ファッション通販サイト「SHEIN(シーイン)」は、圧倒的な品揃えと安さで、若者を中心に絶大な人気を誇っています。しかし、SHEINはEC専門サイトなので、商品が到着してから「イメージと違う」「サイズが合わなかった」ということもありますよね。そのようなとき、SHEINの商品をどうすれば返品できるでしょうか? そこで今回は、筆者が実際にSHEINで購入した商品を返品してみましたので、その方法を写真付きで詳しく解説します。
SHEINで買った商品を返品できる条件は? 送料はどうなる?
アナタは通販サイト「SHEIN(シーイン)」をご存じですか? SHEINは中国の大手ファストファッション通販サービスで、プチプラ(激安価格)なのに“高見え”することから、Z世代を中心に若者に大変人気があります。
●SHEIN(公式)は→こちら

SHEINは中国のファストファッション通販サイトです。流行のデザインの洋服やバッグ、アクセサリーなどを激安価格で買えるとあって、若者に大変人気があります(画像はSHEIN公式サイトより転載)
しかし、SHEINはEC専門サイトなので、到着した商品のサイズが合わなかったりイメージと違うこともあります。また、縫製がいい加減な不良品が届いたときなどは、どのように返品すればいいのでしょうか?
まず、SHEINの返品ポリシーを確認すると、「商品到着後30日以内、新品同様の状態であれば返品を承ります(一部返品対象外の商品がございます)」とあります。
つまり、商品のイメージが思っていたのと違うといった“自己都合”の場合でも、新品状態で30日以内なら返品可能であることが分かります。
●SHEIN「返品ポリシー」は→こちら

SHEINを利用するときは、事前に「返品ポリシー」を確認しておきましょう。基本的にSHEINで購入した商品は、新品状態で30日以内なら、理由を問わず返品することができます(画像はSHEIN公式サイトより転載)
ただし、返品ポリシーの「着用した商品、破損またはタグが外れた商品も返品できますか?」という項目には、返品できない商品について解説されているので、事前によく読んでおきましょう。
■SHEINで返品可能な商品について
【1】 返品可能な商品は、未着用、未洗濯、破損していない、オリジナルのタグがすべて付いている状態のみお受けできます
【2】 ボディスーツ、ランジェリー、水着、ジュエリー、下着、イベント・パーティー用品、DIY用品、ペット用品、化粧品、アクセサリー(スカーフ、バッグ、マーメイドブランケットを除く)などの商品は返品・交換をお受けできません
【3】 返品不可と表示されている商品および無料ギフトは返品できません
気になる返品時の送料ですが、SHEINでは「返品する際の送料は、お客様のご負担となり、 着払いの返品はご対応できなかねます。」となっているため、自己都合で返品する際は自分で配送業者を手配し、必ず発払いで送らなければなりません。
もし、数百円の商品を返品する場合は、送料のほうが高くつく場合もありますのでご注意ください。
とはいえ、SHEINでは100円の「返品送料保険」が用意されています。この保険に入っていると、返品可能な商品を初めて返品する場合、送料をSHEINが全額補償するようになっています。
もし、初めてSHEINで買い物をするとき、商品に多少でも不安がある場合は、100円で返品送料保険に入っておいたほうが安心でしょう。
SHEINで買った商品をどうやって返品すればいい?
それでは、実際にSHEINで買った商品を返品する手順を確認していきましょう。
まずは、SHEIN公式サイトにログインして、マイページからすべての注文履歴を開き、ここで返品したい商品を含む注文履歴を選択します。
すると、選択した注文履歴が表示されるので「商品の返品」をタップしましょう。購入した商品が表示されたら返品したい商品を選んで、該当する「返品理由」を選択します。
次に、返品する商品の写真を撮ってアップロードし、返金方法を選択しましょう。返金方法は「振込口座」か「SHEINウォレット」の2種類から選ぶことができます。
ただし、購入時の支払い方法に「コンビニ払い」を選択した人は「SHEIN専用口座」しか選択できないので注意してください。
最後に返品方法を選択します。「ヤマトによる返品」か「お客様負担での返品」の2種類から選ぶことができますが、ヤマトによる返品を選んだ場合は1,200円の手数料がかかるので、今回は自分で返品することにしました。
返品方法を選んだら画面を下にスクロールしていきましょう。すると、返送先の住所が表示されるのでスクショを撮っておき、「提出」をタップすれば返品申請作業は完了です。
SHEIN公式サイトで返品手続きをする手順

SHEIN公式サイトの画面右下にある「マイページ」をタップして注文履歴へ進みます(左写真)。すべての注文履歴から「返品」を選択して、商品を含む注文履歴をタップしましょう(右写真)

注文履歴の配送済み画面から「アイテムを返品」をタップ(左写真)。すると、注文した商品がすべて表示されるので、返品する商品にチェックを入れたら「次にのステップ」を押します(右写真)

「返品理由」画面では返品理由を選択しましょう(左写真)。返品する商品の画像をスマホで撮影してアップロードしたら「次のステップ」を押します(右写真)

返金方法を「SHEINウォレット」か「口座振振込」から選択して「確認」を押します(左写真)。返品方法は「ヤマトによる返品」か「お客様負担で返品する」から選び、「確認」をタップしましょう(右写真)

下にスクロールすると「返送先」が表示されるので「提出」を押します。このとき返送先の住所が国内かどうかを確認しておきます(左写真)。「正常に送信されました」と表示されれば完了ですが、返品認証番号も念のためメモしておきましょう(右写真)
SHEIN公式サイトでの返品申請が終わったら、実際に返品する商品を梱包しましょう。
梱包するときは、買ったときに包まれているバーコード付きの袋に商品を入れてから、紙袋や箱で梱包します。
ちなみに、今回は返品先が国内だったので紙袋でもOKですが、もし発送先が海外だった場合は、紙袋ではなくしっかりした箱に詰めてください。
商品の梱包が済んだら発送伝票を記入していきます。伝票に返送先の住所を書くときは、注文履歴の返品欄にある返送先住所を見ながら、間違えないように記入します。
また、返品伝票を書くときは受取人の名前の横に返品認証番号(返品ID)を書くことを忘れてはいけません。返品認証番号とは申請完了画面で表示された処理を適切に行うための番号のことです。
荷物の包装が終わったら、配送業者に荷物を持ち込んで返送すれば作業は完了です。今回筆者は、郵便局のゆうパックを利用して送りました。
商品を梱包して伝票を書く手順

返品する商品は、買ったときに包まれているバーコード付きの袋に商品入れてから、紙袋や箱で梱包しましょう(筆者撮影)

次に、SHEIN公式サイトのマイページから出荷済みを選択します(左写真)。続いて「返品」ページから該当する履歴の「返品・返金記録」をタップしましょう(右写真)

返品・返金記録ページが開いたら「詳細」を押します(左写真)。すると、返品の詳細が表示されるので「返送先住所」と「返送ID」を確認して伝票に書き込みましょう(右写真)

こちらが、梱包した商品に伝票を貼った状態です。宛名に返品認証番号(返品ID)を書くのを忘れずに!(筆者が実際に撮影)
返品商品の発送が完了したら、伝票情報をアップロードする必要がありますので、伝票の控えは捨てないで保管しておきましょう。
まず、SHEIN公式サイトの「マイページ」を開き、「出荷済」→「返品」から「返品・返金記録」を選択します。すると返品の記録が表示されるので返品時の配送伝票をアップロードします。
次に、配送会社と追跡番号か伝票番号の入力を求められるので、該当する方を選択してください。
今回筆者は、日本郵便のゆうパックを使いましたので、配送会社には「日本郵便」、返送のお荷物の追跡番号には伝票に記載された追跡番号を入力しました。これで商品の返品作業はすべて終了です。
伝票情報のアップロードの手順

SHEINの公式サイトにログインしたら「マイページ」を開きます(左写真)。次に「出荷済み」を選択しましょう(右写真)

「返品」ページで「返品・返金記録」を開きます(左写真)。すると、「返品の配送伝票アップロード」が表示されますので、これをタップしましょう(右写真)

「配送会社」と「追跡番号」を入力したら画面下の「保存」をタップします(左写真)。返品追跡番号が正しいのを確認したら返品作業は完了です(左写真)
返金は商品が到着してから5日後に実行される
SHEINに商品を返品したあとは、いつ返金(入金)されるのか気になりますよね。
今回、筆者が商品を返品してから、実際に返金されるまでは4日しかかかりませんでした。
公式サイトでは5日とありますが、それよりも早く返品されたことになります。これなら安心してSHEINを利用できますね。
返金されたか確認する手順

まず、SHEIN公式サイトを開いてマイページを開きます(左写真)。次に「返品」のタブをタップしましょう(右写真)

「返品」の履歴から該当する履歴の「返品・返金履歴」をタップします(左写真)。ステータスが「払い戻し」になっていると、返金金額が確認できます(右写真)
まとめ
いかがでしょうか? 今回は筆者がSHEINで買った商品を実際に返品してみました。
SHEINでの返品申請そのものは簡単ですが、自分で商品を梱包したり、郵便局に行って配送手続きをしないといけないですし、今回は100円の返品送料保険に加入していなかったので、返品送料も自分で負担することになりました。
もし、価格が1,000円以下の安い商品なら「わざわざ手間をかけて返品するのは面倒だな……」というのが正直な感想です。
みなさんも、SHEINで買い物するときはできるだけ返品しなくていいものを選ぶ、あるいは「返品するかも?」と思った商品は、100円で返品送料保険に入ることをオススメします。