近年、ドラマやSNSの影響で“イケおじ”が多くの女性から人気を集めている。イケおじとは「イケてるおじさん」を略した言葉で、主に大人の魅力を備えたミドルエイジの男性を指しているが、具体的にどのような男性をイケおじと呼ぶのだろうか。
「おじさん」扱いは41歳から
株式会社バチェラーデートは男女1,054名を対象に“令和版イケおじ”についてアンケートを実施した。まず、そもそも何歳から「おじさん」扱いになるのだろうか。「おじさんは何歳からだと思いますか」という質問の平均回答は41歳であった。なお、女性回答では平均が41.9歳、男性回答では40.9歳と、わずかではあるが男性の方が「おじさん」と認識する年齢が若いようだ。
続いて、本題の「イケおじ」の定義についての質問。女性回答者に「イケおじと聞いてイメージするものはどれですか」と聞いたところ、全21項目ある要素のなかで最も多かったのが「清潔感がある」という回答。「髪形や服装を気にしている」「加齢臭がしないように対策している」など、見た目や体臭に気を遣っている人は、イケおじ認定されやすいようだ。
第2位の「センスがいい」もトップに並ぶ回答率。ファッションや店選びなどセンスはもちろん、最新のデバイスを使いこなす様子やさりげない気遣いなど、普段の立ち振る舞いのおいてもセンスのよさを感じる人が多い。第3位は「スタイルが良い」。しっかりと体形を管理し、背筋を伸ばして爽やかに歩く姿に、魅力を感じやすいのだろう。
男性が考えている以上に、女性は内面的な魅力を重視
イケおじの要素についての回答を世代別に注目すると、Z世代(18~26歳)とY世代(35~45歳)で求めているものに異なる傾向が見られた。Z世代の女性はY世代よりも「高学歴」「高級な車や時計」「清潔感」などの外見やスペックについての項目が高い。一方、Y世代の女性は「優しい」「おもしろい」「知的」など、内面を比較的重視していることがわかった。若い女性にとっては目上の人に対する期待値が高く、年齢に見合ったスペックを魅力的に感じ、年齢が近くなると内面的な魅力を求める傾向にあるのかもしれない。
イケおじのイメージについて男女差を見ると、回答率の違いが顕著に表れたのは「優しい」や「清潔感」「誠実」という回答。いずれも男性よりも女性の方が14%以上回答率が高く、男性の考える“イケおじ像”よりも、女性は性格や気遣いといった内面を重視していることがわかった。
今回の調査で、バチェラーデートは「清潔感とセンスがあり、スタイルのよい男性」が令和のイケおじの定義とした。経済力などのスペックを高めることは難しいが、清潔感やセンスなどは、体臭や服装などを意識することで向上できるだろう。また、男性が考えている以上に女性は内面に魅力を感じやすいこともわかったので、日常における振る舞いや気遣いを見直し、相手を思いやるように心がけることでイケおじに近づけるかもしれない。
出典元:【株式会社バチェラーデート / PR TIMES】