Amazonレビューの詳細な分析で何がダメなのか確認してみよう!
今回、筆者がチョイスした商品は528の評価があり、星は「4.2」でした。
しかし、ReviewMetaで不自然なレビューを削除して再評価したところ、不正ではない有効なレビューはわずか106しかなく、星は「1.0」と判定されました。このような商品は買わないほうがいいでしょう。
ただし、ReviewMetaではなぜこのような評価に調整したのか、その理由を知ることができるのが素晴らしいところ。
画面を下にスクロールしていくと、「レポートカード(Report Card)」があります。ここで、赤い「失敗(FAIL)」や、黄色の「警告(WARN)」の数が多いと、不正レビューされている可能性が高いことが分かります。
なお、緑色の「合格(PASS)」となっている部分は問題がないので、今回は「評価の傾向(Rating Trend)」や「未確認の購入(Unverified Purchases)」「重複するレビュー履歴(Overlapping Revier History)」「削除されたレビュー(Deleted Reviews)」などには、あまり不正がなかったことになります。
レポートカード(Report Card)の見方

赤い「失敗(FAIL)」や黄色の「警告(WARN)」の項目が多いと、不正レビューされている可能性が高いことになります。右側の緑色は問題のない項目になります(画像はReviewMeta公式サイトより転載)
また、ReviewMetaでは「最も信頼できるレビュー(Most Trusted Reviews)」と「最も信頼性の低いレビュー(Least Trusted Reviews)」をピックアップしてくれます。
この判定は、「認証された購入者(Verified Purchaser)」「過剰に表現された単語数(Overrepresented word count)」「一発屋(One-Hit Wonder)」「批評家レビューアー(Critical Reviewer)」などから判断しているようです。
「最も信頼できるレビュー」と「最も信頼性の低いレビュー」の見方
「疑わしいレビュアー」の見方

「疑わしいレビュアー(Suspicious Reviewers)」が80%あります。これは、この商品しか評価していない(一発屋)ユーザーが全体の80%もあることを示していますので、かなり怪しいと言えるでしょう(画像はReviewMeta公式サイトより転載)
「単語数の比較」の見方

「単語数の比較(Word Count Comparison)」は、0~15種類の特定の単語が使用されていることを示しています。しかも、90%が過剰に表現された単語となっており、不自然に良い評価をしていることを示しています(画像はReviewMeta公式サイトより転載)
その他の重要項目の見方

「評価傾向(Rating Trend)」は、特定の日にレビューが集中して書かれていないかをチェック。この割合が高いとヤラセレビューが多いと判断されます。その下の「未確認の購入(Unverified Purchases)」は商品を買っていない人のレビュー数です。ここの割合が高い場合も要注意です(画像はReviewMeta公式サイトより転載)
まとめ
いかがでしょうか? Amazonでは個人が出品している商品も多く、どうしても、ヤラセのレビューに騙されて不良品を掴まされることがあります。
しかし、今回紹介した「ReviewMeta」で事前にチェックしておけば、そのような怪しいレビューに騙される確率も下がるでしょう。
もちろん、Amazonでは日本では入手しにくいような珍しい商品が手軽に買えるのが大きなメリットです。
筆者も仕事柄、よく怪しい中華製品を購入しており、不良品を掴まされた経験が何度もありますが、激安な中華製品は検品を省くことで価格を安くしているので、どうしても不良品に当たる確率は日本製品より高くなるのです。
もし、Amazonのマーケットプレイスで不良品が送られてきたら、慌ててAmazonで返品処理する前に、まずは出品者に連絡してみましょう。
筆者の経験では、すぐに代替え製品を送ってくれた良心的な出品者がほとんどでした。