スマホユーザーにつきものの「OS・ソフトウェアアップデート」。最新版に更新することで、新たな機能の追加やセキュリティ性能の向上といった利点を得られるため、ユーザーはわずらわしさを感じつつもアップデートに協力していることだろう。昨今、iPhone・iPadユーザーにとって、知っておくべきうわさが広まっている。次期OSの「iOS 17」と「iPadOS 17」では、一部機種がアップデート対象から外れるという。スマホが日常生活の最重要必需品となっている現代社会において、アップデートできなことは由々しき事態になりかねない。
iPhone 8、iPhone X、iPad Pro……次期OSにアップデートできない機種とは?
Apple社から2023年中のリリースを予定する「iOS 17」と「iPadOS 17」が、iPhoneとiPadの一部機種では未対応という情報は、国内外のメディア情報サイトが取り上げている。詳細なリリース時期は明確になっていないだけに、iPhone・iPadユーザーは念のため、早急な確認が必要になりそうだ。
次期アップデートの対象外と見込まれているのは、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、第5世代iPadだ。iPhone 8が2017年9月発売、iPad Pro(12.9インチ)が2015年9月発売と、iPhone・iPadシリーズでは古参に位置付けられるためアップデート未対応になるのは致し方ない気もするが、いずれも中古市場では根強い人気を誇っているだけにサポートが必要にも思われる。
しかし、2022年9月に配信されたiOS 16では、iPhone 6シリーズ、iPhone 7シリーズ、iPhone SE(第1世代)がサポート対象外になっただけに、iOS 17・iPadOS 17においても、無慈悲な線引きがされても不思議ではない。
次期OSは現行と大差なし? 対象外ユーザーは適切な判断を
Apple社によるiOS 17・iPadOS 17の発表は、2023年6月6日に開催されるWWDC2023内と予告されており、どのようなアップデート内容になるのか注目が集まっている。ただ、現行OSからのマイナーチェンジを予測するメディアもある。システム稼働の安定性や効率性を重視するアップデートであれば、セキュリティ面に大きな変更はないため、情報漏洩やハッキングといったスマホにおける、致命的なトラブルに対する堅牢性はいままでどおりの水準を期待できる。
iPhone・iPadの醍醐味である直感的な操作性にかかわるアップデートについて必要性を感じるユーザーは、対象機種への買い替えはマストになる。iPhoneはスマホ市場で高価格帯に分類されることから、最新OSへのアップデート目的の出費は悩ましいところだ。
現状はうわさの域を出ないアップデート内容であり、渦中の機種ユーザーは6月の正式発表をもとに買い替えor使用継続を決めるのがベターだろう。早めの対応につなげられるよう、WWDC2023で発表されるであろう情報は要チェックだ。
※サムネイル画像(Image:Chikena / Shutterstock.com)