「ビジネス敬語の基本フレーズ」20選が話題! – 使いがちな「了解です」、正しくは?

敬語は「尊敬語」「謙譲語」「丁寧語」の3種類に分類することが出来る。さらに細分化すれば、上記に加えて「丁重語」と「美化語」にわけた5種類になるのだが、一般的には最初にご紹介した3つの分類で覚えている方が多いはずだ。敬語はビジネスシーンにおいても頻繁に使われており、電話や対話、メールなどで使用する機会の多いフレーズは「ビジネス敬語」とも呼ばれている。

2023年4月3日に投稿された、けんたろ@kenlife202010さん「社会人をスタートするあなたへ。ビジネス敬語の基本フレーズをまとめました。」というツイートには、よく使うビジネス敬語の間違いを紹介した画像が添えられていた。この投稿には、なんと4.8万件を超える「いいね」がついており、ツイッター上で大きな話題となっている。

今回は、こちらのツイートに関する詳細と、リプライ欄に寄せられたさまざまな意見をご紹介します。

目上の人から目下の人に使う言葉に注意!!

ツイートの一覧表には、普段からよく使っている日常会話のフレーズを、ビジネス敬語に訂正したものがまとめられている。それでは、詳しくチェックしていこう。

ビジネス敬語の基本フレーズ20選

(画像は「けんたろ(@kenlife202010)」さん提供)

まず、ちょっとしたメッセージのやり取りなどでも頻繁に使う「了解です。」だが、これはビジネス敬語だと「承知いたしました。」となる。実は、この「了解です。」というのは、目上の人から目下の人へと使う表現であり、そもそも敬語表現ですらないのだ。

「ご苦労様です。」というのも、一覧表では「お疲れ様です。」に訂正されているが、こちらも目上の人に使うのはタブーである。「苦労」に「ご」や「様」までついているので、なんとなく聞こえはよいが、新社会人が上司にうっかり使ってしまうと失礼にあたるので、気を付けたいフレーズナンバーワンだ。

一覧表の中には、「マジですか!」を「そうですか!」に訂正したりと、なんだかクスっと笑えるものも記載されている。「マジですか!」は、部署の飲み会などであれば使っても許されそうだが、新社会人の皆さんは「社内の飲み会は取引先の人との会食の練習だ」と思って、普段から正しいビジネス敬語に慣れておくのがオススメだ。

「何の用ですか?」は、謎の大物感がある

このツイートを見たツイッターユーザーたちからは、「まさに、新社会人の時は上司に指摘されるまで「了解」を使ってました」と、上司に教えてもらって気がついたとの声や、「新社会人を迎える側もしっかり押さえておきます」「しっかり頭に入れておきたいですね」など、先輩として自分もビジネス敬語を復習しておきたいとの声など、さまざまなコメントがリプライ欄には寄せられている。

また、中には一覧表に記載されていた「何の用ですか?」というフレーズに対して、「大物感あります」といったコメントもあがっていた。な、、「何の用ですか?」は、ビジネス敬語だと「どのようなご用件でしょうか?」となる。電話対応などで頻繁に使われるフレーズなので、皆さんも一度は耳にしたことがあるはずだ。

「くり返しますね。」は「復唱いたしますね。」が正しい

新社会人向けに、覚えておきたいビジネス敬語の基本フレーズをまとめた今回のツイート。

読者の皆さんは、日々の業務で、今回ご紹介したビジネス敬語をきちんと使いこなせていただろうか。なお筆者は、電話の相手から住所などの情報を聞いた時、間違いがないかを確認するために、よく「では、くり返しますね。」と言っていたので、これからは「復唱いたします。」に言い換えようと、この記事を書きながら心に誓った次第である。

自分では失礼のないように話しているつもりでも、思いがけない落とし穴があるのが日本語だ。新社会人の方もそうでない方も、ツイートの一覧表を使って、今一度ビジネス敬語の正しいフレーズをチェックしてみてほしい。

※サムネイル画像(Image:「けんたろ(@kenlife202010)」さん提供)

オトナライフ編集部
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