【2023】楽天カードはやばい?6つのデメリットや国際ブランドの違い、併用すべきカード

楽天カードは、オンラインショッピングやリアル店舗での決済に幅広く利用されている定番クレジットカード。一方で実は楽天カードのポイント還元率は国際ブランドや用途によって、かなり大きな見直しが進んでいることをご存じですか?

【2023】楽天カードはやばい?6つのデメリットや国際ブランドの違い、併用すべきカード1

たとえば、楽天カード(Mastercard)によるAmazonの買い物は、2023年1月からポイント還元率が1%から0.2%に引き下げられました。また、公共料金の支払いも2021年6月からポイント還元率が1%から0.2%へ引き下げられています

(画像引用元:楽天カード公式サイト

あらためて2023年最新の「楽天カードのメリット・デメリット」を整理すると以下の通り。楽天市場や楽天ペイの利用頻度が低く、なおかつクレジットカードの用途が「公共料金などの支払い」であったり、国際ブランドにMastercardを選んでいる人の場合、楽天カードを使うメリットが薄れてきているのは事実です。

【2023】楽天カードはやばい?6つのデメリットや国際ブランドの違い、併用すべきカード2

楽天カードの最大のメリットは、年会費無料で楽天経済圏において高還元率でポイントが貯まること。一方デメリットは、公共料金や税金の支払いの還元率が低いこと、ETCカードの発行が有料であることなどが挙げられます

(画像引用元:楽天カード公式サイト

この記事では、楽天カードのメリットとデメリットを徹底的に解説。楽天カードの国際ブランドの違いや、併用すべき他社のカードも紹介します。

楽天カードはやめたほうがいい?デメリット6つ

年会費無料で還元される楽天ポイントも使いやすいと人気の楽天カードですが、以下のようなデメリットがあります。総じて「楽天経済圏の恩恵をあまり受けていない人」や「Amazonでの買い物の機会が多い人」などにとっては、あまり魅力的なカードではないかもしれません。

楽天市場や楽天ペイを使わない人にはメリットが少ない

楽天カードのメリットは、楽天市場や楽天ペイでのポイント還元率が高いこと。たとえば楽天市場では楽天カードの利用でデフォルトで還元率3%。楽天カードから楽天ペイにチャージすると、1.5%の還元率となります。

参考元:楽天ペイ公式サイト

逆に言えば、楽天市場や楽天ペイを使わない人にとってはメリットが少なくなります。

楽天市場や楽天ペイを使わない人にはメリットが少ない

一般加盟店でのポイント還元率は基本的に1%であり、他のクレジットカードに劣るケースも。また、楽天市場や楽天ペイでのポイント還元率もキャンペーンや会員ランクによって変動。他の楽天サービスを併用して使っていないと、安定して高いとは言えません。(ロゴは各公式サイトより引用)

楽天カード(Mastercard)のAmazonでの還元率が0.2%

楽天カードは、国際ブランドによってAmazonでのポイント還元率が異なります。2023年1月5日から、Mastercardブランドの楽天カードはポイント還元率が0.2%に下がりました。

楽天カード(Mastercard)のAmazonでの還元率が0.2%

この原因はAmazonとMastercardの契約条件が変更されたためだと言われています。なお、Visa、JCB、AMEXブランドの楽天カードは、引き続き1%の還元率が適用されます

(画像引用元:楽天カード公式サイト

公共料金や税金など一部利用先で還元率が0.2%に下がる

楽天カードは、公共料金や税金など一部利用先でポイント還元率が0.2%に下がりました。

具体的には以下のような用途で、還元率が低下します。

・公共料金(電気・ガス・水道)
・国税(所得税・法人税等)
・地方税(住民税・固定資産税等)
・国民年金保険料
・Yahoo!公金支払い

ETCカードの年会費が有料(一部会員ランクを除く)

ETCカードの年会費が有料(一部会員ランクを除く)1

楽天カードのETCカードは、一般会員で楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員以外の場合、年会費が有料で550円(税込)となっています。また、ETCカードの発行可能枚数は、楽天カード1枚につき1枚のみに制限されています

(画像引用元:楽天ETCカード公式サイト

なお、ゴールドカード会員、プレミアムカード会員、または楽天PointClubの会員ランクがダイヤモンド会員・プラチナ会員である場合、ETCカードの発行は無料です。

コールセンターが繋がりにくい

楽天カードのコールセンターは、営業時間が9:30~17:30と短く、電話が繋がりにくいという不満が多く聞かれます。とくに月曜日やお昼の時間帯、引き落とし日直後などは混雑するため、長時間待たされることがあります。また、コールセンターへの電話はフリーダイヤルではなく有料で、料金がかかります。

ステータス性が低く持っている人が多い

楽天カードは年会費無料で入会できることや、楽天市場や楽天ペイでのポイント還元率が高いことなどから、カード発行枚数が2800万枚を突破した所持する人が多いクレジットカード。そうした経緯からステータス性が低く見られることもあります。

審査基準も緩いと言われており、高級店や高額商品の支払いに使う場合は、他のカードに比べて見栄えが悪いと感じる人もいるかもしれません。

参考元:楽天カード公式サイト

楽天カードのメリット

楽天カードのメリットは、ポイント還元率の高さ。そのメリットを最大に活かすためには、楽天市場での買い物や、楽天ふるさと納税の利用などが挙げられます。

また、海外旅行保険やETCポイントも付帯。Androidスマホ利用者なら、Suicaへのチャージでもポイント還元があります。

楽天市場やふるさと納税でポイントが貯まる

楽天カードの大きなメリットは、楽天市場やふるさと納税における楽天ポイントの還元率の高さ。

楽天市場やふるさと納税でポイントが貯まる1

楽天カードの基本還元率は1%。しかし、楽天市場では、楽天市場のポイント還元1%+楽天カードの基本還元率1%+楽天カード特典1%=トータルでポイント還元率が3%になります。さらに、楽天スーパーポイントアッププログラムやキャンペーンによって、ポイント還元率が最大20%までアップすることもあります

(画像引用元:楽天カード公式サイト

また、楽天ふるさと納税で寄付に楽天カードを使うのもおすすめ。

楽天市場やふるさと納税でポイントが貯まる2

楽天カードの基本還元率1%にくわえ、楽天ふるさと納税利用でポイントが1%付与。つまり、2%のポイント還元となります。SPU(スーパーポイントプログラム)や「0か5のつく日」キャンペーンを効率よく利用することで、最大30%のポイント還元を実現できます

(画像引用元:楽天ふるさと納税公式サイト

海外旅行保険やETCポイントも付帯

楽天カードには海外旅行傷害保険が付帯しています。この保険の対象となるのは、出国前に楽天カードで決済をした「募集型企画旅行」。該当するかどうかは旅行代理店に確認しましょう。

補償内容 保険金額 楽天カード
傷害死亡
後遺障害
最高額 利用付帯:2,000万円
傷害治療 1事故の限度額 利用付帯:200万円
疾病治療 1疾病の限度額 利用付帯:200万円
救援者費用 年間限度額 利用付帯:200万円
賠償責任(自己負担額なし) 1事故の限度額 利用付帯:3,000万円
携行品損害 年間限度額
お問い合わせ先 楽天カード株式会社保険デスク(楽天損保)
0120-456-029
(海外から:81-18-888-9289)
保険適用条件 利用付帯

また、楽天カードでは、楽天ETCカードも発行可能。還元率1%(100円で1ポイント)でポイントが貯まります。なお、ETCカードは発行手数料無料ですが、年会費550円(税込)がかかります。

参考元:楽天カード公式サイト

Suicaへのチャージでもポイント還元(Android端末限定)

楽天Payから楽天カードを利用して、「おサイフケータイ」機能が搭載されたAndroid端末のモバイルSuicaにチャージにすると、還元率0.5%(200円で1ポイント)で楽天ポイントが貯まります。

楽天カードのデメリットをカバーするには?

楽天カードには6つのデメリットがあることなどを解説しました。一方、前述した通りの「メリット」も多数健在です。

一つひとつデメリットを検討していくと、たとえばAmazonのポイント還元率の低下は「Mastercard」のみです。またステータス性の低さは「より上位の楽天カードを発行する」ことによって改善できる可能性があるでしょう。

つまり楽天カードのデメリットは、カードの国際ブランド選びや「楽天ゴールドカード」などの発行によってカバーできる可能性があります。

楽天カードはどの国際ブランドを選ぶべき?

楽天カードはVISA、Mastercard、JCB、American Express(アメックス)からクレジットカード会社を選んでカードを作ることができます。

楽天カードはどの国際ブランドがおすすめ?

楽天カードは、国際ブランドによってAmazonでのポイント還元率や利用できる店舗などが異なります。(ロゴは各社公式サイトより引用)

そのため、自分の利用目的や嗜好に合わせて選ぶことがおすすめです。以下に各国際ブランドの特徴をまとめました。

VISA

世界各地域の加盟店で利用できます。海外での優待特典が充実しており、ヨーロッパやアジア各国、ハワイやグアムの有名ショッピングセンターでのお買い物やグルメ、アクティビティなどでもお得に利用可能。タッチ決済にも対応しています。

Mastercard

Amazonでのポイント還元率が0.2%と低くなっているので、Amazonのヘビーユーザーにはおすすめできません。しかし、利用可能店舗は国際ブランドの中でトップクラス。豊富な優待・特典プログラムがあり、たとえば海外ではニューヨークやロンドン、パリ、シンガポール、香港など世界中の主要都市でお得に使える「プライスレスシティ (Priceless Cities)」を展開しています。

JCB

国内では大型加盟店との協賛サービスが充実しており、「東京ディズニー・リゾート」や「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」での貸切イベントご招待キャンペーンなどがあります。海外では日本人に人気のアジア地域やハワイ、バリ島などで便利なサービスが豊富。各国に日本語対応可能な窓口があり、海外旅行初心者の方にも安心です。タッチ決済にも対応しています

アメックス

アメックスは、国内外で高級感のあるカードとして知られており、特別な優待やサービスを受けることができます。たとえば、チケットの先行販売やレストランの割引、海外の人気渡航先での特典などがあります。
しかし、利用可能店舗数が他のブランドに比べて少ないというデメリットも。とくに日本国内では、コンビニやスーパーなどで使えないこともあります。

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