2023年6月現在、大手銀行の預金金利は0.001%とも言われています。一方で「ネット銀行」の預金金利は高く、中には0.30%以上の金利がつくものも。大手銀行の金利の100倍以上に相当します。

ネット銀行の選び方のポイントは、自分の利用目的に合った銀行を選ぶこと。例えば、定期預金の金利が高い銀行を探している方は、SBIネット銀行やソニー銀行がおすすめです。また、手数料の安い銀行を探している方は、楽天銀行や住信SBIネット銀行がおすすめです
本記事では、2023年最新のおすすめネット銀行ランキングを、金利や手数料、サービスなどを比較した上で「BEST10」をランキング形式でご紹介します。ネット銀行を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
預金の金利がもっとも高いネット銀行は?
ネット銀行の魅力のひとつに、預金の金利が高いことが挙げられます。通常の銀行では、普通預金や定期預金の金利はほとんど0%に近い状態ですが、ネット銀行では、0.1%以上の金利を提供しているところが多くあります。
そこで、2023年6月21日現在の1年定期の金利を中心に、金利が高いネット銀行をランキングしました。各銀行の詳細は後述しますが、まず「ランキングを知りたい」方はぜひチェックしてください。なお画像はクリックすると、拡大可能です。

2023年6月21日現在、1年定期の金利を比較したところ最も高かったのが「東京スター銀行」の0.35%。新規口座開設時にWEB口座から申込むと適用されます。次いで高かったのが「SBJ新生銀行」の0.3%、「商工組合中央金庫(商工中金)/商工中金ダイレクト」の0.22%。いずれも新規口座開設者限定です。金利だけを見ると「SBJ新生銀行」の5年定期(インターネット限定)が0.4%と最も金利が高いです。なお今回は「ネット銀行」を集計しているため、一部の地方銀行などではより高金利の定期預金を提供しているケースがあります。しかし今回はランキングの集計対象外としてそれらはカウントしていません
ネット銀行のメリットとデメリット
この記事をお読みの方には、ゆうちょ銀行など一般的な銀行から「ネット銀行」への乗り換えを検討しているケースも多いのでは。そこでまず事前知識として、ネット銀行のメリットとデメリットを紹介します。
なぜネット銀行はおすすめ?その理由とメリット
ネット銀行は、銀行口座開設や各手続きまで、インターネットバンキングを利用してネット上で完結できることがメリットの一つ。また普通預金金利や定期預金金利が高く、住宅ローン金利などが低い傾向にあることも大きな利点です。
加えて、提携ATM数も一般の銀行と比べて遜色ないレベルに増えてきており、なおかつ振込手数料の割引サービスが用意されていることも多くなっています。
注意点!ネット銀行のデメリットとその対策
ネット銀行のデメリットは、実店舗がないため、担当者と対面で相談できないことです。また、ネット銀行は手軽に自分でアクセスできる分、セキュリティ面に十分注意しなければなりません。
ネット銀行選びの比較基準
ランキングの紹介に当たり、ネット銀行の比較基準も紹介します。まず基本的にネット銀行選びでは「普通預金向け」か「貯金向け」かを念頭に置き、口座を選ぶとよいでしょう。どちらの用途であっても「金利」は重要な要素で、「金利」のみを重視するならば今回紹介する1位の銀行を選べば問題ないです。とはいえ、特に「普通預金向け」であれば、提携ATMの数や手数料も重要です。
金利
銀行の金利は、高いことに越したことはありません。

一般的な銀行の金利は0.001%ほどしかありませんが、前述したように1年定期で0.3%を超える金利がつくものもあり契約年数が長くなるほど金利が高くります「あおぞら銀行BANK支店」、「auじぶん銀行」などは普通預金の通常金利で0.2%と高い金利がつくのが特長です。条件を達成すれば、さらに高金利が期待できることもあります
普段使いに適しているか:提携ATM数及び手数料
たとえ金利が高い銀行であっても、提携ATMが少なく気軽に預金を引き出すことができない場合や手数料が高い場合は、普段使う口座としては不便。「金利が高い銀行」を使いつつ、普段使いも重視したい場合、この2つの要素のバランスが取れた銀行を選ぶか「貯金用口座」「普段使い用口座」と使い分けると良いでしょう。