UQモバイルは、auを運営するKDDIグループのUQコミュニケーションズ株式会社が運営している格安SIM(MVNO)サービスです。
(画像引用元:UQモバイル公式サイト)
auのサブブランドなので、auから乗り換えることを検討中の方も多いのではないでしょうか。しかし乗り換えるにあたって、どのようなデメリットがあるのか気になりますよね。

UQモバイルへ乗り換えるにあたって主なデメリットは「auメールが有料」「家族間の無料通話がない」など。しかしこれらのデメリットは、どの格安SIMサービスに乗り換える際もほぼ同様。よほど受け入れられないデメリットで無い限り、乗り換えを前向きに検討する価値はあります

乗り換え手数料がかからず月額料金が安くなるのがやはりauからUQモバイルへの乗り換えのメリット。ちなみにauからUQモバイルに乗り換えるだけで、プランによっては4,000円ほど安くなる場合も。MNP予約番号なども不要で乗り換えできるので手続きも簡単です
今回はauからUQモバイルへの乗り換えた際のデメリットや、乗り換えの手続き方法を図解で解説します。YES/NOで答えるだけで、どちらを選ぶべきかすぐ分かるのでぜひ参考にしてくださいね。
「au」と「UQモバイル」は結局何が違うの?
UQモバイルはauの親会社であるKDDIが運営する会社。auのサブブランドとして展開されています。
より細かく違いを見ていくと、たとえば回線速度は平均するとUQモバイルの方が高速(参考:みんなのネット回線速度)。一方でUQモバイルには家族間無料通話が無く、auには家族割があることから「家族単位」ではauがお得になるといった違いがあります。
【図解で分かる】「au」と「UQモバイル」はどっちを選ぶべき?
auとUQモバイルの違いは多岐に渡ります。そのため今回は記事作成にあたり、YES/NOで答えるだけで「auとUQモバイル、どちらを選ぶべきか」が分かるチャートを作成しました。
以下のチャートで「auを選択」という結果になったにも関わらず、UQモバイルに乗り換えてしまうと「乗り換えを後悔する」ことが増えるかもしれません。

もしもお使いのスマホでこの画像が小さい場合、タップすれば拡大表示可能です。たとえば平均速度を重視せず、家族割を重視する場合、家族間通話料が無料といった割引が充実しているauを選択すべきでしょう。一方でオンラインショップのキャンペーンを重視する場合、au PAY残高の還元キャンペーンや機種代金の割引、Amazonプライムの3か月付帯といった特典が充実しているUQモバイルに勢いが感じられます。ただし、auからの乗りかえの場合、キャンペーンの対象外となってしまうケースも。これについては後ほど解説します。このように1つ1つ答えていくと、auとUQモバイル、どちらが自分に向いているかが分かります
なおauとUQモバイルのより詳細な比較や違いは、記事の後半で一覧でまとめてご紹介します。
auからUQモバイルに乗り換えた際に後悔しがちな主な理由
「auからUQモバイルに乗り換えて後悔した」といった場合によく聞かれる理由をご紹介します。
auからのメールアドレス引継ぎは有料
auからUQモバイルへ移行後もauメールアドレス(@ezweb.ne.jp/@au.com)を利用したい場合は、有料になります。

UQモバイルへ移行後、31日以内に「auメール持ち運び」サービスに申し込めば、auメールアドレス(@ezweb.ne.jp/@au.com)をスマートフォンなどで継続して利用可能。 ただし月額330円の利用料金がかかります。ちなみに@uqmobile.jpのメールアドレスを利用する場合の月額料金は220円です(画像はUQモバイル公式サイトより引用)
無制限プラン・大容量プランがない
UQモバイルではauの「使い放題MAX」に当たる大容量プランがなく、契約できるプランの最大データ容量は20GBとなっています。
UQモバイルの料金プランは以下の3プランのみです。
プラン名 | 月額基本料金(税込) |
トクトクプラン(~15GB) | 3,465円 |
コミコミプラン(~20GB) | 3,278円 |
ミニミニプラン(~4GB) | 2,365円 |

一例ですがYouTubeで標準画質の動画を毎日1時間視聴した場合、月間の通信量は約18GB。他にもたとえばスマホゲームをプレイする際、まずゲームをダウンロードします。スマホゲームの容量は非常に大きく、たとえばFate/Grand Orderは10GB以上かかります。主な用途がYouTubeなどの動画視聴やゲームの場合、UQモバイルの上限である20GBでは足りない可能性があるので注意
(画像引用元:Fate/Grand Order公式サイト)
家族間の無料通話がない
auには家族でau携帯電話を利用すると、家族間の国内通話料・SMS送信料が24時間無料になる「家族割」がありますが、UQモバイルは同様のサービスを提供していません。
最新iPhoneをキャリアで分割購入できない
auでは最新のiPhoneを購入できますが、UQモバイルでは最新のiPhoneは販売していません。購入できるのは一世代前のiPhoneから。もちろん、auでは可能だった最新iPhoneの分割購入もできません。なお、アップルストア等でSIMフリー端末を購入し利用することは可能です。
データ専用プランがない
UQモバイルではデータ通信専用プランの提供がありません。通話機能ありのSIMカードのみ契約可能なので、タブレット等に利用したい場合は適していません。
auからUQモバイルへの乗り換えは「キャンペーン対象外」になることも多い
auからの乗り換えについては、同じKDDIからの番号移行扱いとなるため、au PAYの還元キャンペーンは適用されないので注意。新規契約や他社からの乗り換えの場合、au PAY残高還元が3000円~1万円前後行われていることが多いので少し残念です。
なお、auからUQモバイルへ乗り換え、SIMのみの契約をした場合に適用されるキャンペーンは、以下の通りです。
増量オプションⅡ 無料キャンペーン
基本データ容量の増量オプションⅡ「月額550円(税込)」が最大7カ月間無料
60歳以上通話割
通話かけ放題が永年1,100円割引「月額オプション料金1,980円が880円(税込)」に
メールサービス「月額220円(税込)」が無料
Apple Music割引
UQ mobile・auから加入でApple Music「月額980円(税込)」が6カ月間無料
YouTube Premium3カ月無料
UQ mobile・auから加入でYouTube Premium(月額1,080円)が3カ月間無料
Amazonプライム3カ月無料
「トクトクプラン」または「コミコミプラン」への加入&専用サイトでの申し込みでAmazonプライムが3カ月無料