TポイントとVポイントが24年春に統合 – 利用者のポイント活用シーン拡大なるか

カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と三井住友フィナンシャルグループ(グループを総称してSMBCグループ)が新たな「Vポイント」を発表した。CCC系列の「Tポイント」は姿を消し、三井住友系列の「Vポイント」へ統合される。2024年春をめどに提供を開始する。

TポイントとVポイントが統合して新名称は「Vポイント」に ロゴカラーは青と黄色

新しい「Vポイント」

使いやすく自由で安心で特定の経済圏に縛られない、「みんなが使えるポイント」を目指している(画像は「CCCMKホールディングス株式会社」プレスリリースより引用)

さまざまなシーンで、さまざまなポイントがためられることは便利なのだが、いろいろなポイントカードやアプリがあって管理しきれていないといった人も多いのではないだろうか。だから、今回の統合はそのようなユーザー側としてはありがたい。2024年春をめどに提供を開始する新たな「Vポイント」が発表された。カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)と三井住友フィナンシャルグループ(グループを総称してSMBCグループ)がそれぞれの「Tポイント」と「Vポイント」を統合させる。

Tポイントはサービス開始から今年で20年で、日本で最初の共通ポイントとして約1.3億(有効ID数)のユーザーを持つ。また、VポイントはVisa加盟店で決済ができ、つまり国内で750万店舗、世界で1億店舗で使えるという、それぞれのユーザー数と対象店舗数という両者の強みを合わせることに成功した。

三井住友系列の金融機関や、世界中のVisa加盟店など圧倒的にポイントが得られるシーンが広がる

Tポイントアプリ

既存のVポイントアプリと同様、貯まったポイントを世界のVisa加盟店で支払える決済機能を、Tポイントアプリに搭載予定(画像は「CCCMKホールディングス株式会社」プレスリリースより引用)

ポイントのロゴは、Tポイントの青と黄色の2色を「V」のデザインに変更したものとなった。既存のTポイントもVポイントもこれまで通りポイントサービスを使えるので安心してほしい。新たなVポイントでは、全国約15万店のTポイント提携先でカードを提示して買い物するとポイントがためられるし、Visa加盟店で三井住友カードのクレカや、Oliveフレキシブルペイを利用したりしてもポイントが得られる。

もちろん、三井住友銀行、SMBC日興証券、SMBCコンシューマーファイナンス、SBI証券などを利用しても同様だ。たまったVポイントは1ポイント=1円分というのもわかりやすく、前出の金融機関やTポイント提携先、Visa加盟店で利用でき、Visaトランジットでバスや電車に乗る際にも利用できるなど非常に使いやすい。

20年前からあったTポイント。筆者にとってはツタヤでCDやビデオをレンタルする時にTポイントカードを提示していた思い出が強く残っている。認知度が高いTポイントという名称は来春消滅してしまうわけだが、CCCの増田会長兼CEOは「名前にこだわりはあまりない。」と言う。「いつも見ているのはお客さんで、価値を表す名前を選んだ」とのこと。

利用者側の価値を考えているという姿勢が他社を刺激して、ポイント業界のスリム化を促してくれることを願う。

出典元:【CCCMKホールディングス株式会社 / PR TIMES

オトナライフ編集部
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