メルカリ/ラクマなどのフリマアプリで、成約件数最多の中古iPhoneは?【リスマ調べ】

ネットで気軽に私物の売買を行えるフリマアプリ。10数年前から利用されてきたサービスだが、メルカリの登場により出品や発送の敷居が下がり、幅広い年代のユーザーが利用するまでに社会に浸透している。商品ジャンルを問わず取り扱う受け皿の広さがフリマアプリの特徴だが、取引されるもののひとつがスマートフォンである。生活必需品であるため購入検討ユーザーは多く、新品だと高価格な機種でも、中古とあれば思わぬお値打ち価格で手に入ることもあるだけに、中古スマホ市場は活気に満ちているようだ。

フリマアプリ市場で人気のiPhone 8! 高い完成度が評価

リユース事業者向けの相場検索ツール・Smapraを提供するリスマが、4月26日に2022年度の中古スマートフォン取引実績に関する調査結果を発表した。さまざまな中古スマホに関するリサーチ情報が公表されているなかで、本調査結果の舞台はフリマアプリ市場。主要フリマアプリのメルカリ・ヤフオク!ラクマ・ムスビーを対象に、2022年4月1日~2023年3月31日の期間で調査は行われた。現代の中古品取引における主要サービスでは、一体どのようなスマホが人気なのだろうか。

中古市場のOSシェア率

iOSが59.8%(39.6万台)、Androidが40.2%(26.6万台)という結果に(「株式会社リスマ」調べ)

OSシェア率は、iOSが59.8%(39.6万台)、Androidが40.2%(26.6万台)という結果となった。国内新品市場ではAndroidが50%強を占めており、フリマアプリ市場では逆転現象が起きている。iPhoneは新品では高価格で販売される傾向にあり、中古品でも需要が見込めることから、iOSがリユースされやすいことが後押ししているようだ。

フリマアプリ4社合計 モデル別の成約件数

旧機種の取引も活発なのもフリマアプリ市場の特徴だ(「株式会社リスマ」調べ)

そのようなフリマアプリ市場で、取引が活発なiPhoneシリーズ。人気筆頭はiPhone 8だ。フリマアプリ4社の成約数は48,037台と、シリーズ内唯一の4万台を記録している。2017年発売の旧機種のため意外な結果だが、指紋認証機能「Touch ID」搭載の最後のナンバリングモデルであり、中古スマホ市場では1万円台で取引されるお値打ち感が人気を後押ししたようだ。マスク着用下でロック解除できる指紋認証機能も、コロナ禍という状況に合致した。

メルカリ、成約件数・流通金額ともに過半数のシェアを獲得

フリマアプリ別 成約件数別シェア 流通金額別シェア

CM効果も相まってか、メルカリは多くの支持を得ている(「株式会社リスマ」調べ)

どのフリマアプリで中古スマホの取引が行われているかについては、成約件数・流通金額ともにメルカリが50%強のシェアを占めている。近年のCM攻勢もあり、利用時にはまず選択肢に入るまでに認知度が高まっているのかもしれない。

他フリマアプリに関しては、ラクマは手数料が安く、ヤフオク!は入札で価格がせり上がるオークション形式といった特徴がある。中古スマホを売りたい人、買いたい人は各フリマアプリの仕様を把握したうえで利用することも、実りある取引につながりそうだ。

出典元:【株式会社リスマ/PR TIMES

※サムネイル画像(Image:Sergey Eremin / Shutterstock.com)

オトナライフ編集部
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