スマートフォンを触っているうちに、ついつい見てしまう縦型のショート動画。見終わったと思ったらすぐに次の動画が再生されるため、視聴の終わりが見えない…という人もいるのでは。今回は、ショート動画が最も見られているタイミングやその内容、さらにショート動画を見た人がそのまま購入してしまったものを男女別に紹介する。
有料動画配信サービスの利用者数は「巣ごもり需要」の影響を受け続けている?
MMD研究所は、2023年3月17日~20日の期間で18~69歳の男女7000人に対して「ショート動画とコマースに関する調査」を実施。そもそもショート動画とは、おおよそ60秒以内で完結する短い動画で、スマホでの視聴を前提としているため、縦型で制作されていることが多い。さらに、多くのアプリではスクロールによって視聴を切り替える方法が採用されていて、直感的に動画を再生・視聴するのに向いている。
ショート動画を視聴できる主なサービスの利用状況を聞くと、「YouTubeショート」が34.7%でトップ。次に「Instagramリール(Reels)」が18.0%、「TikTok」が17.0%とほぼ横並びだった。次点の「LINE VOOM」は6.3%であることから、YouTubeショート、Instagramリール、TikTokの3つが視聴者を独占している、と言っても過言ではないだろう。
ついつい見てしまうショート動画
調査の中でショート動画を視聴しているという3210人に、ショート動画を視聴するタイミングを聞くと「夜寝る前」と回答した人が48.4%と最も多かった。
さらに、好きなジャンルについては、男性は「スポーツ」(32.2%)「音楽」(30.5%)「ニュース」(26.9%)と回答が寄せられ、女性は「ペット・動物」(39.6%)「料理」(38.7%)「有名人・タレント」(33.7%)と回答。ジャンルの差が大きいことがわかった。
さらに、ショート動画を視聴して商品を購入したことがある人は、全体の32.2%にのぼることが判明。
購入したものでは食品が全体のトップで、女性は化粧品と回答した人が最も多かった。寝る前にショート動画を見てから衝動買いをして、「やっぱり不要だった…」という経験をしたことがある人もいるのでは。購入する前に一呼吸置くのも大切かもしれない。
出典元:【MMD研究所】
※サムネイル画像(Image:Emre Akkoyun / Shutterstock.com)