シャオミの折りたたみスマホ「Xiaomi MIX Fold 3」が話題 – 注目すべき2つの進化は

「折りたたみスマホ」の当たり年と言われている2023年。折りたたみスマホをけん引してきた、SAMSUNGの他にGoogleも2023年7月23日に「Google Pixel Fold」を発売し、注目を集めている。そのようななか、2023年8月14日、中国のスマホ・家電ブランド「Xiaomi」が新型折りたたみスマホ「Xiaomi MIX Fold 3」を発表した。今回はXiaomi MIX Fold 3の注目すべき2つの進化についてまとめた。

「薄くて軽い、そして丈夫」ヒンジ部分にかなりの工夫

折りたたみスマホとしては、オーソドックスで使いやすいサイズとなっている

価格は8999人民元(約18万円)からで、カラーはブラックとゴールドの2色展開。内側のメインディスプレイは約8.025型、外側のサブディスプレイは約6.56型となっている。チップは「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2」を搭載し、ストレスのない処理速度が期待できそうだ。また、バッテリーは4800mAhで、前機種のXiaomi MIX Fold 2に比べて52%改善され、有線で最大67W、無線でも最大50Wの急速充電をサポートしている。

注目すべき点のひとつ目は、重さと薄さだろう。重さは255g、厚さ10.86mm、開くとわずか5.26mmと薄くて軽い。これは、SAMSUNGの最新型折りたたみスマホ「Galaxy Z Fold5」と重さはほぼ同じで、厚みはXiaomi MIX Fold 3の方が薄い。

折りたたみ部分のヒンジが「水滴型」と呼ばれる2つ折りから、3つ折りの仕様に変更され、可動部分が14カ所、構成部品は198個と前機種から3倍以上に増えた。それがより薄型に進化できた要因のひとつでもあるとのことだ。

50万回の折り畳みに耐えられるとされているヒンジは、丈夫で薄型をコンセプトに開発したことがよくわかる

さらに、ヒンジ部分の主な部品は超高度スチール製で、耐久性に優れたカーボンセラミック鋼製の回転機構との組み合わせが、よりディスプレイを落下による破損リスクの軽減に成功。製品発表の会見でも「薄くて丈夫」であることへの熱のこもった説明に、Xiaomi側の自身を感じた。

ライカ監修の4眼カメラは、スマホ撮影の可能性をひろげる

ライカとのコラボについての概要が、Xの投稿にてまとめられている

次に注目したい部分が、フラッグシップに遜色のないカメラだ。アウトカメラはライカの監修を受けた焦点距離15mmの「超広角」、23mmの「メイン」、26mmの「広角」、75mmから115mmまでをカバーできる「望遠」の4眼を備えている。とくに5000万画素のメインカメラは、より正確で鮮明な色合いで撮影できるガラスレンズが導入され、プロの撮影にも適したレベルとのことだ。

超広角から望遠までの4眼があることにより、0.6倍から5倍までのフォーカスに対応できるため、構図の幅の自由度も大きくなった。また、望遠レンズでのスーパーマクロ撮影も可能で、スマホカメラ撮影の可能性を広げるのに一役買いそうな機種の登場に期待が高まる。また、全機種にはなかったインカメラも搭載され、セルフィ―やオンライン会議など、より使い勝手がよくなった。

残念ながら、現時点では中国国内市場のみの販売で、日本での発売予定は未定。もし、日本に上陸したら、GalaxyやGoolgle Pxelなどの人気折りたたみスマホにも負けない人気機種になる可能性も高い。

引用元:【Xiaomi

※サムネイル画像は(Image:「Xiaomi(@Xiaomi)」Xより引用)

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