AEON Pay(イオンペイ)とWAONの違い総まとめ:イオンペイの登録から利用、ポイント獲得まで

AEON Pay(イオンペイ)とWAONはどちらも、イオングループで利用できる決済手段。「イオンペイとWAONの違いが分からない」「WAONで十分お得なのに、イオンペイに登録するメリットは何?」と疑問を感じる方も多いのでは?

今回はイオンペイについて、WAONとの違い、イオンペイの登録から利用、ポイント獲得までを解説します。

イオンペイとは?

イオンペイは、イオングループで利用できるキャッシュレス決済です。

イオンペイとは?1

イオンペイは、2021年にイオンが提供を開始したスマホ決済サービス。専用のアプリをインストールして利用し、イオン系列店舗を中心とした対応店で支払い可能。イオンペイはイオンが発行するクレジットカードであるイオンカードと連携しており、事前のチャージ不要で直接カードから支払われます

イオンペイとは?2

イオンペイは、キャッシュレス決済専用アプリではなく、イオンの総合アプリ「iAEON(アイイオン)」の機能のひとつとして利用可能。iAEONは従来はバラバラだったイオンのアプリを集約し、WAON POINTの利用・付与・照会・交換や各種キャンペーン情報やクーポンを獲得できます

イオンペイとイオンの総合アプリ「iAEON(アイイオン)」についてはこちらも参考にしてください。

イオンペイが使えるお店

イオンペイが使えるお店は、主にイオングループの系列店となっています。

イオンペイが使えるお店

イオンペイは主にイオンモールやまいばすけっと、イオンスタイル、マックスバリュなどイオングループの店舗で利用することが可能。また一部のダイエー、ミニストップなどの店舗でもイオンペイへの対応が進んでいます。今後もイオンペイの利用店舗は拡大されると予想されます

イオンペイとWAONの違い

イオン系列店で使える決済サービスには、すでに電子マネー「WAON」が存在します。「WAON」と「イオンペイ」の違いは以下の通りです。

イオンペイとWAONの違い

イオンペイは、イオンが発行するクレジットカードであるイオンカードと連携し、スマホで使える決済サービス。一方、WAONは非接触型の電子マネーで、WAONカードを使って決済します。(ロゴは各社公式サイトより引用)

後述しますがイオンペイには単体で貯まるポイントは存在せず、イオンカードを介してWAONポイントが得られます。すでにWAONを使いこなしている方にとって、イオンペイへの乗り換えの意味は少ないといえます。

分かりやすくイオンペイとWAONの特徴を表にまとめると以下の通りです。

  イオンペイ WAON
決済方法 バーコード/QRコード WAONカード、またはモバイルWAONアプリ登録済みのスマホを読み取り機にタッチ
チャージ 不要
イオンカードと紐づけ必要
必要
還元率 利用でポイント還元はされるが、基本的に紐づいたイオンカードの決済による還元率と同等
0.5%~1%
0.5%
会員登録済みでイオングループの対象店舗での利用は1%
利用できるスマートフォン iOSアプリ、Android対応のほぼすべてのスマホで利用可能 Android対応かつおサイフケータイ対応のスマホのみ
物理カード なし あり
使える店 少ない 多い
全国約117万4千カ所

イオンペイの利用でWAONポイントは貯まる?

イオンペイの利用でWAONポイントは進呈されるものの、キャンペーン特典以外は基本的に紐づいたイオンカードの決済による還元率に留まります。PayPayやau PAYなどの他のスマホ決済サービスとは異なり、キャッシュレス決済のポイントとクレジットカード決済のポイントを両方獲得できる「ポイントの二重取り」はできません。

イオンペイの利用でWAONポイントは貯まる?

イオンペイを利用することで得られるポイントは、紐付けたイオンカードに還元されるWAON POINTのみです。イオンカード単体で支払った場合と比べても、ポイントのお得感に変わりません

各支払いによるWAONポイント還元率は以下の通りです。

対象店舗での現金支払いの場合は、200円ごとに1WAONポイントが貯まります。イオンカード支払いの場合は、200円ごとに2WAONポイントが貯まります。なお、イオングループ対象店舗以外でのイオンカード支払いの場合は、200円ごとに1WAONポイントとなります。

貯めたWAONポイントは、イオンやイオンモールなどの店頭レジにて、iAEONの会員コードを提示し、利用ポイント数を伝えることで利用できます。この仕組みにより、貯めたポイントをお得な形で活用できます。

イオンペイのメリット・デメリット

イオンペイのメリットとデメリットについて解説します。

メリット

イオンペイのメリットは、以下の通りです。

・事前のチャージ不要で決済ができる。
・スマホの画面にバーコードまたはQRコードを表示するだけで簡単に決済ができる。
・イオンカードと連携しているため、イオンペイ利用額はイオンカードで決済され、WAONポイントが貯まる。

メリット

イオンカードと連携しているため、イオンペイでは事前のチャージ無しで決済が可能。スマホ画面にバーコードまたはQRコードをかざすだけで支払いが完了します。WAONでもモバイルWAONを利用すれば手軽に支払い可能ですが、チャージしている範囲内での支払いです。「後払い」ができるのは、イオンペイの大きなメリットでしょう

デメリット

イオンペイのデメリットは、以下の通りです。

・イオンカードの利用が前提のため、他社のクレジットカードやデビットカードは登録できない
・イオンペイ自体にポイントの還元システムがなく、イオンカード単体で支払った場合とポイント還元率は変わらない

デメリット

キャプション:イオンカードの入会審査は即時行われるため、申し込みさえ完了すれば最短5分でバーチャルカードが発行可能です。また、イオンペイの利用開始手続き自体はそこまで難しくはありません。ただ、イオンカードを持っていない方にとっては、まずイオンカードを申し込まなければならないので、イオンペイ利用のハードルがやや高いのは事実でしょう。「WAONで十分」と感じてしまう方も一定数いるかもしれません

イオンペイの会員登録方法

実際にイオンペイを会員登録する手順を解説します。

iAEON(アイイオン)の登録を行う

まずイオンペイ機能が搭載されているイオンの総合アプリ「 iAEON(アイイオン)」を、iPhoneの方はApp Store、Android端末の方はGoogle Play ストアからダウンロードして、iAEONの登録を行います。

 iAEON(アイイオン)の登録を行う1

【1】「iAEON(アイイオン)」アプリをスマホにダウンロードし、起動します。①「新規会員登録」をタップして登録手続きを始めます。【2】利用規約の確認ページを下までスクロールさせて、②「規約に同意する」にチェックを入れ、③「次へ」をタップします

 iAEON(アイイオン)の登録を行う2

【3】携帯電話番号の登録画面になります。携帯電話番号はログインIDとして利用します。④に携帯電話番号を入力し、⑤「送信」をタップすると、認証コードが携帯電話にSMSで届きます。【4】届いた認証コードを⑥へ入力し、⑦「次へ」をタップします

 iAEON(アイイオン)の登録を行う3

【5】ログインパスワード設定画面に移ります。⑧に設定したいパスワードを入力し、確認のため⑨にもう1度パスワードを入力して⑩「登録」をタップします。【6】 iAEONの会員登録が完了しました

イオンペイの初期設定を行う

iAEONの会員登録が完了したら、続いてアプリ内でイオンペイの初期設定を行います。イオンペイの初期設定の手順は以下の通りです。

イオンペイの初期設定を行う1

【1】 iAEONアプリを起動し、①「会員コード」タブを表示して画面上部の②「AEON Pay」をタップします。【2】イオンペイの利用規約が表示されるのでページを下までスクロールさせて、③「規約に同意する」にチェックを入れ、④「次へ」をタップします

イオンペイの初期設定を行う2

【3】イオンカードの登録画面へ移ります。カード情報と生年月日を入力し、「次へ」とタップして、カードに登録された電話番号で本人認証を行えばカードの登録が完了し、イオンペイが利用できるようになります

イオンペイの支払い方法:会員コードの表示方法

イオンペイの初期設定が完了したら、実際にイオンペイを支払いに利用してみましょう。

前述の通り、イオンペイはバーコード決済になっています。利用したい場合はスマホにイオンペイのバーコードを表示させレジで提示しましょう。

会員コードを表示する手順は以下の通りです。

イオンペイの支払い方法:会員コードの表示方法1

【1】 iAEONアプリを起動し、「会員コード」タブを表示して画面上部の「AEON Pay」をタップします。【2】「AEON Pay」のコード支払いをタップすると、イオンペイのバーコードが表示されます。レジで提示しましょう

イオンペイの支払い方法:会員コードの表示方法2

なおイオンペイにイオンカードを登録していない場合、上記画像のように「イオンカードが登録されていません」とアラート画面が表示されます。このページの「イオンカードを登録」をタップしてもイオンカードの登録画面へ進むことができます

イオンペイで貯まるポイント:貯め方と使い方

イオンペイで支払うと通常0.5%~1.0%還元のWAONポイントが貯まりますが、基本的に紐づいたイオンカードの決済による還元率と同等であり、カード利用分に付帯して加算されるのみになります。また、イオンペイの支払いでもiAEONアプリで会員コードを提示してWAONポイントを使うことができます。

その他の支払いの場合のポイント還元ついては、現金支払いの場合は、iAEONアプリで会員コードを提示すると200円ごとに1WAONポイントが貯まります。また、イオンカード支払いの場合は、イオングループ対象店舗では200円ごとに2WAONポイント、それ以外の店舗では200円ごとに1WAONポイント貯まります。

ポイントの二重取りはできる?

イオンペイでは、ポイントの二重取りはできません。つまり、イオンペイを利用して貯めたポイントは、イオンカードのポイントと重複して貯まることはありません。

イオンペイの利用上限額と支払い日

AEON Payの利用上限額は、最大1回あたり税込50万円です。 あわせてポイントを利用する場合は、ポイント利用分を除いて税込50万円まで利用可能です。
支払日は通常のイオンカードと同じく、毎月10日に締め切り、翌月2日(金融機関休業日の場合は翌営業日)に引落しとなります。

イオンペイが利用可能な店舗

イオンペイは、イオンモールや各種イオン系列店、また一部のダイエーやミニストップ、まいばすけっと、マックスバリュなどの店舗で利用できます。ただし、まだすべての店舗で利用できるわけではないため、利用可能かどうか事前に確認することをおすすめします。

オンラインショッピングでのイオンペイ利用はできる?

イオンペイ加盟店のオンラインショップであれば、利用可能です。

イオンペイの利用履歴とポイント履歴の確認方法

イオンペイの利用履歴とポイント履歴は iAEONアプリのマイページから確認できます。

イオンペイの利用履歴とポイント履歴の確認方法

【1】 iAEONアプリを起動し、①「マイページ」をタップします。【2】マイページの「設定・確認」から②「利用履歴」をタップすると、イオンペイの利用履歴が表示されます

イオンペイで購入したものをキャンセルする方法

イオンペイで購入した商品のキャンセル・返品については、アプリ内では処理ができません。購入時のレシートを持参の上、利用した店舗でキャンセル・返品の手続きを行いましょう。返金は利用店舗から取消しデータがイオンカードへ到着し次第、イオンペイに登録しているクレジットカードの請求額からの差し引き、または登録口座への返金という形になります。

まとめ

今回はイオンで使えるキャッシュレス決済イオンペイについて解説しました。よくイオン系列の店舗を利用していて、すでにイオンカードをお持ちの方でしたら、カードを登録するだけでイオンペイを利用できます。ポイントを二重取りできないので利用するメリットが薄いようにも感じますが、イオンペイの利用でポイントアップの特典が付くキャンペーンなどが随時開催されていますし、イオンカード本体がなくてもスマホがあれば決済できるので、登録しておくことをおすすめします。

オトナライフ編集部
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