因で断らざるを得ないといった説明をするのがおすすめです。

・特定の引っ越し業者を使うよう会社から指示を受けた
・勤務先の事情で引っ越しの時期が未定になった

見積もりを出してくれた担当者に不快感を与えないよう、スマートに断りを入れましょう。

引っ越しの相見積もりが可能なサービスの例 | 引っ越し侍

引っ越しの相見積もりができるサービスは数多く存在します。たとえば「引っ越し侍」は引っ越しの相見積もりの代表的サービスの一例です。

引っ越しの相見積もりが可能なサービスの例 | 引っ越し侍1

「引っ越し侍」では、電話無し・メール無しで引っ越しの一括見積もりを依頼可能

(画像引用元:引っ越し侍公式

「引っ越し侍」で一括見積もりを依頼すると、最大10社からの見積もりが電話またはメールで届きます。自分で引っ越し業者を探して連絡する必要がなく、一番安い業者を簡単に見つけられます。

リフォームの場合、相見積もりの正しい取り方の流れは以下の通りです。

【1】まず、リフォームの目的と予算を明確にする。
【2】複数の業者から見積もりを取得するため、3~5社程度をリストアップする。
【3】各業者に連絡して、リフォーム内容や希望を伝え、見積もり依頼をする。
【4】業者から提出された見積書を比較検討し、コストや工事期間、サービス内容などを精査する。
【5】見積もりの中から最適な業者を選び、細かな要望や条件を調整して契約する。

相見積もりの正しい取り方の流れ:リフォームの場合1

リフォームでは対面打ち合わせを重視し、業者の技術力やコミュニケーション力を把握します。間取り図を用意して相見積もりを取り、希望する施工内容と一致しているか確認。見積書の妥当性もチェックし、工事項目や業者特徴を比較表にまとめて検討しましょう

相見積もりを断るときの例文 | リフォームの場合

リフォームの場合の業者を断る際の例文をご紹介します。対面打ち合わせをしたあとで断りにくさを感じる場合は、以下のような断り方がおすすめ。

・家庭の事情が変わり、いったんリフォームを見送ることになった
・親戚の会社と付き合いのあるリフォーム業者と契約しなければならなくなった

料金を理由にすると、そこから再度交渉が始まる可能性があります。すでに断ることを決断している場合は、料金以外の理由を説明するようにしましょう。

リフォームの相見積もりが可能なサービスの例 | SUUMOリフォーム

リフォームの相見積もりが可能なサービスのひとつが、SUUMOリフォームです。

リフォームの相見積もりが可能なサービスの例 | SUUMOリフォーム1

「SUUMOリフォーム」では、アドバイザーを通したリフォーム会社の相見積もりが可能。中立的な立場からアドバイスがもらえます

(画像引用元:SUUMOリフォーム

「SUUMOリフォーム」で一括見積もりを依頼すると、アドバイザーが仲介してくれるため、契約する会社以外への断りが必要ありません。業者の比較もサポートしてくれるため、相見積もりを効率よく進められます。

相見積もりの注意点|失敗しないためのポイントとマナー

相見積もりの注意点は以下の通りです。失敗しないためにもポイントを押さえておきましょう。

・早めに依頼すること
・予算や要望、納期などを明確かつ具体的に「同じように」伝える
・「相見積もり」ということを事前に伝えておく
・すべての見積もりが出そろうまで待つ

早めに依頼すること

特に繁忙期は予約が埋まってくるため、早めに依頼することが大切です。たとえば引っ越しの場合、年度末は繁忙期。3~4月上旬は1カ月前、それ以外の時期は2週間前までに相見積もりを済ませましょう。

予算や要望、納期などを明確かつ具体的に「同じように」伝える

相見積もりでは、各業者に同じ条件で見積もりを取ることが重要です。予算や要望、納期などを明確かつ具体的に伝えることで、料金やサービス内容を正確に比較できます。

逆に言えば「Aという業者には◎万円以内での見積もりを依頼」「Bという業者には◎万円以内での見積もりを依頼」など、相見積もりの内容にブレがある場合、比較してもあまり意味がありません。

「相見積もり」ということを事前に伝えておく

相見積もりでは、「相見積もり」ということを事前に伝えておくことがマナーです。他社と比較していることを隠すと、信頼関係が損なわれたり、後からクレームが発生したりする可能性があります。

すべての見積もりが出そろうまで待つ

業者ごとの価格帯やサービス内容を比較検討するためには、最低でも3~5社に見積もりを依頼し、すべての見積もりが出そろうまで待つことが大切です。口が上手い営業担当者の口車に乗らないよう気を付けましょう。

まとめ

時間に余裕がない場合、適当に有名な業者を探して依頼してしまいがちですが、相見積もりを取ることで思った以上に料金が下がるケースは少なくありません。筆者も以前、引っ越しの相見積もりを取りましたが、「○○が安かった」という友人・知人の情報とは異なり、高いと聞いていた業者が一番安いことがわかりました。相見積もりを取っていなければ、5万円以上多く払うところでした。

引っ越しやリフォームなど高額な依頼をする際は、ぜひ相見積もりを取って賢く業者を探してみてください。

オトナライフ編集部
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