令和の「たまごっち」新作はWi-Fiを搭載してメタバースも登場!

1990年代に一世を風靡した「たまごっち」。実は、秘かに新作が出ていたことはご存じだろうか。初登場から27年目の2023年7月15日、新作の「Tamagotchi Uni」(たまごっちユニ)が世界同時発売される。今作の最大の特長は、Wi-Fi通信機能が搭載され、”メタバース”が登場することだ。今回は時代とともに進化するおもちゃ、たまごっちの世界をひも解いていきたい。

そもそも「たまごっち」とは?どう進化しているのか?

たまごっちユニ

ポップな色合いが目を引くたまごっちユニ。「Uni」は「Unique」「Unite」「Universal」の3つをあらわしている(画像は「Amazon Web Services ブログ」より引用)

たまごっちは、1996年11月にバンダイより発売された携帯型ゲーム。ターゲット層の女子高生だけでなく、広い世代に人気となり、社会現象を巻き起こした。「たまごっち」と呼ばれるキャラクターのお世話をしたりミニゲームで遊んだりして、さまざまな種類のたまごっちに進化させていく、育成ゲームの元祖だ。お世話を怠ると死んでしまったり、家出をしてしまったりと、シビアな判定でも話題に。

ブームは下火になったが、2000年代以降もコンスタントに新作が発売され、子どもたちの定番のおもちゃとして根強い人気だ。赤外線通信機能が搭載され、画面がカラーになったり、タッチパネルになったりと、時代に合わせて進化している。

たまごっちユニのTamaverse

(画像は「Tamagotchi Uni」公式サイトより転載)

最新作のたまごっちユニは、これまでのシリーズと同じく、たまごっちの育成がメインになるが、なんといっても一番進化したのが、Wi-Fiの搭載だ。直接クラウドにつながり、ゲーム内のメタバースである「Tamaverse」(たまバース)で、世界中のユーザーが育てたたまごっちに出会える機能が登場する。たまバース内では世界同時イベントが開催され、本物のメタバースさながら。さらに、アイテムなどの配信コンテンツも受け取ることが可能になり、購入後も長期間あきることなく楽しめそうだ。

安心して遊ぶ仕組みも…たまごっちIoT化の裏にはアマゾンあり!

たまごっちユニのシステム構成図

AWS日本法人が自社サイトの記事内で公開した、たまごっちユニのシステム構成図。サービスの迅速な立ち上げのため、 AWS IoT をフル活用したサーバーレスに(画像は「Amazon Web Services ブログ」より引用)

たまごっちユニが接続するのは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)のクラウドサービスで、新作発表時にAWSとバンダイがタッグを組んだことが公表された。AWSの持つIoT技術をフル活用し、サーバーレス化を実現。安全で信頼性、安定感の高い通信が可能になった。

また、メタバースというと「見知らぬ世界中のユーザーと交流するのでは?」と、子どもがネット上での交流で危険にさらされないか心配する親も多いだろう。しかし、たまごっちユニは、たまバースへ来て登録されたたまごっちと疑似的に出会う仕組みで、ユーザー同士が直接交流することはない。バンダイは「お子さまが世界中の方とつながりながら遊びの世界を広げ、その姿を親御さまが安心して見守ることのできる、新たなたまごっちを世界に送り出します」として、ネット上のトラブルへの配慮もじゅうぶんだ。

たまごっちユニはパープルとピンクの2色展開、価格は各8250円(税込み)。日本をはじめ、北米や欧州など全35の国と地域で世界同時発売する。おもちゃにしては高めの値段だが、青春時代を懐かしみながら最新の技術を楽しめるのなら、手に取ってみてもいいだろう。

引用元:【Tamagotchi Uni
引用元:【Amazon Web Services ブログ
参照元:【バンダイ

※サムネイル画像は(Image:​「Amazon Web Services ブログ」より引用)

オトナライフ編集部
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